脳卒中で死亡する機序

脳卒中（脳梗塞、脳出血）で死亡（心拍停止）するのは何故でしょうか？拍動は自動能なので脳細胞がダメージを受けても心拍には影響しないはずです。呼吸中枢がダメージを受けて低酸素になり心筋細胞の機能が低下（嫌気性代謝を経て心筋細胞の障害が起き、やがて心拍が停止するメカニズムも教えて欲しい）するのなら判りますが、それ以外に心臓が止まる機序があれば詳しく教えて下さい。

No.2 回答者： hanasaka 回答日時： 2019/02/03 06:32

小さい血管の脳梗塞ですぐに亡くなるのは、ふらつきで頭部外傷、高所転落、嘔吐による窒息等の二次被害。

脳幹部に梗塞がおきれば、意識不明、呼吸停止、自律神経の停止。
もともと弁膜症や不整脈があった場合、心原性の塞栓症による脳の広範囲及び脳幹壊死。（上の行と同じ）

脳内出血では血液浸出による脳の圧迫、くも膜下出血での脳の圧迫による脳ヘルニア、
脳幹の圧迫による壊死で、上と同じ。

酸欠によりノルエピネフリンが分泌され心悸亢進するもフィードバック機構が
働かず、致死性不整脈。（No.1の内容）

脳幹が死んで呼吸ができないけど、心臓は動いてるのが脳死。

No.1 回答者： 現実主義者 回答日時： 2019/02/02 16:12

心拍停止の一つの原因として、交感神経を興奮させるカテコラミンが異常放出されることで引き起こされる機序が考えられています。

許容量を超えるカテコラミンが心臓に影響すると、致死性不整脈である心室細動が引き起こされるというものです。

また、電解質であるカリウムやカルシウムの電気的バランスによって心臓機能は維持されています。
体内の恒常性が乱されるとこれらの電解質バランスも崩れ、心臓機能を維持できなくなるケースも存在するのかもしれません。
これは比較的緩徐に発生しますので、脳卒中の直後に発生するようなものではありませんが。