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運命を呪うとか誰々を呪うの呪うの意味って恨むって意味ですか?

A 回答 (1件)

「のろう」という言葉の中には、「のる」【宣る・告る】という言葉が含まれています。

「のる」+「ふ」で「のろふ」(のろう)人を悪く言う状態を続けているということを表します。「祝詞」(のりと)も語源は同じです。(ただし、「祝詞」は神のまえで唱える物ですから、神を呪っているわけではありません)

(1)恨んだり憎んだりする人に、わざわいがあるようと神仏に祈る。
(2)他人をひどく悪くいう。ひどい悪口をいう。
(3)強く恨む。

「うらむ」
(1)自分に対してひどいことをした人、または、自分の思い通りにならない物事やその状態などに不満を持ち、悲しく思う。また、残念に思い反発する気持を持つ。うらぶ。うらみる。
(2)憤りの気持を口に出す。当の加害者に不満を訴える。
(3)(2)の意から、詩的表現として)秋の虫がさびしそうに鳴く。また、悲しみを誘うように風が音を立てる。
(4)仕返しをする。(斬りつけて)恨みを晴らす。

参考
【語誌】
(1)語源は「うら(心)み(見)る」で、「自分に対する相手のやり方に不満をもちながらも、相手がどういう気持でいるのかを知りたくて、自分の不満をこらえている」というのが原義だともいわれる。(「見る」は上一段だが、「うらむ」から派生した形容詞「うらめし」の「め」が甲類であるところから「うらみ」の「み」も古く甲類で、「うらむ」も上一段「うらみる」ではなかったかと推定する説がある)。従ってもともとは心中の持続的な状態であるが、後にはそれを外に表わす動作をいうようにもなった。(怨恨が原因で殺人もあり得る)
(2)中古には、これの類義語として漢語のサ変動詞「怨(えん)ず」があった。「怨ず」は、軽い動作に用いる接頭語「うち」を伴うこともあり、同じ心情に根ざしはしても、いやみを言うという程度の、軽い表わし方をさしたとみられる。
(3)「にくむ」が加害者への攻撃的な感情であるのに対して、「うらむ」は被害者の内攻的な感情で、報復願望を含む。(4)はその露骨なあらわれであり、(2)も解消の一つだが、「にくむ」はそれ自体が積極的な感情なので報復願望を含まない。

「呪う」は相手を言葉で意識して「天罰があたるように」祈るような状態。
「恨む」は相手に不満を持ち、チャンスがあれば恨みを晴らそうという心の状態。
(「憎む」)は相手への攻撃的な姿勢をいう。一番危険な状態。

以上、[日本国語大辞典]を参考にしました。
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