哲学の質問です。 「生まれながらの盲人で、今は成人している人がいるとして、彼に、触覚によって同じ金属

哲学の質問です。
「生まれながらの盲人で、今は成人している人がいるとして、彼に、触覚によって同じ金属でほとんど同じ大きさの立方体と球とを識別することを教え、双方に触れればどれが立方体であり、どれが球であるかを彼は言えるとする。立方体と球とがテーブルの上に置かれ、この盲人の視力が回復するとする。さて、盲人は触れることなくどちらが立方体でありどちらが球であるかを言えるだろうか。」ロックもしくはライプニッツのいずれかの立場をとることを明言し、丁寧に分析してみてください。

No.1 ベストアンサー 回答者： 500-horahuki 回答日時： 2018/07/05 12:47

ロックさんは、真っ白なキャンバスに、体験を通して、少しずつ、分かる区別を形成していく立場、

ライプニッツさんは、もともと精神としてあるものが経験として認識しうるという立場

として考えるのでしょうか。

ロックさんの立場で考えると、目が見えるようになってから、映像と、それまでの触覚、嗅覚、聴覚との対応を形成していく

ライプニッツさんの立場で言うと、見えているものはそのまま見えているのであって、精神がそれを認識しうるならば、他の感覚との対応を考えずとも、区別ができるというもの

になるなるのでしょうか。

もともと、視覚を持っていないひとが、他の感覚器官で補って生活しているので、テーブルの上においた、立方体の物質の置かれたときの音、球体を置いた時の音であらかじめ見当をつけている可能性はないでしょうか。


どちらかというと、ロックさんの考え方で、どのように、考えるかを考えるほうが、自然科学的によいのかなと思います。