医療崩壊って、具体的にどういう展望？

なんとなーく、「今の日本は医療崩壊の道を進んでいる」という雰囲気は分かるのですが・・・。
具体的にどんな事例（＆それに続く未来図）があるでしょうか？思いつくところを教えてください。

No.1 ベストアンサー 回答者： popesyu 回答日時： 2007/02/19 00:15

具体的な事例としては、特に僻地と呼ばれる地域ではまず救急、産科、小児科が毎日のようにどんどん閉鎖されていっています。

また最後まで聖地として残るだろうと思われていた東京などの大都市でも、つい最近あったような奈良の事例のような出来事は頻繁におきています。ニュースになっていないのはたまたま悲劇的な結末を迎えていない、遺族がおとなしかったという幸運が重なっているだけの話です。

具体的に現在進行形でどんなことが起こっているのかということに関しては有名なサイトを幾つか紹介しておきます。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/

今後どうなっていくかについては日本の先例を行っている外国の例がありますので、その後を忠実に追っている日本もほぼ同じ状況になるでしょう。
ニュージーランドの（大失敗の）先例
http://hodanren.doc-net.or.jp/iryoukankei/seisak …
イギリスで病気になってはいけない（イギリスで娘が病気にかかった日本のお医者さんの奮闘記）
http://www.geocities.jp/jgill37jp/dates.html
ラスベガスの医療危機（アメリカの医療保険＝医者の入る保険の高騰と医者の逃亡の事例）
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2002dir/n24 …

家計としては税金は若干減っても民間の保険などに対しての支出が増えるのでさらに苦しくなるでしょう。また医療アクセスが異常に悪化します。緊急手術が必要な大病を患った場合は運が悪かったとして諦めるしかなくなります。待ち時間が3時間診察3分の時代から、手術待ち3年手遅れ死亡の時代です。ただし高額の民間保険に加入できるだけの収入がある人は別です。払えば払うだけそれに比例して最高の医療が受けられます。

医療技術者側の話としては、日本独自の特徴としては、欧米のようにはいかない土壌があります。まず公用語が日本語のため医療技術者は他国や法制度の異なる隣州に気軽に逃亡、出稼ぎができない。そのため軟禁されての奴隷としてこき使われることになります。憲法・法律上の人権は他職業に比べて著しく制限されます（今もそうですが）ので、イギリス以上に医療技術者の士気が非常に下がってしまうでしょう。評判の極端に悪いお役所をさらに悪くしたような状態になるかと思います。

この回答へのお礼

詳しい回答ありがとうございます。イギリスの医療事情についてももっと知ろうと思います。ご紹介いただいたサイトも見てみます。

お礼日時：2007/02/22 20:30

No.4 回答者： darkness71 回答日時： 2007/02/19 18:55

下記のkazuさんの言うとおりですね。

まったくもってそう思います。
回答ではなくごめんなさい。

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。いえいえ、そう言いたくなるお気持ち分かる気がします。そろそろ締め切ろうと思います。

お礼日時：2007/02/22 20:32

No.3 回答者： K-no 回答日時： 2007/02/19 13:03

前のお二人の回答である程度わかったかと思いますが、例えば、「救急でもないのに救急に来る」「救急車をタクシー代わりにする」「風邪ぐらいで病院に来る（薬局で薬買って治療して、それでも治らないなら病院へ。

ただし、この場合もまず小さな開業医を受診して欲しい。大病院は、大きな疾患を治療するために大変なのだから、風邪程度で来ないで欲しい）」という一部の国民の非常識が、多くの医療者を疲弊させ、崩壊へと導いています。もっと良識を持って、このすばらしい日本の医療システムを壊さないように、本当に必要な場合のみ利用するよう、大事にしていって欲しいです。

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。身近な例で分かりやすかったです。そういう人も医療崩壊に貢献しているんですね・・・。

お礼日時：2007/02/22 20:31

No.2 回答者： kazu_kun1203 回答日時： 2007/02/19 02:07

産科や小児科ではすでに崩壊しつつあります。

奈良の一件は記憶に新しいですが、起こるべくして起こった事例ですね。
医師は足りない、助産師も足りない、それでも死ねば訴えられる。逮捕されるそんな時代です。

医療の縮小政策と医療費抑制、それから国民の医療に対する過剰期待、そしてマスコミの偏った報道。全てが原因です。
イギリスを見てればわかりますが、日本と同じような制度をとっていてとっくに崩壊しましたね。
外来で数日放置はあたりまえ。ガンの手術でも数年待ち。そんな状態でした。
あわてた政府は医療費を3倍に上げましたが…。

日本はどうでしょうね？
政府は崩壊して欲しいんじゃないかと思いますよ。で、皆保険止めてアメリカ型に民間の保険を導入して、アメリカなどの外資に食い尽くされると。郵政民営化に騙されて小泉を選んだ挙句、一部負担が上がったりリハが思うように受けられなくなって、医療機関に文句を言う。そんなバカ患者も多いですが、医療崩壊の方向に進むのは国民自らの選択の結果ですかね。

日本の医療費は先進国でもっとも安いんですけど、医療レベル（まんべんなく受けられる医療のレベル）はダントツ世界一です。
その安さを維持しているのが、医療関係者は患者の為に命を削ってでも働けという精神論ですからねぇ。

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。お医者さんに対してはいまだに精神論がはたらいてるんですね・・・時代が違う気がするんですがね。

お礼日時：2007/02/22 20:31