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デパスのインタビューフォーム39ページには、「特に高齢者ではベンゾジアゼピン系薬剤の投与により,運動や認知に関する能力が低下するとの報告がある」
https://medical.mt-pharma.co.jp/di/file/if/f_dep
と記されています。
ベンゾジアゼピン系は睡眠薬としてもよく使われますよね。
服用し続けると、下記動画にあるように認知症と同じような症状が発現する可能性が高くなる、と考えて良いでしょうか。
また、イギリスでは一ヶ月以上の服用は禁止されていると思いますが、日本ではどうなっているでしょうか?

A 回答 (4件)

うつ病とストレスの関係について一言コメントさせていただきます。



うつ病とストレスとに極めて密接な関連があることは確かですが、その関係性については極めて多くの議論があり、この場でその全てを論じる余裕はありません。

 因果関係についても、ストレスが原因でうつ病となる部分と、うつ病が原因でストレスとなる部分と、その他の原因がうつ病とストレスを共に発生させる部分があり混沌としています。
 普通なら何でもないささいなトラブルをうつ病患者は人生最大の苦難と感じたり、ちょっとした励ましが極端にうつ病患者を追い詰めたりしますが、本人も周囲も彼がうつ病であると気がついていなければ、ストレスが彼を追い詰めたと思ったりします。

 ストレスの原因についても、環境因とその個人に原因がある部分とがあります。
 さらに、その個人の原因にしても元々の性格の部分と、うつ病による認知のゆがみの部分と、体調その他による認知の変動の要素もあり単純ではありません。

これらの全てに言及する余裕はありませんが、うつ病の最大要因がストレスと断言することは困難です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

> 因果関係についても、ストレスが原因でうつ病となる部分と、うつ病が原因でストレスとなる部分と、その他の原因がうつ病とストレスを共に発生させる部分があり混沌としています。

何の原因もなく、うつが発症すると思っておられるのですか?
神経伝達物質の分泌異常であることは間違いないんじゃないですかね?
ただ、どのように異常であるのかがわからないまま、適当に増やしたりトランスポーターを変質させたりするから副作用が出るのでしょうよ。
終わりのない治験をやっているのだと公言すれば、薬害も減るはずですし、本当に必要な人は処方するようになる。
事実を隠蔽するのは最悪と思いませんか?
あなたも我も彼も、意思を持つ一個の独立した人間のはずでは?

> ストレスの原因についても、環境因とその個人に原因がある部分とがあります。

その個人に原因がある?
環境から何の影響も受けないのに?

お礼日時:2018/12/14 22:41

一部誤解があるようなので、補足させていただきます。



>多く処方すればするほど儲かるという仕組み

とのことですが、「(医師が)多く処方すればするほど(医師が)儲かる」ということであれば、日本ではそうはなっていません。
医薬分業が進んでいますので、どれだけ処方しても医院・病院の収入にはつながりません。
院内薬局であっても、医院・病院の薬剤購入費は、薬剤の保険収入とほぼ同額ですので薬価差益もほとんど無く、院内薬局でもどれだけ処方しても医院・病院の収入にはつながりません。
すなわち、処方量は製薬会社の儲けにはつながりますが、医師の収入とは関係ありません。

>英国のような制度だと、薬を処方せず認知行動療法や精神分析による治癒や改善を目指す医師も多いような気もするのですが、そんなことはありませんかね。

これは、公営医療(public)ではまずありえません。
基本的に公営医療(public)従事者は、何もしないと利益が最大に大きく、何もしたくないというのが本音です。

認知行動療法や精神分析が必要な病態は長期にわたるので、専門医が見ることは無くGPに戻されます。
GPは、認知行動療法や精神分析の知識も無く、トレーニングを受けたこともありませんので、自分ではできませんせんし、セラピストへの的確な指示もできません。
専門のセラピストに依頼する費用は公営医療(public)ではGPが払う必要がありますが、イギリスの公的機関の認証の無い治療に、GPはお金を出しません。
また、医療費増大を嫌がる当局は、認知行動療法や精神分析を認証しません。

もちろん費用を患者が払う、私立医療機関(private)では話は全く違います。
専門医の適切な指示に応じて、セラピストが適切な治療を行います。
1回1時間で、150ポンド(約2万円)程度払うことになります。
週1回、月4回やれば、月8万円、年額で96万円程度ですね。
(参考に記しておきますが、パキシル20mgを毎日服用した場合、1日分143円で、年間で約5万円になります。ジェネリックを使えば、1日分53円で、年間で約2万円です。もちろん安いからよいというわけではありませんが・・・)

認知行動療法や精神分析を行う場合、その費用負担をどこから捻出するかは大きな課題です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>すなわち、処方量は製薬会社の儲けにはつながりますが、医師の収入とは関係ありません。

なるほど。
裏金が相当動いているのは間違いなさそうですね。

>(参考に記しておきますが、パキシル20mgを毎日服用した場合、1日分143円で、年間で約5万円になります。ジェネリックを使えば、1日分53円で、年間で約2万円です。もちろん安いからよいというわけではありませんが・・・)

最後の部分が大事なんじゃないですかね。
医者や薬品会社の懐を心配してる場合じゃないのでは?
人が死ぬんですよ?

