プロが教えるわが家の防犯対策術!

地球の地軸の延長上に北極星があるため、地球が自転しても北極星が動かないというのはわかります。しかし、地球は公転もしてますよね。公転をすると、当然地球の公転軌道上の位置も変わっていきます。だとすると、南にみえる星座が季節によって変わるように北に見える星座、つまり北極星も季節により位置が変わるように思えてなりません。なぜ、北極星は季節が変わっても動かないのでしょうか?

A 回答 (8件)

年周視差の事ですね。



昔、チコ・ブラーエ(1546-1601年)という天文学者がpasselさんと同じ事を考え、肉眼で観測を行いました(まだ望遠鏡はありませんでした)。
チコ・ブラーエは,最初コペルニクスの地動説を支持でしたが,年周視差が測定できなかったので,結局、地球は動いていない(天動説)と発表してしまいました。
結論は誤りでしたが、チコ・ブラーエは多くの観測記録を残して天文学に貢献しました。

その後、望遠鏡でガリレオ・ガリレイが観測を行いましたが、年周視差は測定できませんでした。
彼が地動説の正当性を主張して宗教裁判にかけられたのは有名な話ですね。

年周視差はは1838年にベッセルによって測定されました。
値は、0.286″でした。

最も近い恒星で年周視差が最大のケンタウルス座α星の値で0.742″です。
0.4mm以下の直径の物体を1km離れた見たときの大きさなので、どんなに目の良い人でも見えません。
チコ・ブラーエも宇宙の大きさまでは想像出来なかったようです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

自分と同じ考えを持っている人が昔にもいて、しかも、それを調べようとしたなんて驚きです。丁寧に説明していただきありがとうございました。

お礼日時:2004/09/26 23:57

星座が回転して見えるのは、


地球の自転によるもので、
北極星を中心に角度が離れるほど
運動が大きくなります。

季節によって同じ時間でも見える星座が異なるのは
地球の公転によるものです。
公転によって変わるのは夜となる時間です。
例えば春の真夜中に南中する星は
それから6箇月後の秋では
正午に南中することになるので
太陽の光に遮られてしまって見えません。
これは北極星から計算した角度が大きく
見かけの運動量の大きい南側の空の星で顕著だ
ということになります。
北極星付近の星座は
ある時刻の位置は地球の公転によって異なってきますが、
一年を通して見ることが可能です(夜ですが)。
北極星は地球の回転軸の延長に存在しているので
見かけ上は動かず、
南中する時間も何もありません。
昼も夜も同じ位置にありますが、
昼は太陽の光に遮られて見えないだけです。

皆さんの書いている公転による微細な角度移動は
すべての星について発生しますが
これは別のメカニズムです。
これによって地球に近い星については
そこまでの距離を三角測量で測定できます。

参考URL:http://www.nao.ac.jp/J/QA/faq/a0601.html
    • good
    • 1
この回答へのお礼

とても詳しく解説していただきありがとうございます。三角測量ですか・・・。なんだか難しいですね。

お礼日時:2004/09/26 12:55

参考URLを 見られたら よく わかると 思います



他の方が 言われているように 北極星は 定位置に
見えるのですけれど 数万年単位で 考えると 星が
違ってきます
 13000年後には 七夕の 織り姫さんの ベガという星が 北極に 見えるように なりそうです

参考URL:http://www.expocenter.or.jp/shiori/polestar/pole …
    • good
    • 1
この回答へのお礼

わかりやすい参考URLを教えていただきありがとうございます。疑問が解決してスッキリしました!

お礼日時:2004/09/26 12:52

本題とはあまり関係ないかも知れませんが、


面白いスレを見つけましたのでリンク書い
ておきます。

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=355838

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=355838
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございます。参考になります。でも難しいですね。

お礼日時:2004/09/26 12:49

北極星もわずかに動きますよ。

    • good
    • 0
この回答へのお礼

たしかに。何年も後、その北極星と呼べる星も変わるというのには驚きですね。ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/26 12:48

 たとえ話をしてみましょう。



 遠くに東京タワーが見えるとします。で、今いる位置から一歩動いた時、東京タワーは別の方角に見えますか?

 それと同じで、地球の公転直径と、地球から北極星までの距離の間には格段の差がありますので、公転で動いたくらいでは北極星の位置は変わらないのです。

 この説明でわかって頂けるでしょうか。言葉足らずであればすいません。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

よくわかりました!確かに遠くにあるものに対して私たちが少し動いたところで、その方角は全くといっていいほど変わりませんね。ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/26 12:46

確かにそのとおりですが、実際のところ「公転による位置の移動距離」と「北極星までの距離」では「圧倒的に北極星までの距離が長い」のでほとんど「誤差」といっていいほどの違いでしかありません。



北極星までの距離:430光年
公転直径:約17光分
    • good
    • 2
この回答へのお礼

詳しい数字まで教えていただきありがとうございます。疑問が解決してスッキリしました!

お礼日時:2004/09/26 12:43

あまり自信ないですが・・・。



地球の公転軌道の半径に対して、北極星
までの距離があまりに大きい(遠い)ので
地球の公転軌道半径が無視できるほど小さい
ため、ではないでしょうか?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

早速の返答ありがとうございます。ほかの方も言われるようにおっしゃるとおりのようです。疑問が解決してスッキリしました!

お礼日時:2004/09/26 12:41

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!