電子書籍の厳選無料作品が豊富!

初心者でもわかるように教えてください。
日経新聞でトランプ相場でのオプションディーラーが損失が大きかったとありました。
①「9日の日経平均が一時1000円以上の下落→クリントンが順当に勝ち、波乱はないとの前提で売り建ての日経平均オプションの16000円のプット(売る)を慌てて買い戻し、損切した」とありましたが、日経平均が下落したのであれば、例えば15000円まで下落したとすれば、16000円で売れば儲けれるのではないですか?なぜ慌てて買い戻しする必要があるのですか?またなぜ損切になるのですか?初心者でもわかるように教えてください。
②「同時に17000円のコール(買う)を売った。わずか2日で17000円まで戻すことはないとの読みだったが、日経平均の急反発で傷口は広がった。」とありました。もし急反発で18000円まで上がれば17000円で買って、18000円で売れば、儲けれるのではないですか?仕組みがわかりません。
基本的なことかもしれませんが、初心者のためわかりません。よろしくご教授お願いします。

A 回答 (2件)

オプションの基本を学ばれたほうがよさそうです。


根本的な理解がされていません。
オプションは権利の売買です。

1.あなたが、16,000円のプット(売る権利)をわたしに売りました。
 あなたは売った時点では、この権利を買った人(わたし)から、オプション料(プレミアム)を得ています。
 その権利を行使するか否かの判断は、あなたには無く、権利を買った私にしかありません。
 権利を売却した人(あなた)は、わたしが行使する(=売りたい)と言えば、絶対に応じる義務があります。 
 わたしは、「相場がどうなっていようと、16,000で売る権利」を持っていますから、
 相場が暴落して、14,000円にブチ下がった時にでも、16,000円であなたに対して売りたいと言えば、
 あなたは絶対に16,000円で買い取る義務が生じます。
 逆に相場が高騰して、18,000円に上がった時には、わたしはわざわざ16,000円で売る権利なんか使う必要はありませんから、
 権利放棄(=オプション料を捨てた)するだけで終わりです。

 このように、プットの売り手は、
 相場が上がっても、利益はオプション料のみ。
 相場が下がったら、下がった分だけ損失が膨らみます。
 
 プットオプションの売り手は「利益限定・損失無限大」となりますので、リスキーなのです。※正確には無限大ではないけど。
 下落が始まったら慌てて、(損失が広がらないように)買い戻して清算したのです。

2.あなたが、17,000円のコール(買う権利)をわたしに売りました。
 あなたは売った時点では、この権利を買った人(わたし)から、オプション料(プレミアム)を得ています。
 その権利を行使するか否かの判断は、あなたには無く、権利を買った私にしかありません。
 権利を売却した人(あなた)は、わたしが行使する(=買いたい)と言えば、絶対に応じる義務があります。 
 わたしは、「相場がどうなっていようと、17,000で買う権利」を持っていますから、
 相場が暴騰して、20,000円にブチ上がった時にでも、17,000円で私があなたから買いたいと言えば、
 あなたは絶対に17,000円で私に売り渡す義務が生じます。
 逆に相場が下落して、15,000円に下がった時には、わたしはわざわざ17,000円で買う権利なんか使う必要はありませんから、
 権利放棄(=オプション料を捨てた)するだけで終わりです。

 このように、コールの売り手は、
 相場が下がっても、利益はオプション料のみ。
 相場が上がったら、上がった分だけ損失が膨らみます。
 
 コールオプションの売り手は「利益限定・損失無限大」となりますので、リスキーなのです。
 上昇が始まったら慌てて、(損失が広がらないように)買い戻して清算したのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

本当に詳しくご説明いただきありがとうございます。大変勉強になりました。

お礼日時:2016/11/12 22:40

「円高/円安」のときに購入し「円安/円高」の時売って数十万を「儲けた/損した」人もいます。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2016/11/12 22:40

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!