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※norosuke様よりご訂正いただき修正しました。

「一言で言うと、多くの人が誤解している「発達障害はわがままで自分勝手で人を傷つける」
というイメージを変えるための具体的な方法が知りたいということです。」




神経発達症(発達障害)について、
ここ10ほどでマスコミ等にも取り上げられ、多くの人に知られるようになってきましたが、
間違った情報を広まり過ぎています。


・間違い1「アスペは空気が読めない、自分勝手で傲慢」
「アスペ」は差別的なネット用語であり、本来の意味とは関係のない単なる悪口として使われている。
以前は「アスペルガー症候群」「高機能自閉症」「特定不能の広汎性発達障害」等に分かれていたが、
2013年以降は「自閉スペクトラム症」「ASD・ Autism Spectrum Disorder」に統合された。
人格障害を併発していない場合は、むしろ空気を読み過ぎる、気を使い過ぎる人のほうが多い。
暗黙の了解を苦手とすることは確かにあるが、健常者のイメージする「空気読めない・自分勝手」とは違う。

・間違い2「家族や同僚が暴力を振るったり暴言を吐いたりするので、きっと発達障害だと思う」
暴力を振るったり暴言を吐くのは、「神経発達症(発達障害)」の症状ではない。
恐らく二次障害や別の理由で問題が出ているだけであり、「神経発達症(発達障害)」が直接の原因ではない。

・間違い3「知的障害を伴わない発達障害の同僚やクラスメイトが来たが、パニックを起こして奇声を上げたり、暴れたりしないか心配だ」
ほとんどの人はしない。ただ頭の中でパニックするだけで、騒がない人のほうが多い。
子どもや重度の人で、周囲の対応や環境が合わず苦しんでいる場合はあり得る。

・間違い4「「発達障害」は「知的障害」や「精神障害」の一種だろう」
全くの別物。
「知的発達症(知的障害)」を伴わない人も多くいる。
「神経発達症(発達障害)」者は確かに「精神障害」になる割合が多いが、それは少数派が故に周囲の環境が合わない等、強いストレスを感じる場面が多いためであり、「発達障害=精神障害」ではない。

・間違い5「発達障害者は手厚い福祉を受けて、国からお金をもらったり、税金を免除してもらったり、学校や職場で配慮を受けているに違いない。自分たち健常者には何もないのにずるい」
知的発達症(知的障害)を伴わない「神経発達症(発達障害)」への国からの支援は、ほぼない。
あってもほとんど役に立っていないのが現状。
障害年金はもらえない人が多い。

・間違い6「アスペルガー(自閉スペクトラム症)は他人の気持ちが分からない」「想像力がない」
単に共感する部分が定型発達者(非発達障害者)と異なる場面が多いだけで、気持ちが分からないのではない。
想像力豊かな自閉スペクトラム症者は多くいる。「イマジネーションの障害」の意味を取り違えている。
「ない」のではなく「違う」だけ。

・間違い7「発達障害者は犯罪を犯す」
「神経発達症(発達障害)」の犯罪率が健常者と比べて高いということはない。

・間違い8「アスペルガーやADHDなんだから頭が良くて当然だ。特殊能力があって当然だ。何も努力せずにすごいことができてずるい」
「知的発達症(知的障害)を伴わない」というのは知能指数が特別に高いという意味ではない。
得意な部分を伸ばして活躍している人もいれば、そうではない人もいる。
現実は一人一人が日々、様々な工夫や努力を重ねている。

・間違い9「知的発達症(知的障害)を伴わない神経発達症(発達障害)者は本人が努力すれば何も問題もないから、理解も支援も必要ない」「健常者だってみんな大変だから、障害者を助けるのはずるい」
環境調整、合理的な配慮(補助ツール等)、特性理解(努力すれば伸びる能力とそうではない能力の切り分け)、学習や練習の仕方等を考えた上での努力や根性であって、
「本人の努力」のみで解決する問題ではない。
障害者だけでなく健常者も助かる方法を考えたほうが、障害者支援を妨害するよりも建設的。



知らないことは仕方ないとして、
間違った知識をインターネット等で広める人、それを簡単に信じてしまう人が多くいます。

10年前と比べるとだいぶ良くなりましたが、この状況を是正するために何ができるでしょうか。

今の発達障害児たちが大人になる頃には、もう少し生きやすくなっていてほしいと思います。
それは定型発達者(健常者)の生きやすさにも繋がります。

誤解や偏見を少しでも緩和するための方法を知りたいので、
どなたかお知恵をお貸しいただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。



