医療社会においての高齢化問題

現在、年金問題なので高齢化の問題がよく取り上げられています。年金問題は社会問題であります。そうではなく、医療社会という範囲において高齢化は何が問題なのでしょうか？

No.1 ベストアンサー 回答者： doremi1234 回答日時： 2004/07/24 18:44

端的にいうと、医療費総額の上昇と、それに伴う健康保険システムの危機が起こるという問題があります。

医学の進歩は、高齢化社会の原因の一つですが、
医療の領域では、慢性疾患の比率拡大をもたらしました。
つまり急性疾患の多くが治療可能となったことで、人々が抱える疾患の大半が慢性病となりました。
慢性疾患は、その名の通り、治療を含む医学的関与（定期的診断や透析などの処置など）が日常化，長期化することとなります。
医学は確かに人々を「健康」にするはずでしたが、実際は、健康よりも病気である期間を多くしてしまいました。
人口が同じでも，人々が医療にかかる期間が拡大すれば、結局，医療費が上昇します。まして、平均寿命の拡大は、この傾向をますます後押しします。

結果として、医療はますます時間と金がかかるものになり、社会の医療化が進展することになります。