>認知行動療法や精神分析を行う場合、その費用負担をどこから捻出するかは大きな課題です。

保険適用にさせる頭は、今の社会では無理そうですかね。

お礼日時:2018/12/14 22:34

イギリスの医療制度について補足します。



イギリスの医療制度は、日本とはかなり違います。

イギリスでは公営医療が大変充実しています。公営医療の財源は税金であり、個人負担は基本的にはありません。
また、イギリスに暮らしている人は、GP(General physician、かかりつけの総合診療医)への登録が必要で、病気になった時にはまず自分のGPを受診する必要があります。
心臓病ならあっちの病院がいいからといって、GPの指示無しに受診することはできません。
GPへの受診は完全予約制で、突然受診しても決してみてくれません。
空いていればその日に予約が取れることもありますが、1〜2週間かかることも多く、普通の風邪やインフルエンザでは予約待ちの間に治っていたりします。
がんで手術が必要となると、紹介状を持って、専門病院を受診となりますが、専門医予約、検査予約、入院予約、手術予約などがあり、予約待ちだけで半年以上かかり、手遅れになることもあります。
精神科も専門医ですから、患者が自分で希望して精神科を受診することはできず、GPの紹介状が必要です。

医師の収入は、自分に登録している人数分のお金が役所から先に払われます。
行った医療行為に支払われるわけではありません。
先払いですので、医師にとっては何もしないのが一番お得です。
帯状疱疹という病気があります。
大変よく効く特効薬がありますが、治療しないとアザが残ったり神経痛が残ったりすることもあります。
知人がイギリスで帯状疱疹になった時、医師は特効薬を出そうとはしなかったそうです。
知人は、帯状疱疹の特効薬のことを知っていたので、頑張って医師に処方箋を書いてもらいましたが、医師は「高いから」といって最後まで抵抗していたそうです。

病院も病名ごとに決まった収入が入りますので、短期間入院で、できるだけ何もしないのが得です。
医療費が患者はただであるためもあり、GPの紹介状が必要でも、病院はいつも混雑していて、すぐに退院させられます。
出産などは、通常入院せず、午前に生まれたら、午後に帰宅という感じです。
心臓病などの大手術でも、数日の入院で、あとは自宅でGPにみてもらうことになります。

専門医、病院とも、長期間患者を診ても、費用の持ち出しになるばかりで、収入にはならないので、すぐにGPに返します。
そしてGPは、できるだけ医療をしないで済むよう頑張ります。

イギリスにおいて、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の過剰処方が極めて少ない背景にはこのような事情もあります。

日本のような行った医療行為で収入が決まる出来高払い制度では、過剰診療のリスクがありますが、
イギリスでは過少診療のリスクがあります。

イギリスの金持ちは公営医療を使わず、私立のクリニック、病院を使います。
当日すぐに予約が取れますし、専門医の受診も簡単です。
帯状疱疹の特効薬だろうが、ベンゾジアゼピン系睡眠薬だろうが、病態の必要性と希望に応じて柔軟な対応ができます。
入院期間も、患者の希望に合わせて柔軟です。

しかし、当然私立医療機関は、全額私費です。
大手企業などでは、会社が私立医療機関の医療費を一部負担してくれるところもあります。
風邪でもその日に診てくれますが、薬代あわせれば4〜5万円かかります。
入院費用も、1日数十万円かかります。

金持ちと庶民で受けられる医療が全く違う点はイギリス型医療の特徴の一つです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

詳しく説明していただき大変参考になりました。

>病院も病名ごとに決まった収入が入りますので、短期間入院で、できるだけ何もしないのが得です。
>専門医、病院とも、長期間患者を診ても、費用の持ち出しになるばかりで、収入にはならないので、すぐにGPに返します。
そしてGPは、できるだけ医療をしないで済むよう頑張ります。
イギリスにおいて、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の過剰処方が極めて少ない背景にはこのような事情もあります。

わたしには、『ベンゾジアゼピン系睡眠薬の過剰処方』を少なくする対策として、そのような制度にしているように思われますね。
多く処方すればするほど儲かるという仕組みより、はるかに合理的で治療の本質に適った制度であるという気がします。
人間は弱いものです。
薬が厚労省で認可されていれば、また売れば売るほど儲かるのなら、危険だと思っても、つい処方を推進するのが人情でしょう。
英国は、その辺をよくわかっているのだと思う。
2015年統計では自殺率が全世界で91位だそうですよ。
先進国の中では最低水準と言えるようです。
日本は18位。

英国のような制度だと、薬を処方せず認知行動療法や精神分析による治癒や改善を目指す医師も多いような気もするのですが、そんなことはありませんかね。

kattun175さん、うつ病の最大要因がストレスであることはすでに確定事実と言って良いですよね?
ストレスの最大要因は人間関係でしょう。
薬で人間関係が改善できると考える人は一人もいないはずです。
ですから、本当にうつを治療しようとするなら、人間関係、あるいは、人間関係に対する認識の仕方、これを変える以外にないと思うのですがいかがですか?

