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現在、旧江戸川乱歩邸の土蔵が公開されていますが、土蔵の外壁を見ると、等間隔にL字型の金具が何本も突き出ています。これは何のためのものでしょうか。

A 回答 (2件)

HP等で江戸川乱歩邸の写真を拝見しました


説明が解りにくかったようなのでもう一度書きます
まず現在の建物には板貼はありませんでした(本来はあったはずです)ので疑問が沸いたのでしょうけど
あの外壁に下見板貼の仕上げがあったと思ってください。
下見板はタテ桟に固定されたパネル状に造ってあって。
下見板パネルを漆喰壁に貼りつけるためにヨコ桟で押えるつけるわけです。
そしてヨコ桟を漆喰壁に留めるためにL字金物で留める必要があるわけです。ですからL字金物は水平の位置にあります。
現在は金物だけが残っているのです。
これは現在でも一般的に施工されている工法なので、地方に行った時に注意してご覧になればご理解頂けると思います。
屋根のコンクリートスラブおよび壁のスパイラル金網は今回の修復で施工された仕様だと思います。
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この回答へのお礼

再度、詳しい説明をいただき、ありがとうございます。
お蔭様で蔵の工法が良く理解できました。
今度、蔵を見る機会があれば、その辺を注意して見てみたいと思います。

お礼日時:2004/08/23 21:36

その建物は存じませんが その部分は下見板貼されてませんか


その下見板はしっくい壁を保護するためのもので 下見板にはタテ桟がありませんか
そしてL字金物の部分にヨコ桟があるはずです そのヨコ桟で下見板(パネル状になっている)を壁に固定しているのです
柱の外側に土壁が20CM程の厚みがあり、下見板を柱の部分に留める金物が長くなり過ぎることと下見板が痛めばその部分だけ取り替えるための先人の知恵の産物だと思います

この回答への補足

専門家のお立場からの回答をいただきありがとうございます。私は建築が素人ですので、折角お答えを頂いたのに、すぐ判断が出来ず申し訳ありません。土蔵内部を見た時は、そこまで細かく見ていませんでしたので。外壁の4面を見ると横に2本出っ張った部分があり、例のL字型の金具はこの出っ張りと、出っ張りの中間に2箇所と、これと同じ高さで四本柱にあたる部分の土蔵前面と側面に2箇所、その他には屋根下の中央部分にありますが、これらの中にヨコ桟がある訳ですね。
参考までに、土蔵は大正13年建築で、構造形式は、桁行3間、梁間2.5間、木造土蔵造り2階建て、桟瓦葺き、切妻屋根、外壁は鼠漆喰仕上げ、内部の小屋組はキングポストトラス(真束小屋)、屋根瓦下地にコンクリートスラブを打設、外壁下地はスパイラル状のラス金網張りとなっています。

補足日時:2004/08/22 00:14
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