最近は私自身、詳しく情報を調べたりはしていなかったため、人さまにアウェアネス、周知・教育するほどの知識は持ち合わせておりませんが、少しでも役に立ちたいと思っているので、よろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • 健常者の方々に障害の分類や名称や細かい制度等を知ってもらいたいのではなく、
    「障害者=危険人物、性格が悪い、頭がおかしい」のような誤解を持つ人を1人でも減らすことができたら、ほんの少しでも緩和できたらと考えています。

    よろしくお願いいたします。

      補足日時:2018/04/07 13:56

A 回答 (3件)

当事者様でしたか…。


先程の私の文は、少し感情的になってしまったかもしれません。すみませんでした…。

発達障害である、と公表し、
こちらで質問される方が多いな、と感じる中、

家族や同僚の方が、発達障害かもしれない、と感じて質問される方もおられます。

また、どちらにも当てはまらないのに、興味本位の方、

発達障害、精神障害、適応障害、全てを混同してごちゃごちゃにしたまた、質問される方、色んな方がおられます。

今回、tenbin1015様の
質問文を読み、
真意をはかりかね、
深読みして誤解してしまっていたかもしれません。

ざっくばらんに言うなら、
興味本位で、掻き回すつもりならやめてほしい、と、
思ってしまいました。

娘は未成年で、長女。小学生です。
長女の下に妹と弟もいて
毎日ドタバタしています。

質問者様の困難さは、
文章を見た範囲ではわかりませんし、とても聡明な方のように思います。

私が気になったのは、
人格障害を併発していない場合は、むしろ空気を読みすぎる、気を使い過ぎる人の方が多い、と、言い切ってしまっているのが、気になりました。

もしかしたら、そういう人の方が多いのかもしれませんが、文章表現としては、断定的な表現は控えた方が無難かと思いました。

気になったのは、その点位です。

障害者施設に、元職員だった男が入り込み、職員を拘束した上で、犯行に及び、
多くの人が犠牲になりました。

ですが、
その犯行に対しての世間の反応は冷たい、冷たすぎる、
と、私は思いました。

障害者であるということ
それだけで、
被害の対象になっても

定型発達の人が
被害にあったのと同じに扱われない、世間が、
怒りを持って、真剣に考えない、まるでそれが
避けることが難しい、
天災かなにかのように
扱われたことが、
ショックでした。

あれだけの事件がおきたのに、ほとんどなにも
世の中は変わらなかった。

と、いうことは、
言いたくはないけれど、
犯人の行動や犯行、
それ自体は推奨しないけれど、感情自体へは
何らかの同調や共感を
感じる人がいたのではないか、と、思ってしまいました。

世の中を変えるには、
半端な覚悟ではできないのではないかと思います。

なんらかの提案やアドバイスでなくて申し訳ありません。

働きかけていく
発信していくということは

おそらく、
何らかの抵抗、反発、

色々受けるかもしれません。

それによって
貴方自身が
いわれなき中傷も受けるかもしれません。

貴方様は、どれくらいの覚悟がおありでしょうか。
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この回答へのお礼

再度のご回答を誠にありがとうございます。

>断定的な表現は控えた方が無難

とのご意見、ご尤もですね。大変申し訳ありません。以後、気を付けます。
頂いたご意見を基に修正します。

興味本位の方への怒り、あの事件と周囲の人々の冷たい反応に対する気持ち等、
あなたのご意見に深く賛同いたします。

「ASD当事者」と先に書いておけばご不快な思いをさせずに済んだのかもしれませんね。
そうしてしまうと「障害者の意見」という先入観から入ってしまうと思い、書きませんでした。
申し訳ありませんでした。



私は個人情報を明かした上での活動は今のところ考えておりません。
その覚悟はありません。なぜなら私が1人で行っても勝算がないからです。
現実的に、私1人が捨て身になって勇気を出して突撃したところで、簡単に捻り潰されてしまいます。
特攻や自殺行為をするつもりはありません。私も無駄死にはしたくありません。

私に大それたことをする力はありません。

ただ、ほんの少しでも
あなたの小学生の娘さんのようなまだ小さな当事者さんが大きくなる頃には
今より生きやすくなるようにしたいと思うのです。

私が子供の頃は発達障害自体が知られていませんでした。
ですから、知的障害がなければ発達障害特有の困難があっても、それは全て「努力不足、甘え、親の躾が悪い」で片付けられていました。
エリココ様のように真剣に子どもの発達障害について考えてくれるような素晴らしい親もいませんでした。なぜなら、発達障害なんてないからです。
つまり、毎日毎日死ぬほど辛い生活を送っていたわけです。