また、仮に現在の社会体制でそれが難しいのだとしても、その難しいことを前提にした論理の展開は、本質的治療、理想的治療に逆行する認識を増悪させる意味で、極めて罪深いものという気がするのですが、どう思われます?

お礼日時:2018/12/13 19:01

素人さんの日常会話では、認知症も、認知機能障害も、認知機能低下も、ぼけも、全て同じように使われますが、専門用語では全て異なった定義の、異なった概念です。



「認知症と同じような症状」は、酔っ払っていても、肝性脳症でも、糖尿病でも、徹夜明けでも、統合失調症でも、うつ病でも、甲状腺機能低下症でも生じますが、このような状態を認知症というわけではありません。

もちろん、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、お酒・糖尿病・肝硬変・甲状腺機能低下症・うつ病同様、「認知症と同じような症状」を呈しますが、これらは認知症ではありません。
いわゆるpseudodementia(偽認知症)として、認知症と間違えやすい状態です。

睡眠薬を、服用し続けると、認知症と同じような症状が発現する可能性は高くなりますが、認知症とは異なります。
(睡眠薬には脳内アミロイドβを増やしたり、動脈硬化を進める機序は証明されていません。)

イギリスと日本のベンゾジアゼピン系睡眠薬の処方規制について記します。

EnglandにおけるXanaxのSPC(日本名ソラナックス、コンスタンのイギリス版添付文書 https://www.medicines.org.uk/emc/medicine/9659 )から処方期間についてのコメントを抜粋します。

Treatment should be as short as possible. It is recommended that the patient be reassessed at the end of no longer than 4 weeks of treatment and the need for continued treatment established, especially in case the patient is symptom free. The overall duration of treatment should not be more than 8-12 weeks, including a tapering off process.
In certain cases extension beyond the maximum treatment period may be necessary; if so, it should not take place without re-evaluation of the patient's status with special expertise. As with all benzodiazepines, physicians should be aware that long-term use might lead to dependence in certain patients.

"no longer than 4 weeks of treatment"をrecommendationしていますが、 " re-evaluation"を前提に、"In certain cases extension beyond the maximum treatment period may be necessary."と記載あり、「イギリスでは一ヶ月以上の服用は禁止」されているわけでは無いことがわかります。(ただ、保険カバー率が20%以下に下がりますので、公営医療を使う限り事実上処方継続は困難ですが、お金持ち向けのprivate clinicでは制限がありません。)

ちなみに日本では、ベンゾジアゼピン系睡眠薬の処方規制は2~4週間(薬によって異なります。)であり、2~4週間ごとの re-evaluationが必要とされています。
遅ればせながら、2019年4月から日本も保険カバー率逓減が行われますが、抜け穴は山ほどあり、どれほど実効性があるかは疑問です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>もちろん、ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、お酒・糖尿病・肝硬変・甲状腺機能低下症・うつ病同様、「認知症と同じような症状」を呈しますが、これらは認知症ではありません。
いわゆるpseudodementia(偽認知症)として、認知症と間違えやすい状態です。

【ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、認知症ではないが「認知症と同じような症状」を発現する副作用を持っている。】

ということですね。
英語は苦手ですのでスルーさせていただきますが、これがわかっただけで十分です。

>「イギリスでは一ヶ月以上の服用は禁止」されているわけでは無いことがわかります。(ただ、保険カバー率が20%以下に下がりますので、公営医療を使う限り事実上処方継続は困難ですが、お金持ち向けのprivate clinicでは制限がありません。)

なるほど。
詳しくありがとうございます。
公営医療を使う限り実質的に禁止状態、とでも申し上げればよかったですね。
ただ、英国では原則1~2週間が推奨されているとも聞いていましたが、そんなことはありませんか。

>遅ればせながら、2019年4月から日本も保険カバー率逓減が行われますが、抜け穴は山ほどあり、どれほど実効性があるかは疑問です。

それでも英国(もっとも厳しい制限の国)に近づいているのは好ましいことですね・
『抜け穴』とは、たとえば一旦休んで、すぐ再開するといったようなことでしょうか。

お礼日時:2018/12/12 18:22

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