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どうして冬になると暗い色の服を着たくなるのか?

どうして冬になると暗い色の服を着たくなるのか?冬になると、街中を歩く人たちが、みな黒や紺のコートを着ているように思えてしまう。それは、単にファッションの問題だけなのであろうか。そんな疑問を「おしトピ by 教えて!goo」で聞いてみたところ、こんな声が寄せられた。

冬になるとモノトーンの服を着る女性が多い?なぜモノトーンの服を選ぶのだと思う?

■ファッション性?冬はそんな季節?どっちでもない?


「黒を取り入れると締まる気がします」(日月さん)や「合わせやすい」(なすのさん他)、さらに「冬という季節が、モノトーンにあうのではないでしょうか」(Ikakoさん)など、ファッションに関する問題としてとらえている意見が多かった。
一方で、「黒は光の熱量を効率良く吸収して暖かいから」(mr_poohさん)と科学的な意見や、「周りがそうだから目立ちすぎないように」(kaota125さん)といった意見も寄せられた。

■モノトーンが多いのは冬という季節のせいだった!


ファッションの問題や季節のせいなど、意見は様々だったが、実際のところなぜモノトーンの服を着る人が増えるのか?心理学者の内藤誼人先生にお話を伺ってみた。

「モノトーンを着るのは、冬季性うつ障害と関係しているのではないでしょうか。季節性情動障害(SAD)とも言うのですが」(内藤先生)

季節性情動障害(SAD)、特に冬季型の「冬季性うつ病」とは、10月~11月ごろから憂うつな気分が始まり、2月~3月ごろに治るもの。症状としては、倦怠感、気力の低下、過眠、過食といったものが代表としてあげられる脳機能障害の一種である。

冬になると基本的に人間は気分が落ち込んでしまう。そんな気分が、知らないうちに服装の選択にも影響が出るのではないか、と内藤先生は説明する。

「冬でも明るい服装の人は、性格的に明るいので冬季性うつ病の影響を受けにくい人でしょう。暗い服を選んでしまうのは季節の影響を受けやすい人です」(内藤先生)

それでは、冬季うつ病にならないためにはどのようなことをする必要があるのだろうか。その点についても伺ってみた。

「まずは自覚することが大事です。自覚して意識的に明るい服を着れば気分をコントロールできます。ポジティブなことを考えるのもよい方法ですが、明るい服を身につけるようにすれば、冬に特有の気分の落ち込みも防げると思いますよ」(内藤先生)

冬になるとモノトーンの服を選ぶ理由は、季節的に気分が落ち込みやすく、その影響を受けてしまっているからとのこと。内藤先生のお話によると、周りが暗い色なのに自分だけ明るい色だと、浮くのではないかという心配も冬季うつ病の症状と関連している可能性があるという。
暗い気分になりがちな冬だからこそ、思いきって真っ赤なコートなどを着てみるのもいいかもしれない。

(赤坂圭太)

●専門家プロフィール:内藤 誼人(ないとう よしひと)
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「『人たらし』のブラック心理術」「人は『暗示』で9割動く!」他、著書多数。


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