できることなら、タイムマシンで当時の自分に「あなたは発達障害でこういう特徴があるけれど、それは努力不足じゃない。こうすればうまくいくから今のうちにこうしておくといいよ」等アドバイスして人生をやり直させたいところですが、
不可能です。

せめて、今現実に存在している、これから未来ある子どもたちには、発達障害があってもできるだけ楽しい生活を送ってほしいと
思うのです。

ただ「下手な支援なら、ないほうがよい」ことは認識しています。
経験上、支援を受けている立場だとやめてほしいことも言いづらいので
そこは気を付けたいと思います。



いろいろとアドバイス等いただき、本当にありがとうございました。

お礼日時:2018/04/09 20:50

誤った知識であっても


認知度が上がったのは
事実です。

発達障害に関しては、
専門家の中でも認識がわかれており、また、発達障害自体の診断も、医者によって異なるのが現状です。

ただ、質問者様のおっしゃる内容も、ざっと拝見したところ、中には主観も混ざっており、必ずしも正しいとは言い切れないのでは?と思う箇所の記述もありました。

娘が発達障害の診断を受け、様々な講習会を受けたり、沢山の書物を読んでいるけれども、やはり、分からない、対処法が難しいと思うこと、多々あります。

貴方様は当事者ですか?
当事者の家族がおられるのですか?
また、どなたか、お知り合いの方が当事者ですか?

同じ診断名であっても、
個人によって、障害の出方は様々であり、
また、年齢によっても、
環境によっても、
色々なんです。

貴方様は、誤解を持つ人を
減らしたい、という思いで、具体的に、何をなさりたいのでしょう?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

神経発達症(発達障害)当事者、ASD(自閉スペクトラム症)診断済です。
ここ3~4年は仕事が忙しく参加していませんが、以前は当事者会、講演会等に積極的に参加し、障害者施設等にお手伝いにも行かせていただいておりました。

認知度が非常に上がったこと、同じ診断名でも様々であること等は当然承知しております。

主観も混ざっているとのことで、ご不快な思いをされたようでしたら、大変申し訳ございませんでした。心よりお詫び申し上げます。
ぜひ具体的にここが違うとご指摘ください。訂正させていただきます。


「具体的に、何を」と言いますと、
「発達障害者=わがままで自分勝手で暴言を吐いたり失言をする人」だと考えている人が多いが、
それは誤解だということを少しでも伝えたいということです。

講演会で講演をされている方たちも同様の説明をされる方がいました。
これは5年~10以上前から言われているのですが、全く広まらず、「発達障害者=暴力、暴言」のほうが広まってしまっています。
単に精神が未熟ですぐに逆上したり、問題行動を起こしてしまうような人を「この人は発達障害ではないか」という疑う人が非常に多いのだそうです。
また、私の実感としてもそのように思います。

娘さんが当事者で、それについて真剣に考えられているとのことですが、未成年のお子様でしょうか。
成人と小さな子どもでは当然違いますが、私は今回、成人目線で書いてしまっています。それについては説明不足でした。
大変申し訳ありませんでした。

お礼日時:2018/04/09 11:15

個人でできることには限界があります。


マスコミや出版社が強い影響力を持つのは「組織」だからです。

したがって正攻法としては、自分もそれに負けない強大な組織を作り、世の中を啓蒙していくことになります。

個人としてとどまりたいなら、
・大学院等で研究し、論文を発表し、マスコミ等にアピールし、注目され、影響力を獲得し、そののちコメンテーターや評論家となって活躍する方法があります。
・生きているうちには無理かもしれませんが、人的ネットワークを広げ、口コミで地道に啓蒙していきます。

どちらにせよ、自分が正しい知識を持たないことには話になりません。
勉強は避けて通れません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

ご回答者様のおっしゃるとおりでございますが、その点はさすがに私でも理解しております。
私は大きなことをしようと考えているのではありません。
私にも仕事がありますから、暇を持て余しているわけではありません。

個人でできるほんの些細なことを考えていました。

健常者の人たちに障害に関する細かい名称や症状を知ってほしいのではなく、障害者=危険人物、犯罪者予備軍、自分勝手で迷惑な存在という考えが間違っている、事実ではないということをほんの少しでも、ほんの1人にでも知ってもらえたらと思っています。

真剣にご回答いただき、どうもありがとうございました。

お礼日時:2018/04/07 11:56

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