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世界では沢山の文字の種類がありますが、漢字と仮名とハングルを除けば、他はエジプトの象形文字に起源を持つらしいですね。中でも ラテン文字は私たちにも非常に馴染みの深い文字ですが、ラテン文字以外では ギリシャ文字やキリル文字を目にする機会も少なくはないかと 思います。そして、ラテン文字とも似ているので、ルーツが同じというのは容易に察しがつくかと思います。しかし、それらの文字とは形が似つかない アラビア文字もルーツは同じですよね。
それで、ラテン文字のAもアラビア文字のا(アリフ)も 元になったのは 牛の頭の形ですよね。
ただ、タイ文字の場合も ラテン文字との対応関係が分かりませんが、どなたか、世界の文字に詳しい方、教えてください。

A 回答 (1件)

タイ文字は、13世紀スコータイ王朝のラームカムヘーン王がクメール文字を基に作ったと言われています。

当時のクメール(今のカンボジア相当)はその地域の先進国、大国の一つでインドとの結び付きがあり、クメール文字はブラーフミー文字の系統に属します。

ラオ文字はタイ文字を基にしていますので、やはり起源を遡れば、タイ文字、クメール文字、ブラーフミー文字となります。ビルマ文字もやはり起源はクメール文字、ブラーフミー文字となります。

クメール文字を基にしないまでも、ブラーフミー文字に起源を持つ文字は多く、スリランカ(シンハラ語)を含む南インドは言うに及ばず、チベット文字やモンゴル文字も相当します。

これは、仏教を綴る言葉であるサンスクリット語(北伝仏教)、パーリ語(上座仏教)の扱いに向いていたからで、仏教の伝播とその単語、更にその単語を表す文字の関連の強さを示しています。本家インドでは仏教は廃れたのですが、仏教経典を著した文字の系統はその後の宗教でも引継がれています。

クメールやタイでは当初の宗教要素としてはブラーミン(つまりは狭義のヒンドゥ)を受け入れ、その後、上座仏教に移行していますが、本家インド程その差異は明確ではなく、むしろ王朝を臣民を、広義の神(の守護者)と臣民という関係に置き換える都合の良い解釈が為されています。ラーマーヤナ、ラーマーキエン、ケチャ等は仏教起源ではないですが、そのあたりの扱いは割りといい加減です。仏教を受け入れたものの後にイスラム化した国もありますが、元々は「当時の超先進国インドから仏教を記した文字を宗教と一緒に導入した」ということです。

ちなみにインドでも、ウルドゥー語、カシミール語、シンド語は、ブラーフミー文字起源ではなく、ペルシア・アラビア系文字を起源とします。

ブラーフミー文字とラテン文字の関係については、申し訳ありませんが、私には分かりません。遡れば古代中東系の文字に類似性を見ることができるかもしれません。別の学説ではインダス系から発生した他に影響を受けていない文字を起源とするというものもあります。この辺は専門家でも諸説所論あるようです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2017/05/27 16:23

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