初めて自分の家と他人の家が違う、と意識した時

工学系の学生です。

学術論文と国際会議プロシーディングについて質問があります。

いろんな大学教員の方の研究業績を見ると、
学術論文の数より、国際会議プロシーディングの数が多い人がほとんどでした。
(例えば、学術論文数:プロシーディング数=1:3など)

(大学によると思いますが、)一般には、学術論文(特に英文ジャーナル)の方が
国際会議プロシーディングより、業績の価値が高いと思うのですが、
(もちろん、論文は同じ一報でもIFによって価値が全く異なることも承知してはいますが)

そうすると、特にステップアップのために多くの業績が必要な、助教、准教授などは
プロシーディングより学術論文の方をバンバン数多く出してそうなイメージがしたのですが、
実際は、上記のようにそうではありませんでした。

これはなぜなのでしょうか?

もしかして実は国際会議プロシーディングと学術論文に、業績価値としての差は
あまり無いからなのでしょうか?
(もしそうならば、プロシーディングは査読期間が短く一回の審査だけで採否が決まるので、
プロシーディングを数多く出そうとするのが理解できるのですが。。。)

ほとんどの研究者が、学術論文数よりプロシーデング数の方が多い一番の理由は何なのでしょうか?

A 回答 (3件)

個々の学会によって違うでしょうが、国際会議のプロシーディングでは、オリジナリティが求められないことが多いと存じます。


プロシーディングの数が多いのは、ほぼ同じ内容を発表しているからでしょう。
業績を論文などの数で表すという風潮には合点がゆきませんが、
それはともかくとして、
会議のプロシーディングの価値は、“無いよりはあった方がまし”という程度だと思います。
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この回答へのお礼

ご回答いただき、ありがとうございます。

オリジナリティの面においても、国際会議プロシーより学術論文の方が価値が高いのですね。勉強になりました。

お礼日時:2011/03/06 23:58

学会によっては自分の学会が主催した国際学会の長文のプロシーディングス(査読つき)をまとめて学会誌の中の1冊として発行してしまうところもあるので、結構さまざまです。


その辺はM2ぐらいになると分かります。
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この回答へのお礼

ご回答頂きありがとうございます。

お礼日時:2011/03/08 12:42

ご質問者の言われる業績の価値というのは,


見かけの人事評価に使われる数字のようなものですか?

多くの先生方は,
意図して,プロシーディングスに力を注いでいるわけでなく,
学会発表を2~3回やったら,1本にまとめるというサイクルじゃないかなと思います.
人事評価を得ようという目的ではなく,研究そのものを目的としているからこそ,
当然の結果と思います.

それから,院生の育成の場として学会発表は重要ですし,
企業と共同研究していると,年度単位で成果を出さないといけないので,
実験系の分野のように,論文を量産できる場合以外は,
査読付きプロシーディングスで出しておいて,成果にカウントするということが
行われることもあります.
そういう意味でも,キチンと研究しているからこそ,そのような比率になるのでは.

業績の価値?としては,よほど厳しい学会の発表以外は,
キチンとしたジャーナルの方が人事評価としては価値があります.
ご指摘のとおりです.
また,日本ではインパクト・ファクターまで評価する人事はあまり見ませんね.
ですから,人事優先の方は,通りやすい第3国のジャーナルとか
せっせと投稿している人もいます.

やはり,研究の価値というのは,社会に貢献できてなんぼだと思います.
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この回答へのお礼

早速ご回答いただきありがとうございます。

>ご質問者の言われる業績の価値というのは,
>見かけの人事評価に使われる数字のようなものですか?

はい、その通りです。

>人事評価を得ようという目的ではなく,研究そのものを目的と
>しているからこそ,当然の結果と思います.

特に、ポスドクの方はみんな、アカポスに就くために、(国際会議の為の時間を割いてでも)人事評価の高い学術論文の方を、精力的に出そうとしているのかなぁと思っていたのですが、そうでは無いみたいですね。
それぞれのやり方があるんですね。

お礼日時:2011/03/06 23:55

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