10代と話して驚いたこと

世界に仮想通貨が1500以上。香港取引所で30種類の売買可能ですが、買う人の心理とリスク管理を知りたい。

A 回答 (1件)

仮想通貨に限りませんが、人が金銭に関する相場に引きずり込まれるのは、人に「金銭慾」があるためです。

そのほかの理由はない。ですから、自分の「金銭慾」をコントロールして、ほどほどの利益で満足して相場から撤退できるかどうかが、リスク管理のポイントになります。

仮想通貨(バーチャルマネー)に流通性があるならば、つまり仮想通貨を使って「現実の通貨(リアルネー)」のように買い物ができるのであれば、仮想通貨を購入してもいいです。流通性がないならば、いずれ購入した仮想通貨を売却して現実の通貨「円」に交換しないといけません。つまり仮想通貨の売買は、株式の売買と同じだということに気づいて下さい。

株式相場でもそうですが、およそ相場で損をするのは、いつも貧乏人の素人です。株価(企業の株式の価格)が安いとき、少数の相場の玄人(プロ。金持ち)が大量の資金で多くの株式を買い集めます。すると株価がじりじり上がり始めるので素人が注目して買い始めます。株価がさらに上昇し、人気が出て多数の素人がワーッと集って買うとき、つまり相場が過熱すると、そのタイミングで玄人が買い集めた株式を売却して利益を確定します(=利食いする)。

玄人が利食いすると、買う人が多くても貧乏人ばかりなので、大量の資金が集まらない。株式相場は、そこが頂点になって、あとは下がる一方です。ですから、高値で株式を買った素人には、利食いするチャンスがありません。これを、相場用語で「高値掴み(たかねづかみ)」といいます。

高値掴みをすると悲惨です。買った株式(又は仮想通貨)をいつまでも持ち続けるか(=相場用語で「塩漬けする」という)、どこかで泣く泣く損切り(=損失を確定する売り)するほかはないのです。

さてここで、注意しておきますが、企業の株式は、かりに値下がりしても、企業の財務という実体(=裏付け)があるので、株価が「ゼロ」になることはありません。企業の業績が良くなれば、株価は再び回復します。だから「塩漬け」した人でも、損失を取り戻すチャンスがあります。

しかし、さいきん大流行の仮想通貨には、実体(=裏付け)が何もないので、最悪の場合は、価格が「ゼロ」になるはずです。つまり1000万円の仮想通貨を購入して、相場が下落すれば、1000万円が「ゼロ」になるわけです。

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〔参考〕代表的な仮想通貨であるビット・コインの場合:

2017年4月3日の価格は123,148円でした。その後、急激に人気が出て2017年12月17日に、2,236,230円になりました(価格はいずれも、終値ベース)。4月から12月までに、なんと18倍にもなりました。1000万円買った人は、1億8000万円になりました。しかし、その後は値下がりを始めて、2018年1月27日現在は、1,181,629円です。
  値下がり始めた原因は、安い時に大量に買った玄人筋(←金持ち)が、某国政府が仮想通貨に規制を加えることを検討している、との情報を得て、これ以上の価格上昇は期待できないと考えて、保有するビット・コインを大量に売却したからです。このとき買ったのはむろん、素人です。
  ところが、12月17日に買った素人(=高値掴みした人)は、1カ月で半値にまで値下がりしたわけです。1000万円買った人は500万円になった。1カ月で500万円の損をした。
  ビット・コインの価格は今後も、短期的には少しだけ戻す(=上昇する)局面があるでしょうが、中期的、長期的には下落を続けて、価格は限りなく「ゼロ」に近付くでしょう。ですから、2017年12月に高値で買った人が損失を取り戻すチャンスは『たぶん』来ないでしょう。損失を取り戻すチャンスが来る確率は、無いわけではないが、1%に過ぎません。その反対に、損失を取り戻すチャンスが来ない確率は99%です。

  ですから、今までに買った素人は、今のうちに売ってしまう方が良いでしょう。多少の損をしてでも損切りする方が良い。売るタイミングが遅れると、損失が膨らむばかりです。最悪の場合は「ゼロ」になるかも。↓


ビットコイン・リアルタイム・チャート
https://bitflyer.jp/ja-jp/bitcoin-chart
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ビットコイン以外の仮想通貨を売買する人も、1000万円をごみ箱に捨ててしまわないように、くれぐれもご用心を。
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この回答へのお礼

ありがとう

あまりにも乱高下が凄いですね。通貨より先物取引より人間の欲望が現れる。怖いな!

お礼日時:2018/01/28 09:35

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