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手のひらに小宇宙を!神秘的な「宇宙ガラス」のアーティストに制作秘話を聞く!

アーティストの戸水賢志さんが制作した宇宙ガラス「まるでガラス玉の中に小さな宇宙空間が広がっているかのよう!」と、SNSなどで話題を呼んでいるアクセサリーがある。その名も、「宇宙ガラス」。アーティストの戸水賢志さんが制作している耐熱ガラス製のペンダントトップ&オブジェだ。一つ一つハンドメイドで作られており供給量が限られることもあって、Web抽選で定期的に一定数販売されているが、毎回応募が殺到するほどの人気だという。いったい、どんな作品なのか。また、どうやって作られているのか。「宇宙ガラス」を手がけるアーティストの戸水さんに話を伺った。

──「宇宙ガラス」のようなガラスアートを始めることになったきっかけを教えてください。

戸水:15年くらい前からアメリカを中心に耐熱ガラスを使ったアートが広まってきていて、それを学んだ人たちによって日本でも作品が発表されるようになりました。8年ほど前にそういった作品を見て「ガラスの中に立体的な模様があるのがすごい。自分でも作ってみたい」と思ったのがきっかけです。それまではシルバーアクセサリーを作っていたのですが、ちょうど「シルバーとほかの素材を組み合わせて新しいものを作りたい」と思っていたところだったので、タイミング的にもちょうどよかったですね。

宇宙ガラス(オブジェタイプ1種とペンダントトップ2種)宇宙ガラス

──宇宙をモチーフにしようと思った理由は?

戸水:最初は花やクラゲなどをモチーフにしていたのですが、そういった日常的なものではなく、普段具体的な形を目にする機会のないものを、自分のイメージを組み合わせてデザインしていきたいと思ったのが理由です。そこで、4年くらい前から宇宙をモチーフにした「宇宙ガラス」を作り始めました。

花をモチーフにしたガラスアート花をモチーフにしたガラスアート

──ガラスの中に惑星や星屑がちりばめられていてすごく綺麗ですよね。どうやって作っているのでしょうか?

戸水:耐熱ガラスの素材をバーナーで溶かしながら作っています。酸素とLPガスを高圧で混ぜながら高温の炎を出して溶かしていくのですが、酸素の量を少し増やすと、空気の粒が星屑のように細かく入るんです。惑星は人工のオパールを中に入れて表現しています。ガラスについている色は、色付きガラスを使って出す方法もあるのですが、「宇宙ガラス」では金属の粒子を付着させて色を出す方法をとっています。ちなみにピンクがかった色は24金を使って出していますが、ガラスの背景が白いとピンクがかった色に見え、背景が黒っぽいと緑がかった色に見えるんですよ。

「宇宙ガラス」を制作中の戸水賢志さん金属の粒子を利用して繊細な色を出している
──本当だ!でも作るのがすごく難しそうですね。制作にあたって苦労したことはありますか?

戸水:ガラスの中にらせん模様があるのですが、それをいかに綺麗に表現するかが大変でした。金属の粒子をバーナーであぶり、気化したところにガラスを配置して金属の幕を付着させることでらせん模様を描いているのですが、金属の粒子が多くても少なくても、らせんの色を綺麗に出せないんです。らせんの形についても、均等な円を描くのはそれほど難しくはないのですが、不規則ならせんを美しく出すのは難しくて。その微妙な色合い、繊細な模様をどう表現するかにはこだわっていますね。納得いく色や形が出なかったりして作り直すことはありますよ。

戸水さんが美しい曲線にこだわって表現したというらせん模様らせん模様は複雑な工程で表現されている

──作品ごとにガラスの中の「宇宙」の姿が異なりますよね。実際の宇宙の写真などを参考にしているのでしょうか?

戸水:実際の宇宙の写真を見てしまうとそれに影響を受けすぎてしまうので……。むしろ花などの自然にあるモチーフとか、家具やインテリア、建築物などの人工物の写真などにインスピレーションを受けることの方が多いですね。自分の中でいかに宇宙のイメージを作るかを大切にしながらデザインしています。

──作品はペンダントトップと、それよりも大きな置物の2種類ありますが、作り方も異なるのでしょうか?

戸水:耐熱ガラスは低温では溶けないので、大きい作品になると、その分、炎の大きさや熱量も必要になります。でも炎が強いと金属を付着させて色を出す際に、その色が消えて見えなくなってしまうことがあるんです。だから、大きさによって金属の量も変えていかなければいけない。でも単純に金属の量を増やせばいいというものでもないんです。たとえば、青色はシルバーを使って出しているのですが、消えるか消えないかぐらいの量にするとすごく綺麗な色になります。その微妙なコントロールが大変ですね。

──作品を作っていて嬉しかったことはありますか?

戸水:購入してくださった方が旅先で写真を撮ってSNSにアップしていただいているのを見るのはすごく嬉しいですね。「宇宙ガラス」は、光の種類や当たり具合、見る角度、背景の景色などによってもその表情が変化します。購入されたら、ぜひ、そのいろんな表情を楽しんでみてください!

一つとして同じ作品のない「宇宙ガラス」アーティストの戸水賢志さん


戸水さんによると、今夏には「宇宙ガラス」の初写真集も発売予定だそうで、すでに「宇宙ガラス」を購入して持っている人もそうでない人も楽しめる内容になっているとのこと。関連情報は戸水さんの会社の公式サイト「+α」で順次公開されるそうなので、気になる人はぜひチェックしてみて!

「宇宙ガラス」を動画で見るにはコチラ

ニコニコ動画で見る→bit.ly/2oHyecG

ガラス玉に神秘的な宇宙を閉じ込めた「宇宙ガラス」。「教えて!goo」では「あなたのお気に入りのアクセサリーを教えて!」ということで、皆さんの意見を募集中!

「+α」公式サイト

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