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『昨年亡くなった母の指輪を見つけた』

この文章中の「昨年亡くなった」が修飾する語は何でしょうか?
「母」に係るのか、「母の指輪」に係るのか、よくわかりません。

何方に係るのか、これが簡単にわかる方法をご教授いただけないでしょうか。
お手数ですが、よろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

「修飾・被修飾」の話について勉強したいのなら、『日本語の作文技術』(本多勝一)を一読することをおすすめします。


「何方に係るのか、これが簡単にわかる方法」などはないことがわかるはずです。へたな文章だと、わからないことがしばしばあります。

 逆に、わかりやすい文にするための工夫はあります。↑の『日本語の作文技術』に細かく書かれていますが、要点だけまとめます。記憶に頼るので、言葉遣いに違いがあるかもしれません。

1)修飾語は被修飾語の直後にもってくる
 これは大原則です。
 今回の例文の場合、「なくなった」のが「母」なら「〈なくなった母の〉指輪」。この場合、漢字で書くなら「亡くなった」でしょう。
 なくなったのが「指輪」なら「〈なくなった〉母の指輪」でしょう。これは「母のなくなった指輪」の語順にすると誤解されません。この場合、漢字で書くなら「無くなった」でしょう。
 漢字を使い分けるのもひとつの方法ですが、漢字を使い分けることができないこともあるでしょう。

2)同じ語にかかる修飾語が複数ある場合
 現実には、同じ語に複数の修飾語がかかる場合があります。
 ↑で、なくなったのが「指輪」の場合は、「指輪」に「なくなった」と「母の」が「指輪」にかかっています。
 こういう場合はどう考えればよいのでしょう。

2)-1 長い修飾語を前に、短い修飾語を後にする
 これが原則です。原則に従うと、「なくなった母の指輪」ということになります。語順のルールではこのとおりですが、これではまぎらわしいということなら、あえて語順のルールを崩して「母のなくなった指輪」にすればよいということです。ほかの考え方もあります。

2)-2 言葉の親和性
 あえて語順を崩さなければならなかったのは、この「言葉の親和性」のせいです。
 ここがめんどーな話で、実は↑の本でもわかりにくい観があります。
 簡単に言うと、「なくなった」が「母」と結びつきやすいということです。
 これが「壊れてしまった母の時計」だと、「壊れてしまった」が「母」を修飾していると思う人はいないでしょう。

 ところが「なくなった」と言うと、後ろに「人」が来るのか「物」が来るのか不明です。簡単に言うと、「人」が来ない表現にすればよいのです。
「なくしたと思っていた母の指輪」 
「なくしたはずの母の指輪」
 ……etc. です。

 対策をまとめます。
・漢字を使い分ける(あまりおすすめできません)
・語順を考える
・誤解されない表現を選ぶ

 このほか、読点を使う方法もあります。
昨年亡くなった母の、指輪を見つけた
昨年無くなった、母の指輪を見つけた
 これはやや強引な手法なので、あまりおすすめできません。
 読点の打ち方はまた別の話になります。
 詳しくは下記をご参照ください。
句読点の打ち方──簡略版
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n140029
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亡くなった、人の死亡。


無くなった、もの、例指輪
指輪を修飾するときは、母は存命中?、少なくともこの文章では母死亡については何も触れていないことになります。
方法なんてありません、日本語の理解力如何です。
昨年無くなった母の指輪が・・・・・、無くなった、指輪。
昨年亡くなった母の指輪が・・・・・、亡くなった、母。
亡くなった指輪、無くなった母、この表現を平気でする人については論外。
模範的、わかりやすい、文章では直前が理想的です、が複数の修飾語があったり、文学作品なんか、では、必ず、ではありません。
都合のよい結論の鵜呑みは落とし穴があります。
無くなった指輪、通じないこともありませんが、指輪の紛失なんて日常茶飯事、無くす、と表現が普通、道端のお地蔵さん、神社仏閣の仏像、神像とう、なくなるはずがないものの場合は無くなった、という表現します。
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No.7でコメントした者です。


