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変圧器について教えてください
変圧器の定格電圧について分からないのですが定格電圧とは、
負荷を繋いだ時に変圧器の二次側から出ている端子に現れる電圧ではないのでしょうか。

http://www.jikkyo.co.jp/kakomon/denken3_kakomon/ …

この問題の図面の「定格二次電圧」は変圧器のインピーダンスの手前にあります。
これではインピーダンスの電圧降下した後の電圧が負荷に供給されてしまいませんか?
参考書には定格二次電圧はインピーダンスより後に書いてありますが…


また、参考書のように定格二次電圧が負荷に供給される電圧だとすると定格電圧+インピーダンス電圧降下分の電圧が二次巻線に現れるという事でしょうか。
しかしそうなると変圧器の容量(巻線の電圧×定格電流)が違ってきてしまうか定格電略が違ってきてしまうような。

「変圧器について教えてください 変圧器の定」の質問画像

A 回答 (2件)

> 参考書の図面が合っていてこの問題の図面の「定格二次電圧」はおかしいということでしょうか


「定格」という言葉にだまされないように。
文章をよく読んでリアクタンスによる電圧降下を引いた電圧(添付図のαV2)を意味しているのか、降下する前の電圧(E1)を指しているのかを理解することです。それがわかっていれば騙されることはありません。ともかく言葉に騙されないように気をつけましょう。

このような誤解を防ぐため現場では「無負荷電圧」とか、「定格負荷電圧」と言います。前者はE1のこと、後者は定格負荷時のαV2です。
変圧器の理論ではE1が基準ですから本の著者によってはこれを定格電圧と言っているのかもしれません。ご存知のようにE1は変圧器の巻数で決まります。
ともかくどんな言葉であっても「どこと どこの間の 電圧」なのかを把握しておくことが大事です。
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この回答へのお礼

丁寧にどうもありがとうございました。教えていただいた定格二次電圧=負荷に加わる電圧をしっかり頭にいれ、図面をきちんと見て間違えないように気を付けます。
現場の事まで教えていただきありがとうございました。やっぱり間違えやすいですよね。
どうもありがとうございました!

お礼日時:2016/08/14 14:46

一般の変圧器では定格二次電圧は定格負荷を加えた時の電圧です。

つまり無負荷の時は定格電圧よりやや高い電圧が出ます。
どの程度高いかというと10VA程度の小型変圧器では10~20%程度、1KVA程度で2~3%程度です。通称「巻上げ」と言っています。巻上げ量が巻数の1ターンに満たない場合は一次側の巻数を変えて調整します。
巻上げ量は電圧変動率と考えて差し支えありません。小型の変圧器では20%も巻き上げることがあるため軽負荷で使うとびっくりするほど高い電圧を出すことがあります。
また電力的には1KVAの変圧器で二次側から1KVAを取り出すと一次側には約1030VA供給することになります。差の電力はほぼすべてが熱になります。
通常は僅かな値ということで無視しますが、小容量の変圧器では20%あるいはそれ以上の差になり無視できないこともあります。

少々余談ですが、PTという電圧測定に使うトランスがありますね。これは巻上げをしてありません。二次側は無負荷で使うのでこれでよいのです。すなわち電圧比と巻数比は同じです。
電流測定には変流器(CT)という筒状のトランスを使います。二次側は1~5%程度の巻下げをせねばならないのですがその巻下げ数は通常1ターン以下です。そこで鉄心に穴をあけ、巻線はその穴を通して1ターン以下の巻数を実現しています。
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この回答へのお礼

詳しく説明していただきどうもありがとうございます。
となりますと、リアクタンスによる電圧降下を引いた電圧が端子電圧=定格二次電圧ということですよね。

参考書の図面が合っていてこの問題の図面の「定格二次電圧」はおかしいということでしょうか
(定格二次電圧-電圧降下)が端子電圧になってしまうから

お礼日時:2016/08/14 13:55

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