10秒目をつむったら…

大学院の修士課程にいる者です。
今年の春から始めた研究で結果が出たため、私と同じ研究班の先輩(博士課程)が論文を書くことになりました。
今現在論文を執筆している最中なのですが、そこで先輩の論文の共著者に私がいないことが判明しました。

まず、先輩と私の関係について説明すると、ある材料の研究を二人で分担していて、私はサンプル作製と諸特性の測定、先輩は私が作製したサンプルを使って光学特性を測定しています。
ここで注釈すると、この研究の肝となるのは先輩が測定している光学特性です。

私の名前を載せなかったことを先輩に伺ったところ、「お前は俺のやっている研究内容について何も理解していないだろ。それにサンプル提供をした程度では貢献度が低すぎる。」と言われました。

確かに、私は先輩の研究内容について調べはしましたが、完璧に説明できる自信はありません。
しかし、サンプルを作製したのは私で先輩の論文中にサンプルの作製条件が示されている以上、私共著者になる権利はあるのではないか…と考える自分がいます。
また、先輩の論文中には私が測定したデータの一部も載っています。

なお、私の方はというと、実験指導や研究報告の添削等をしていただいた関係上、先輩を共著者に入れなければならないと考えています。

私自身、今回の論文執筆が初で、共著者になるための条件等を理解していない部分があるかもしれません。
私の立ち位置では先輩の論文の共著者になり得るのか、なり得ないのか、教えていただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

先輩の論文と主さんの論文の2つの質問があるのでそれぞれについて・・・



1.
重要なのはここかな・・・

※サンプル作製はすでに既知の技術のものであり、サンプル作製そのものやその過程は、研究発表するに値するかどうか

主さんが作ったサンプルが、1.の研究発表するに値する内容であるならば、必ず共著者に入れないといけない・・・というか、発表者がそのサンプル作製に対して質問受けた時に主さんがいないと困る事になるので、共著者になってください。ってなるかな。
でも、他の誰でも、論文執筆者の指示で作れるものなら、共著者にはならないかと思います。

2.
主さん自身の論文については、実験指導の内容がその先輩しかできないようなものなら共著者にしないといけません。が、すでに他の誰かが発表してるような既知の実験方法なら共著者にしなくていいです。むしろ実験方法を示した過去の論文を参考文献として提示した方がいいです。
添削は、論文の内容に関わらないので、共著者になり得ません。なので共著者に先輩の名前は入れなくていいです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

今回作製したサンプルは、一応は世界で初めての報告例となる予定です。
(私が取り扱っている材料は研究分野的にマイナーなもので、あまり関心を持たれていないので報告例が無い、というオチですが…)
なので、私はサンプルの作成報告と評価を、先輩はメインである発光特性について書くことになっています。

サンプルの作製法は、先輩から教わりました。正確には、卒業した私の前任者の方が先輩に作製法を教え、先輩が私に伝授した感じです。
引き継ぎが回りくどいことになっているのは、私が別の研究室から移ってきたためです。
ただ、教えてもらったのは大雑把な部分であり、詳細な条件等は前任者の方の実験データや論文を参考にしています。

これだと、先輩は作製法を知っているので共著者にはならないということでしょうか?
ただ私の論文の場合はどうなんでしょうか?
作製法は前任者の方の学術論文がありますし、指導も基本は指導教員の先生からなので、名前を載せる必要は無いのでしょうか?

お礼というか更なる質問になってしまってごめんなさい…
とても参考になる意見でした。

お礼日時:2017/11/13 01:23

??


2人とも同じテーマ、同じ物質か何かについて書いてるのかな?

世界で初めてなのに、論文発表はされてる??

多分、ここでの共著者になるかどうかの判断は、サンプル作製が主さんの功績か先輩や他の人の功績かどうかになります。(諸特性の測定??初めて出てきたので置いときます)

実験のために、Aが試薬、例えば塩酸を調合して置いた。その塩酸を使ってBが世界で初めての発見をした。

なら、塩酸は誰でも調製できるので、共著者にはなりえません。

主さんが作ったサンプルは、塩酸のように造り方を見て作れるのか、それとも、主さんだけの特別な知識や技術を必要とするのかどうかが重要で、パッと読んだ感じ、その功績は無さそうって思いました。参考文献で卒業されたもう1人の先輩の名前が挙がる程度です。

諸特定の測定は、論文の内容に直接関わるのかどうか・・・例えば主さんが記録したデータを論文に記述するなら、共著者に入れるべきってなります。なぜなら、その測定データは先輩のデータではなく主さんの研究データであるからです。

実験ノートが必ずあると思いますし、実験日や共同実験者の名前は書いてますよね?


主さんの論文の場合、先輩の残したものは参考引用文献として記述します。
指導教官は、論文のタイトルのところにどこの研究室で行ったのか等書いておけば、指導教官の事は書かなくてもわかると思います。が私も主さんの状況わからないので、指導教官に聞くのが1番かな
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この回答へのお礼

先生と話し合った結果、無事解決しました!
ありがとうございました!

お礼日時:2017/11/16 12:51

http://www.wiley.co.jp/blog/pse/?p=31403
抜粋

共著者に入れるべきかどうかの判断基準としてOffutt教授は、次の原則を科学者のコンセンサスとして挙げています。

Everyone who makes substantial contributions to the results is a co-author on papers that present those results. (研究に重要な貢献を果たした人は誰もが、その研究に基づく論文の共著者になる)

Offutt教授はこの原則に加えて、すべての共著者は投稿前に論文に目を通し、執筆に参加する機会を持つべきだと言います。こういった原則に反する典型例が、十分な貢献をしていない人物の名前が共著者として載る“guest author”です。同教授はguest authorを、「他者の著作やアイディアを横取りして自分のものにする」という意味でplagiarism(剽窃)の一形態だと指摘します。その反対に、十分に貢献した研究者を共著者から外すのが“ghost author”で、同教授は共同研究者間で対立が起こった場合などに発生するとしています。当然ながらghost authorも出版倫理に抵触し、他の著者は結果的にその人物からアイディアを奪ったことになるので剽窃にあたります。
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この回答へのお礼

情報提供していただきありがとうございます。
参考にして、もう少し考えてみたいと思います。

お礼日時:2017/11/13 00:12

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