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義父の話なのですが、お腹に動脈瘤ができて某大学病院でカテーテルを挿入する手術をしました。
症状自体はそれほど重症ではなく、10日ほどの入院でいいと聞いていました。

手術中ソケイブを切開する際にリンパ管を切断したとのことで、手術後もリンパ液がもれて結局退院までに1ヶ月かかることになりました。

手術後、お医者さんのいうには手術でリンパ管を切ってしまうことは100人中1人ぐらいつまり1%ぐらいの確率でそのような事がおこると説明されました。

本当にリンパ管を誤って切断してしまうことが、それほどの確率でおこるものなのでしょうか?

医学の事に関しては全くの素人ですが、リンパ管の切断とは医療事故ではないかと思ってしまいます。

結局カテーテルの挿入もうまくいかず、健康状態が回復してからもう一度再手術をすると病院は言っていますが、義父の身体は入院前より悪くなってしまいました。
にもかかわらず、病院からの請求書はどんどん届きます。

今後どのように対応していけばいいかまったく検討もつかず、アドバイスをお願いいたします。

A 回答 (3件)

治療による合併症に悩んでおられるのですね。


カテーテルを挿入する手技以外でも、ソケイ部を開けるとリンパ管を損傷しリンパ液が漏れることがたまにあります。(リンパ漏(ろう)といいます)
リンパ管自体は非常に細く、肉眼でこれを確認してそれを避けながらカテーテルを入れることはできません。ですから、こう言っては失礼かもしれませんが、手技に過失がなくても起こりうることなので、ついてなかったというほかはありません。治療行為に運・不運なんて・・と思われるかもしれませんが、残念ながらありうるのがいまの医療の現状です。また、医師に過失がなければ治療上おきた合併症の治療費は通常の医療費と同じ扱いとなります。ただし、高額医療になると思われますので、治療費は一旦払いますが後で返ってきます。(収入にもよりますが)
義父さんの体が以前より悪くなったとのことですが、リンパ漏自体は時間が多少かかりますが、治りますし後遺症もないはずです。入院が長くなるので、担当医がOKであれば、リハビリなどして体力・筋力が落ちないようにしてもらうのがよいでしょう。そしてあらためて原疾患の治療を行ってもらいましょう。早くよくなるといいですね。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございます。
やはりリンパ管を避けて手術するということは非常に難しいものなのですね。

担当医も同じような説明をしていたと思います。
手術前は日常生活にまったく問題がなく、退院してみたら普通に生活もできないぐらい体調がわるくりました。
また、カテーテルもうまく入らず、腎臓も調子が悪くなり、私たち家族は担当医及び病院に対しての不信感が大きくなり、素直に担当医の話が聞けなくなっておりました。

お礼日時:2004/11/18 16:02

確率は判りませんが、血管や神経は肉眼で見えますが、リンパ管は透明で中を流れるリンパ液も透明ですから、申し訳ありませんが手術中にこれを確認するすべはありません。

従って術野を閉じる際に水様の液の漏出がないかを慎重に調べ、あればその漏出部を丹念に見つけてコッヘルでつまみ、糸でしばり止めます。しかしながら微量の場合には判らない事もあり術創を縫合したあとに漏れ出て来る事もあり、この際は再手術を行います。

従ってリンパ漏に関しては医療ミスであると訴訟に出られてもまず勝ち目はないでしょう。

しかしながら、そのために入院費用がかさみ、さらに体調も悪くなったという事であれば、やはり病院側が謝罪ないし、治療費の返還をするという誠意を見せるべきだと、個人的には思います。

具体的にどういう手段がいいかは判りませんが、担当医に話しても末端の雇われ医者ですのでらちがあきません。直接、病院長宛に内容証明で、「こういった経緯で事前の説明と食い違い金銭的にも、精神的にも、肉体的にも被害をこうむったので、しかるべき謝罪を要求します。何月何日までに回答がない場合は法的手続きを取らせて頂きます。」といった内容の手紙を送られてはいかがでしょうか。それで、何も反応がなければ県の弁護士会で相談されてみてはいかがでしょう。
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この回答へのお礼

リンパ管というものがどういうものかも分からず、こちらのサイトでみなさんに丁寧に教えていただいて、リンパ漏に関して理解することができました。
そのあたりを理解してから、昨夜担当医と話することができたので、非常に冷静に話することができました。

ありがとうございました。
したにも書きましたが、とにかく義父が元気に回復してくれればお金なんて少々かかってもしょうがないとは思っています。
とにかく担当医と病院を信頼して経過を見守りたいと思います。

