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地 は漢音では チ、呉音では ジ(ヂ) だそうです。
さらに、生地 の 地 は連濁ではなく、呉音で発音するので、きじ と書くのが正しいそうです。
これを漢音 チ の連濁と考えて、きぢ と書くのは何か矛盾があるのでしょうか。

質問者からの補足コメント

  • 質問の仕方を変えますと、

    生地 は歴史的かなづかいでは きぢ と書いていた。
    この ぢ は呉音の ぢ とも考えられるし、漢音 ち が連濁したものとも考えられる。
    現在では前者と考えて、きじ と書くのが正解。

    という規則になっていますが。後者と考えると何か矛盾があって前者が採用されたのでしょうか。

      補足日時:2018/03/03 04:57

A 回答 (7件)

呉音の「ヂ」で日本に入ってきた語とか連語の意識がない語(連濁ではない)といった可能性はないでしょうか。


すべてかどうかはわかりませんが。

「ヂ(ジ)」と読む「○地」の例。
生地、布地、絹地、綾地、織地、服地、着尺地、帯地、裏地、芯地、共地、厚地、薄地、無地、白地、黒地、赤地、金地、銀地、砂地、目地、路地、露地、築地、木地、素地、下地、本地、意地、意気地、意固地、…

「チ」と読む「○地」の例。
心地、位地、大地、平地、高地、山地、沃地、耕地、田地、畑地、緑地、林地、砂地、沼地、湿地、陸地、低地、土地、台地、谷地、扇状地、角地、僻地、辺地、奥地、外地、内地、暖地、寒地、極地、閑地、基地、危地、貴地、余地、窮地、境地、局地、空き地、荒れ地、植民地、新開地、居留地、現在地、目的地、一等地、番地、現地、当地、立地、整地、隣地、更地、産地、失地、実地、借地、尺地、熟地、聖地、生地、上地、天地、城地、新地、陣地、着地、接地、測地、属地、対地、代地、換地、用地、宅地、団地、任地、臨地、泊地、霊地、墓地、領地、封地、門地、景勝地、行楽地、遊園地、遊閑地、観光地、戦地、…

後者の「チ」と読む語が「ヂ」にならなかった理由も併せて考えると、解明の手掛かりになるかもしれません。


いずれにしても、現代仮名遣いでは「ヂ」を「ジ」と書くのが原則になっていますね。
二語の連合による「ヂ」は、特定の語について「表記の慣習を尊重」して例外的に残しているだけと言えます。この慣習はまだまだ亡くならないでしょう、
連濁の「ヂ」であっても「一般に二語に分解しにくいもの」は、「ジ」を本則としつつ「ヂ」と書いてもよいことになっていますが、「二語に分解しにくい」かどうかは人によって認識の差があるので、表記の不統一が避けられません。

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現代仮名遣い (昭和61年 内閣告示第1号)

第2 特定の語については,表記の慣習を尊重して,次のように書く。

5 次のような語は,「ぢ」「づ」を用いて書く。
(1) 同音の連呼によって生じた「ぢ」「づ」
  <例 略>
(2) 二語の連合によって生じた「ぢ」「づ」
  <例 略>

なお,次のような語については,現代語の意識では一般に二語に分解しにくいもの等として,それぞれ「じ」「ず」を用いて書くことを本則とし,「せかいぢゅう」「いなづま」のように「ぢ」「づ」を用いて書くこともできるものとする。
例 せかいじゅう(世界中)
  いなずま(稲妻) かたず(固唾*) きずな(絆*) さかずき(杯) ときわず ほおずき みみずく
  うなずく おとずれる(訪) かしずく つまずく ぬかずく ひざまずく
  あせみずく くんずほぐれつ さしずめ でずっぱり なかんずく
  うでずく くろずくめ ひとりずつ
  ゆうずう(融通)

〔注意〕 次のような語の中の「じ」「ず」は,漢字の音読みでもともと濁っているものであって,上記(1),(2)のいずれにもあたらず,「じ」「ず」を用いて書く。
例 じめん(地面) ぬのじ(布地)
  ずが(図画) りゃくず(略図)

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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「「チ」と読む「○地」の例」がこんなにたくさんあるということは、「地(ち)」は連濁しにくい文字なのかも知れませんね。従って「「ヂ(ジ)」と読む「○地」」は呉音の「ヂ」なので現代仮名遣いでは「じ」と書くということなら納得できます。

お礼日時:2018/03/03 19:34

「現代仮名遣い」では、次のような形で処理されています。


〔注意〕 次のような語の中の「じ」「ず」は,漢字の音読みでもともと濁っているものであって,上記(1),(2)のいずれにもあたらず,「じ」「ず」を用いて書く。
例 じめん(地面) ぬのじ(布地) ずが(図画) りゃくず(略図)

 註 【上記(1),(2)】とは、「二語連濁」の中の「ぢ・づ」に関する例を意味します。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> 次のような語の中の「じ」「ず」は,漢字の音読みでもともと濁っているものであって,上記(1),(2)のいずれにもあたらず,「じ」「ず」を用いて書く。

なぜもともと濁っていたと分かるのかが分かるといいのですが。

お礼日時:2018/03/05 15:09

呉音は早く日本に入って来たこと、仏教とともに入ってきたため、仏教用語・生活用語などとして定着してしまったため、後から入った漢音は特殊な場合に使うものと意識されたため、明らかに呉音のほうが多用される結果になったようです。

辞書でも古い用例を引いている辞書(【広辞苑】【日本国語大辞典】)の用例には、「地(ぢ)」のほうが多く、
「地」は「ぢ」として定着していたことがうかがわれます。その結果、現代でも「地(ぢ・じ)を誰も不思議に思わないからです。「連濁現象」を生ずる理由もありませんから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
そうですか。私はむしろ、呉音が古臭い言葉で漢音のほうが多用されていると思っていました。

お礼日時:2018/03/03 19:37

呉音は早く日本に入って来たこと、仏教用語・生活用語などとして定着してしまったため、後から入った漢音は特殊な場合に使うものと意識されたため、明らかに呉音のほうが多用される結果になったようです。

辞書でも古い用例を引いている辞書(【広辞苑】や
【日本国語大辞典】)の用例には、「地(ぢ)」のほうが多く、「地」は「ぢ」として定着していたことがうかがわれます。その結果、現代でも「地(ぢ・じ)」を誰も不思議に思わないからです。
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あ、それなら簡単に、ほかの漢字の同じ音との区別をしなくていいからですよ

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goo辞書も、うちにある『新聞用字用語集』にも「生地」は「きじ」という記載しかないですね。



現代仮名遣いかどうか、というこになるようです。
http://q.hatena.ne.jp/1147010673#a522557
こちらで、分かりやすく説明してくださってます。
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んとね、


チ、ツを使うのは、大体
チヂミ、つづみ
など同じ音が2音続きの場合。

鼻血
のように2つの言葉が合体してる場合。
鼻+血

ここまでが前提ね。

地という字の場合、おっしゃる通り
ち、じ
の読み方があるんですが、
生地の場合、前に生がついたからではなく、元々の読み方に「じ」があるから
そっちを採用したという話
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