アメリカ政治においてのconservatism, liberalism, libertarianism, or social democracy(保守主義、リベラリズム、自由主義、社会民主主義)、この4つのうち1つを取り上げ説明するのであればどれが一番うまく表現できるのでしょうか…
1、選んだイデオロギーのメリット、デメリット(現代社会においての問題点、問題提起)
2、米国の2大政党に反映されているか
についての回答もお願いします;;;
個人的には自由主義(liberalism?, libertarianism?)が一番書きやすいと思いいろいろと調べてはみましたが、リベラリズムと自由主義の違いについてまったくわかりません、というより自由主義を英訳したらリベラリズムじゃないですか…これ…という感じで行き詰っております。
もし、仮に自由主義を選んだとして、回答したとき、
1、メリット…国営から民営に切り替わるため税金が抑えられる、競争が起きることで品質向上が望める
デメリット…貧富の差が拡大する、(宗教、習慣、文化の違いで世界中に受け入れられる思想ではない?)
2、2大政党のうち民主党にやや傾いている、リベラル思想の政党であるから。
と答えるのは適格?正確でしょうか…?
アドバイス、回答、指摘、どれでもいいのでよろしくお願いします;;;
A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
#4です。
補足拝見しました。>アメリカ政治での完全自由主義についてのイデオロギーについて書こうと思います。
完全自由主義についてのイデオロギーというよりは「社会主義に対するイデオロギー」または「完全自由主義への嗜好」ですね。アメリカ人は恐ろしいほど「完全自由主義(リバタニズム)」を好みます。
課題の出方やレベル(高校生なのか大学の一般教養なのか、政治学か社会学かなど)が分からないのですが、メリット・デメリットは難しいのではないでしょうか。なにせメリット・デメリットは外的な環境でも変わるからです。
たとえばオバマケアがなんとか成立したのは、ソ連が崩壊して社会主義に対するイデオロギーが薄まっとことと、EUが修正資本主義の大国として成果を上げつつあるからです。だから、アメリカ国民も「このまま貧富の差が拡大し続けると、EUや中国にも負ける」と思ったからでしょう。
そういう外的要因を排除して説明をするなら、むしろ「完全自由主義への嗜好とその歴史」のほうが分かりやすいのではないでしょうか。
歴史的経緯としては、まず宗教に対する自由主義があり、独立戦争でそれを憲法に記載して第一義にし、修正2条は西部開拓時代から現代までリバタニズムを物理的に支える役割を果たしてきているし、ソ連の台頭以降はレッドパージやそれに対する言論界の反論(映画界からの抵抗は特に有名)の時代を経て、それがヒッピーにつながり、という流れで説明できると思います。
そっちのほうが楽だと思うけどなあ。
No.4
- 回答日時:
それぞれの用語の立脚点はすべて「個人の自由と社会による規制の程度」にあります。
それを個別に表すと
conservatism(保守主義)
社会の安定と健全な発展には、個人の自由は必要に応じて制限されるし、それを制限する権限をもつものがいる(昔なら王族など、現代なら政府など)という立場
例:自動車のいない歩行用赤信号の時でも、子供たちが見ていることもあるから渡らない。
liberalism(自由主義)
個人の自由は重要であり、それを社会的な秩序が保たれる範囲において制限されない、という立場
例:自動車がいないなら、自分の判断で渡る。子供たちには責任を教える。
libertarianism(完全自由主義)
個人は自由であり、政府や社会はそう反する利益の解決や、個人の不利益にならないかぎりそれを妨げてはならない、という立場
例:自動車が来ようが自由に渡る。リスクは自分持ち
social democracy(社会主義)
自由な個人・社会だと格差があまりにも大きくなるので、個人の平等になるように規制や政策を行うべき、という立場
例:そもそも自動車にのっているのは金持ちだから、庶民が信号で自動車を待つのは不合理、だから平等に自転車に乗ろう、という立場
です。ただ、これらの考え方は国によっても違いがあります。
たとえば日本には厳密な意味でのリバタニズムの人はほとんどいないでしょう。強いて言えば「寿司なんて3か月の訓練で握れるから、10年の修業なんて無駄」というような発言をするホリエモンぐらいでしょうが、それでもアメリカのリバタリアンに比べればかわいいものです。
逆にアメリカは貧困層でもリバタリニズム的です。あれだけの医療費(世界中から疑問を持たれている)でも「自己責任だからそれでいい」という貧困層もかなり多いのが現状です。
>この4つのうち1つを取り上げ説明するのであればどれが一番うまく表現できるのでしょうか…
1、選んだイデオロギーのメリット、デメリット(現代社会においての問題点、問題提起)
国やテーマによるので、なんともいえません。
2、米国の2大政党に反映されているか
共和党は、個人の行動としては宗教的な基盤も含めて保守主義、社会・経済政策はかなりリバタニズム的です。
民主党は、個人の行動規範としてリベラル、社会・経済政策は社会主義的ですが、日本や欧米の修正資本主義からみれば、かなりリバタリニズム的です。
>もし、仮に自由主義を選んだとして、回答したとき、
1、メリット…国営から民営に切り替わるため税金が抑えられる、競争が起きることで品質向上が望める
アメリカにおいて、そもそも国営というものがありません。しかし、ニューディール政策など過去には大規模な国費投入がありますので、税金が抑えられるという根拠もありません。
デメリット…貧富の差が拡大する、(宗教、習慣、文化の違いで世界中に受け入れられる思想ではない?)
リバタニズムだから貧富の差が拡大する、というのは事象と結果が反対です。貧富の差は社会主義でも起こり得ます。問題はそれを小さくする政策を行うか、行わないかの違いです。
2、2大政党のうち民主党にやや傾いている、リベラル思想の政党であるから。
上記にも書きましたが、共和党に比べれば、民主党はリベラルですが、世界的に見れば民主党でも十分にリバタリアンです。
日本人が日本語で、外国の政治を検討した場合、どうしても無意識に日本の価値観を含めてしまいます。質問者様が「自由主義を英訳したらリベラリズムじゃないですか」というのも、日本の修正資本主義、リベラル=社会主義的、という価値観に頼っているからで、その視点から見れば、アメリカの共和党も民主党もどちらもリバタリアンにしか見えません。
ですから、厳密にアメリカの両党を比べるなら、日本的な視点を排除して比べる必要があるし、逆に日本の価値観で分析するなら、日本の立ち位置を定義してアメリカと比較する必要があります。
また、政策的にみたいのか、経済的に見たいのか、宗教的に見たいのか、などの視点を定めないと議論がぐちゃぐちゃになるでしょう。
どういう課題なのか分かりませんが、質問者様の考えていることはそうとうに難しいレベルだと思います。
No.2
- 回答日時:
先ほどの回答で正解のはずが日本に来ると進歩主義や改革主義に成ります。
その時々の社会制度の中で変えられます。
日本人はイノベーションとリベラルを間違えて使っているのです。
社会民主主義と国家社会主義(ナチス)の対比については、他の方が回答するでしょう。
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丁寧なアドバイスありがとうございます、メリットデメリットの点指摘されてからそうだった、これじゃ日本の問題提訴だった。。。と自覚しました…ひぇええ…
指摘された通り日本的な視点を排除して比べようと思います、
それぞれ4つの説明ありがとうございます、とてもわかりやすく助かりました!
アメリカ政治での完全自由主義についてのイデオロギーについて書こうと思います。
メリット…選択の自由が増える
デメリット…自由な分、リスク、責任(負担)が大きい。また矛盾も生じる。
とまとめるのが一番無難なのでしょうか…?
足りない頭で申し訳ないです。