 やってしまいました。
 No.8のかたのご指摘のとおりです。

X 1)修飾語は被修飾語の直後にもってくる 
 ↓
⚪︎ 1)被修飾語は修飾語の直後にもってくる

 です。そうでなければチンプンカンプン(死語?)です(泣)。
 訂正します。



 以下は庭先生へのほぼ私信。
 ご指摘ありがとうございます。
 ほかの箇所は問題ありませんか(オソルオソル)。ちゃんと書こうとすると、とんでもない長文になりそうで。
 いえその。当該書籍を読め、と書くべきなのでしょうが、あれはけっこう難物で。

 話はかわります。
 時間があるときに、以前当方がした下記の質問に関して教えていただけませんか。
【続 格助詞「は」→ 格助詞「に」の必要なときと不要のとき】
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9473382.html
 すでに締め切られているので、下記にコメントをいただけると幸いなのです。必要ならば、改めて質問の形にします。
【【板外編16】「カラ」と「ニ」の話〈2〉 辞書?】
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12204782117.html
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こんにちは。


どなたも指摘なさらないようなので、念のため。

No.7の回答者の方へ。
次の部分、

   修飾語は被修飾語の直後にもってくる
   これは大原則です。

これはどう考えても、

   被修飾語は修飾語の直後にもってくる
   これは大原則です。

ではないかと。
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「母」です。


「亡くなった」のが、何かを考えましょう。「母」ですか、「指輪」ですか?

「無くなった」の場合は、「指輪」です。
原理は同じ。「無くなった」のが、何かを考えましょう。「母」ですか、「指輪」ですか?
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昨年亡くなった=>「母」



これが、無くなった、なら=>「指輪」

またひらがなで、なくなった、なら「母」か「指輪」かどちらなのか、どちらともなのか、判断する術はありません。

識別は、漢字の違いに注目してください。
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>気になる点が1点あります。


直前の語句によって、修飾する語句が変わることはあるのでしょうか。
例えば、『亡くなった』を『無くなった』に変えた場合は、その語句は、『母の指輪』を修飾することはあるのでしょうか?

 修飾・被修飾の関係を読みとることは、文章読解力の大事な要素です。修飾語が都合よくいつも直前に来てくれるとは限らず、「なくなる」を「無く」と「亡く」とに書き分けてあるとも限りません。
 ただ、言えることは、「亡くなる」は普通「人の死を敬意を持っていう」語句です。「ものを紛失したときは、「無くした」(紛失した)というのが普通です。そうしたことを総合的に判断して、「亡くなった」は「母」に掛かると判断できなければなりません。
 『母の指輪』に掛かる場合は、「昨年無くした『母の(かたみの)指輪』を、昨日偶然見つけた」というふうになるでしょう。
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「文法」としては「昨年無くなった母の指輪を見つけた」でも間違ってないんだけどねぇ>#2.



「母の無くなった指輪」だって本来「指輪」を修飾しているはずの「母の」が*すぐ*上には来てないから「修飾語は 被修飾語のすぐ上に来ます」という「基本」に反している.
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無くなった母の指輪 は 漢字の間違いを指摘されますね。


無理して 亡くなった母 と読み取り 無くなった指輪と 解釈するかもしれませんが、
文章は正しい文法で。
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基本的には 修飾語は 被修飾語のすぐ上に来ます。


ですから この場合は 「亡くなった母」ですね。 「母の 無くなった指輪」 ですね。
漢字の使い方は 「亡くなる」は人間に 物には 「無くなる」を使うのが普通ですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
修飾語は、被修飾語の直前に来るんですね。
分かり易い説明ありがとうございます。

気になる点が1点あります。
直前の語句によって、修飾する語句が変わることはあるのでしょうか。
例えば、『亡くなった』を『無くなった』に変えた場合は、その語句は、『母の指輪』を修飾することはあるのでしょうか?

お礼日時:2017/02/12 12:11

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