プロが教えるわが家の防犯対策術!

こんにちは。どなたか教えてください。POMやPPなどの部品を保護したいのですが、つくような樹脂や塗料がわからないのです。扱っている方がいらしたらご紹介ください。また、なんでPOMやPPなどは樹脂や塗料がつかない(=密着しない)のでしょう?どうして?理由がよーわからんのです。よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

POMという物質は分からないのですがPPはポリプロピレンと考えてよいですよね。


塗料は、塗料中の樹脂を接着剤として物質に密着すると言う状態になります。密着する力はおもに塗料の樹脂と塗る対象物質の極性モーメントを利用しています。
PPのような物質は極性モーメントが小さいため密着する力が弱いのです。
PPの接着はメルトさせる方法がとられますが、これは溶融して
ポリマーをからめることにより強度を得ています。
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まず、強く接着させるためには樹脂の極薄い表面層と塗料が混ざって、強固な層を作らなければなりません。

接着に関しては、難しい理論が色々いわれていますが、結局の所、そのような層が出来るかどうかです。ポリプロピレンは、炭素と水素からなるので、極性が低く、表面張力が小さいので、塗料をはじいてしまい、ミクロ的に接触面に(良く濡れないので)欠陥が多いからと接着しにくいということと、結晶化度が高いため塗料と混ざりにくい事も大きな原因です。ポリエチレンなどの非極性のプラスチックも接着しにくいけれども、溶融させて表面を混ぜてやれば良く接着することからも、混ざるということが如何に大切かが分かります。POMは、ポリオキシメチレンの略でホルムアルデヒドの重合体です。(アセタール樹脂ともいわれます。)構造は-(CH2O)n-です。ホルムアルデヒドの単独重合体はデュポン社のデルリン、エチレンオキサイドなどの環状エーテルを共重合したのがセラニーズ社のジュラコンです。こちらも極性が低く、しかも結晶性が高いので極表面の分子が塗料と混ざり、強固な層を作ることが出来ません。ですから、接着しにくいのです。混ざるだけでなく、混ざった層の強度が大切ですが、これらのプラスチックは、混ざること自体が難しいのです。通常このようなプラスチックを接着させようとする場合には、表面に放電処理するなどして、表面層に極性基を導入するなどの改質処理を行います。良く着く塗料を探すよりもPPやPOMの表面を改質する方法を探す方がよいかもしれません。
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