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Swap狙いトルコリラ円の為替差損ヘッジ方法

トルコリラ円をLしてSwapを得つつ、
為替差損をヘッジするために、Swapが低い業者でトルコリラ円をSしようと思っています。
他に、トルコリラ円の為替差損をヘッジする方法はありますか?
例えば、オプションのPutをLするのでは無理でしょうか?

ヨーロピアンタイプならいつでも権利行使できるので、
ヘッジになるのでは??と思ったのですが。

レバレッジをかける場合は、
FXとオプションで差金決済できないので、このヘッジは無意味なのでしょうか?

レバレッジ1倍ならできるような気がするのですが、その場合年利を上げることは難しいですよね。

よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

いわゆる”swapのさや取り”とか言われる方法ですよね。

よくFXのアフィリエイトブログなんかで”必勝法”とか書かれてますけど、個人的には全くおすすめしませんよ。

一番の問題はそれをやると元でがたくさん必要な割に利回りがせいぜい年1.5%ぐらいになるのでほとんど儲からないわりに面倒だということです。かつ、あなたはノーリスクと思ってますが、意外とリスクはあります。それならインデックス関連の投資信託とか、比較的動きの戻りやすい高配当な優良企業の株でも買っとけば年2-3%ぐらいなら比較的低リスクでいくとおもいます。

まず、swapは時によって変わってくるし、業者によって3倍になる日とかも微妙に違いますから、完全な両建てによる相殺ができるかどうかというと微妙になることもある。通常マイナスswapのほうがプラスより高めに設定されてることのほうが多いから、その分ふつうのswapよりも業者に手数料払ってるわけで、それを安い業者にしたところで2%がいいところなんです。

次に、両建てのタイミングが難しい、下落を逆指で入れるにしても盛り返す可能性もあるし、トルコリラはスプレッドが広い分手数料分の損は馬鹿にならないからいちいち決算するのは難しい。値幅の変動による利益を完全に捨てるなら同時の両建てでいいかもしれませんが、結構誤解されがちですが値幅による儲けってスプレッドに比べてはるかに効果的なので、この手の保有は値幅で儲かれば10%でも20%でも利確したほうがはるかに得なことが多いです。それをswapで稼ごうとすると何年分かを考えれば単純な話ですから、さっさと利確させて、別の投資にその時間を使えばいいのですから。swapで長期保有で儲けるのは、比較的底値でこれ以上大きく下がらないだろう(ファンダメンタル的に)という場合ににじわじわと稼いで、かつ上がってきたらそれでもおいしいという戦略が一番いいわけなんです。

また、別口座で両建てするわけなので、当然ロスカットに合わないようにすると証拠金が別々で要るのにも関わらずせいぜい3-5倍程度のレバレッジしかかけられませんから一緒です。そのくせ、万一相場が急変でもしたときに一方の業者で値が大きく滑ったら大損するリスクさえあります。今時そこまで滑ることはまれかもしれませんが、それがないとも言えず、そういうリスクを抱えながら長期的に不安定な売買をしたいかと言われると、相場をずっと眺めてられない限り自分はやりたいと思いませんね。トルコなんて大きなテロ1つでガツンと相場が変わるリスクはありますし、今の相場はファンダメンタル的にも底値というには微妙な気もします(円安で多少上がってるようにも見えますが)それなら素直に、損切ラインを決めて上がラなかったら切るといった形でふつうにswapをため込む戦略のほうがはるかにリスク管理できるとおもいませんか?

オプションについては自分は詳しくわかりませんが、せいぜい1日数百円しかもうからない方法でプレミアを払って買うほど得するとも思えませんので赤字になるのではないかと思いますが。Fixing time付近は値幅が大きく変わりますから、それによっても結構なリスクとも言えなくもないですね。

以上のことを踏まえたら、長期戦略として儲かるとも思えないのが自分の考えです。単にswapでリスク国の利回りを狙うというならちょっとレアですがブラジルレアル(IG証券で可能)とかをロスカット入れてやるなんてほうが投機としてはいいかもです。まあ、個人的には別口座で両建てしつつ、かつswapで儲けられるほどの資本があるなら、ドラリピ的なものをかなり保守的に設定しつつやるのが一番利回りがよい気がしますけどね。実際あなたの言ってるようなレンジ相場以下で逆指をいれてリスクヘッジするなんていうやり方がないわけでもないです。しばらくはトランプにもよるでしょうが、ドル円なんかのLで想定レンジを広くとれば押し目買い勢力も強いのでそう大きく下落することもないでしょうしね。基本ある程度放置して勝つ戦略になります。

回し者ではないですのであくまで参考までにHP上げときます。大抵失敗する人は、レンジ幅を狭めすぎたり、損切しすぎたり、頻繁にいろいろいじりすぎて高レバレッジになったりするケースが多いんじゃないかと思いますけどね。
http://loop-ifdone.blog.jp/
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この回答へのお礼

詳細に回答ありがとうございます。

うーん、難しいですね。相場の変動に一喜一憂しないで、資産を増やしていきたいのですが。
それで思いついたのが、Swapの鞘取りです。

他に堅実な投資といえば、S&P500を積み立てるとか、LEAPSとかでしょうか。
小型株に連動するETFの積み立てもいいかもしれないですね、

他に、何か思いつくものはありますか?