お礼日時:2004/11/19 12:58

通りすがりのものですが、この度は義父様の手術後の経過が思わしく無い由御心痛の程お察し致します。


一般人の自信無しの者なので書き込むのが躊躇われるのですがちょっとだけ・・・。
さて、鼡径部切開後のリンパ漏についてはdeltanさんの立派な御回答があるので特に言う事は有りません。
腹部大動脈瘤に対してステントグラフトを留置しようとなされた様ですので大腿動脈か外腸骨動脈を露出して人工血管を縫い付けてそこからワイヤーやカテーテルを出し入れする必要があったのでしょう。実際この部分のリンパ管は細くて見えませんし特別注意しても避ける事はでき無いですから・・・。ではどうしているかと言うと切開する組織を糸で結紮しながらいくか電気メスで細かい血管やリンパ管を凝固しながら切開していくと言った方法がとられます。結紮すると確実ですが多少時間がかかって手間な事と糸が異物として多数組織に残ってしまうので感染のリスクが多少増える事が考えられます。特に人工血管の断端が残ったりするこの手の手術の時は感染が恐いですし・・・。
電気メスの場合手術中は止血されておりリンパも漏れていない場合でも時間が経ってから出血してきたりリンパが漏れてくる場合が稀に有りますが手術の後から起こってくる事なので防ぎ様が無いのが実際の所だと思います。ですから術後の合併症としてのリンパ漏や血腫はゼロにはなりません。では本当に1%の確率か?と言われるとあまりこの手の細かい合併症の確率を論じた論文を読んだ事が無いので解りませんが僕自身に付いて言えば実際に何百人かの鼡径部を切開された方々の中でリンパ漏をおこした方を数人見た事が有りますので感覚的には納得できる数字では有ります。
次にステントグラフトについてですがこの治療はまだステントグラフト自体は保険の適応になっていないと思いましたが・・・。
ですから100万円位するはずの材料費が大学の研究費から出ているか患者さん自身の買い取りになっているかで負担すべき金額が違ってくるかと思われます。
またこのようなある意味先進的治療の為、合併症や成功率、死亡率に至まで御本人や御家族の方は術前にかなり詳しく説明を受けているはずだと思います。
ちなみに2004年の心臓血管外科学会の発表ではステントグラフトのパイオニアでもある東京医科大学で腹部大動脈瘤のステントグラフト留置術は2種類のステントグラフトを用いて各々初期成功率85%、95%と述べています。同じ学会で山口大学ではステント留置後遠隔期に再手術を要したのは25.8%であったと述べています。また日本心臓外科学会誌33巻2号81~86(2004)の石丸先生による5施設のPower Web という出来合いのシステムを使ったType 1のエンドリーク(グラフトの端と血管壁の隙間から直接動脈瘤の中に漏れの有るもの)を認めない、かつステントグラフトを目標の部位に運搬できたというステントグラフトの技術的成功率は93.3%であったとのべています。さらにType2のエンドリーク(動脈瘤からでている枝である腰動脈や下腸間膜動脈などからの逆流で起こり技術的に防ぐ事は困難)にいたってはWhite,J.Endovasc.Surg.4152-168,1997では10ー44%に起こると言われておりその対処法に至っても明確なコンセンサスを得られていないのが現状です。
まあ一言で言えば「ステントグラフトを留置しようとしても10人に1人はうまく行かないしうまくいったとしても再手術が必要になる人も稀ならずいますよ・・・」と言った所です。まあこれも一種の運と言えなくも有りませんね。取りあえず御質問の文章からは医療事故と思われる記述は見当たりません。
ステントグラフトの留置がうまく行かなかった以上義父様のとれる次なる手段は開腹による人工血管置換術か追加ステントグラフトになると思われますがその辺は主治医の先生がよく検討して下さっていると思われます。
今後の対応に付いては御本人がどうしたいかによると思われますが主治医に対して結果が思わしく無い事から不信感が有る様でしたらセカンドオピニオンを求めても良いでしょうし他の病院で手術する事も可能ですが個人的には大学病院でもあり主治医の先生を信頼してお任せするのも一つの方法だと考えます。
義父様の御回復をお祈り致しております。
それでは。
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この回答へのお礼

丁寧な回答本当にありがとうございます。
昨日の夜に病院まで行き、担当医と話をさせていただきました。
色々と話をすることができて、双方で信頼関係が少し回復したと思います。

医療事故・診療代金などよりもとにかく義父の健康が回復する事が最も重要な事であると思っているので、やはり担当医の方々を信頼して、回復を待とうと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2004/11/19 12:53

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