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どこの文献だったかは、忘れましたがソビエトの指導者且つ言語学者であった人物が民族というものは、古代よりその民族が所有する領域において栄枯盛衰を繰り返していくもの、というような考えを示し
中央アジアの遊牧民に対してそのような考えを押しつけ国家を建設した、というものを見かけたことがあります。
このような考え方は、なんという名称がついておりますか。

A 回答 (1件)

ご質問文に該当する人物はスターリンです。

スターリンは『マルクス主義と民族問題』という論文を書き、民族の定義の基礎として4つの共通性を挙げました。すなわち、「言語」、「地域」、「経済生活」、「文化の共通性のうちにあらわれる心理状態」です。その第2にあたる地域の共通性を強調するならば、ご質問文中の「考え」のようになるかも知れません。
このような考え方は、スターリン流の民族自決論と言えるでしょう。一見、「民族自決とは各民族の権利を保障する考え方だから、いいことじゃん」と思いがちですが、スターリンは「民族自決」と「プロレタリアートの利益」の両方を掲げ、前者より後者を優先します。
したがって、民族自決は空証文となり、ロシア周辺の諸民族を自治共和国や衛星国として社会主義陣営に縛り付ける、あの冷戦時代の惨憺たる状況となってしまったのでした。
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