お礼日時:2016/12/26 23:19

>相場の変動に一喜一憂しないで、資産を増やしていきたいのですが。


一般的にそういうのに向いてるのが、世界とか先進国のインデックス投資をメインに分散してポートフォリオを組むやり方ですね。元出があるならわざわざチビチビゼロから積み立てにする必要はないですが、リーマンとか中国ショックみたいな落ちがあったときのためにいきなり全額投資せずに、状況を見ながら追加したり、それ以外の時はあとはほったらかし、っていう人も結構いますから。国内の投資信託は報酬が高いから長期を見るならタイミングを見ながらドルに換えつつ米国のETFをかうのがベストでしょうかね。バンガードとかシェアーズあたりはいろいろありますよね。指標系のよいところは、一般的に経済発展し続ければ多かれ少なかれ長期的には上がることが期待できる点に限るでしょう。要するに、”誰がやっても平均レベルで全体が勝つ”という時代の流れにそのまま身を任せる戦略になります。

もっともFXも底値付近で買えばいずれは戻ることが多いですからそういうのを狙って長期保持戦略はありでしょう。swap長期保持を気長にやってる人はやはり豪ドル使いますよね。新興国は今後最安値を更新する可能性が高く、戻りに関して不安なので、swapに向いてるように見えて案外リスキーですからね。今ならドル円でもそれなりにswap高めなのでドル買いでも悪くはないと思いますが。ユーロドル売りとか流通が盛んな通貨であれば変動しても最終的に大きく戻りやすいですから気長にやるならそれもありかと思いますけどね。レバレッジを下げてロスカットを広めにとれば相場に一喜一憂しなくても放置も可能ですよ。いずれにせよ安定を意識するならやっぱり分散かつ現物が基本になると思うので、デリバティブ商品はあまり相性はよくないかもですね。

ちなみに、さや取りに近い方法として、いわゆる昨今問題になってる高速売買なんかもありますけど…そういうのが安定してもうかるなら当然ヘッジファンドが大金叩いてやって儲けますから、個人がまとまった儲けをノーリスクで得るのは非常に難しいですね。ヘッジファンドなんて個人のロスカットを巻き込ませて儲けるなんてあの手この手を使うことは当たり前ですし、場合によってはコンマ0秒以下の伝達速度の差を利用して売買を仕掛けるなんてことを本気でやってる人たちもいるぐらいシビアな世界ですから。さや取りだって当然やってるところもあるでしょう。もっともFX業者がインターバンクに投げるよりも低いスプレッドで提供できてるビジネスモデルをやってるのも、仲介業者自体の儲けのからくりがあるからできることですから、大量の顧客の売買注文をうまくつぶしたりして利確してるわけです(特に日本の業者)。ただし、極悪な業者だったらロスカット注文が全部見えてるわけだから、わざとレートを滑らせてストップロスを巻き込んで業者が得をしてるんではなんていう噂もありますし、それをカンマ数秒以下のレートで遅らせて表示したりしてたとしても人間にはわかりませんし。結局”必勝法の本質”ってのはそういうもんだと思います。

ただ、あなたが誤解してるのは相場の変動に一喜一憂しなくてはいけないのはロスカットラインの問題と、短期の場合は厳密な損切ラインを決めるのが一般的だからであって、長期的に耐えられるんだとすると気にする必要なんてないはずです。逆に言えばドル円80円程度まで耐えられる資金でやるなら下がればむしろ買いますだけで、いずれあがってくるのを気長に待つ戦略となりますよ。この手の長期スタイルでやる場合はとにかく1.流通量の多いペア、株券や投資信託、2. 一度に全額投資しないで、ドルコスト法などをつかって底値を分散させる。3. 使う期限が決まってる投資には向かない(例えば学資保険の代わりなど)あたりに注意すれば、別にリーマンショックだろうが気にすることはないわけで、安くなったら買う。高くなったら売るだけでしょう(まあ、ナンピンですね)。リピートサイクルはそれに近い方法ですね。この場合重要なのは、短期的に上がるか下がるかでなくて、どこまで下がったらやばいのか、ロスカットが追い付かないラインはその通貨ではどの程度かが把握できるか(=つまり想定内のリスクで収まるか)ということのみなんです。仮にドル円が一日で50円も落ちたり、ドル円60円台とか150円以上なんかにあなたが知らぬ間になるような相場になれば、世界経済は持ちませんから、その前に政府が介入しますよ。(実際、円高の時の東日本大震災では介入した。もっとも、その直前の急落はヘッジファンドの投機的な空売りが大半だろうから、結局ヘッジファンドはそういう場面で大儲けするように他人よりも素早く動けるだけの人達なんですよ)

長くなったんですが、そういう意味で言えば長期的投資で有名なバフェットや澤上ファンドの澤上氏あたりの考え方でも勉強したら面白いかもしれませんね。ま、言われて簡単にまねできる程単純じゃないでしょうが。長期投資は決して”運”なんかじゃなくて、”戦略、計画”に過ぎないんだとおもいますから、”運”による”不運”も織り込み済みの計画を建てることですね。

グダグダといいましたが、偉そうに言った自分も元はランド長期保持でswapでこずかい稼ぎなんてやろうと思ったのがFXをやったきっかけですからね(笑)でも、やってくうちにいろいろな仕組みを知り、貴方の考えるような”必勝法”を探し、結局たどり着いたのが必勝ではなくて”リスクをコントロールする”戦略を考えることの大切ということなんです。たとえばハイレバは危険か、といえばそれは長期的にはまず持たないから危険なのであって、たとえばスキャルでハイレバをやること自体の危険性はせいぜい数分とか損切ラインをきっちりやっとけばそんなに危険でもないですから(もちろんやってる最中にスイスショック的なので滑ると大変なことになりますけどね)。長くなったんですが、まあいろいろなやり方を試してみるのはいいと思いますので、まずは少額かデモあたりでやってみて行けそうなら実行したらどうかと思いますね。
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