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中長期投資におけるテクニカル分析とファンダメンタルズ分析について

株の初心者です。
教えてください。中長期(数週間から数ヶ月、数年)で株の売買をする場合、判断の根拠にすべきなのは、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析のどちらでしょうか?両方か、どちらでもないのか、色々な考え方を知りたいです。

株に関していくつかの本を読んでみましたが、結局、中長期的に株価が上昇する銘柄を選ぶ際には、何を根拠にするべきのかということが分からず、混乱しています。

最初に読んだ本は、アメリカのテクニカル分析の本でした。

「マーケットのテクニカル百科 (入門編・実践編)(ロバート・D・エドワーズ、ジョン・マギー、W・H・C・バセッティ著)(出版社/メーカー: パンローリング社)」(英語名︰Technical Analysis of Stock Trend)
 
この本では、企業の業績や財務状況などのファンダメンタルズ的は株価を動かす要因の一つに過ぎず、株価は時にこれらと無関係に変動すると書かれていました。(一般的に投機的な銘柄は直線的に激しく動き、安定企業の銘柄は緩やかに動くなどの特徴はあれど)

なので、チャートのテクニカル分析を売買の根拠にすべきであり、ボラティリティ(株価の変動率)がある程度高めの銘柄に分散して投資し、各銘柄のチャートの形状から現在の状態を把握し(時には将来の動きを予測して)売買のタイミングを図るべきだという考え方でした。

この本を読み終えてみて、確かに、ある銘柄の株価が「いまどんな状況にあるのか」を読み取ることはなんとなく出来ましたが、

そもそも膨大な銘柄の中から、この本で紹介されているような教科書的なチャートの形状をしている銘柄を探し出すことが出来ませんでした。

証券会社の「チャート形状によるスクリーニング機能」も、目先の短期的な動きを拾うのみであり、中長期的な株価の上昇が予想できるチャートを発見することは出来ませんでした。

なので、この本の考え方が正しいのかどうか試すことができませんでした。

一方で、最近、「会社四季報の達人に教わる10倍株・100倍株の探し方(渡部清二著、出版社/メーカー︰東洋経済新報社)」という本を読んで、

会社四季報の財務状況や業績の数字をもとに上場5年以内の急成長企業20社を絞込みました。

ですが、絞り込んだ銘柄のチャートを見ているうちに、次第に混乱し、訳が分からなくなってしまいました。上昇しているチャートもあれば、下落しているチャートもあったからです。
もちろん、目先の短期的な動きではなく長期的に株価を見守りたいとは思います。

ですが、チャートの状況が様々である中で、本当に四季報の情報だけで投資していいものか分からず、かなり不安です。

昨日から、「バフェットの財務諸表を読む力(メアリー・バフェット、デビッド・クラーク著)」という本を読んでいます。こちらの本ではテクニカル分析自体を否定しています。

一体どれが正しいのでしょうか?

中長期投資では、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析はどちらを重視すべきでしょうか?もしくはもっと他の観点から考えるべきでしょうか?

ちなみに、元手は、コツコツ貯めた36万円です。

もし、詳しい方がいらっしゃったらアドバイスも含めて(中長期的投資をする上で正しい考え方や情報収集の仕方、おすすめの本など)教えて頂けると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。

質問者からの補足コメント

  • 「会社四季報の達人が教える~」の本には、チャート分析も判断材料に含めるべきだと書かれています。おそらくファンダメンタルズ的に優良な銘柄についてテクニカル分析も行い、株価上昇の余地があるものについては、タイミングを見計らって投資をする、ということなのだと思います・・・

      補足日時:2019/03/18 18:41

A 回答 (5件)

私は「テクニカル分析」とやらは好きではないので、基本的には投資判断でこれを用いることはしません。



が、うまく実際の売買に活用している方もあると思います。それはそれで、活用している人にとっては有用で有効ということになりましょう。
なんのどこまでをテクニカル分析というかということもありますが、これらは統計学的、数学的な科学とは違います。いわば、どのようにも解釈
できる、また、人によって解釈の異なる「アート」とでもいうべきもの、曖昧さのあるものかと思います。

一方、ファンダメンタルズ分析は、方法の視点としてはまっとうで正しいですが、その予想そのものが正確であるかどうかはわかりません。
また、世界の様々な環境の変化を事前に予測することはできませんから、いくら正しく分析したとしても、将来の株価の方向性や株価水準を
正確に予想することなどできません。しかし、結局のところ、株価は企業の業績の実績やその見込みによって変動します。

投資の初心者ということであれば、また混乱するかもしれませんが、
「ウォール街のランダム・ウォーカー」を一読されることをおすすめします。
米国の本ですが、翻訳もよく、分厚いですが、読みやすく、またウィットに富んだ内容となっています。
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この回答へのお礼

素晴らしいご回答ありがとうございます。とても勉強になりました。テクニカル分析は科学とは似て非なるものなのですね。おすすめの本を教えて下さりありがとうございます。勧めて頂いた「ウォール街のランダム・ウォーカー」を頑張って読んでみたいと思います。本当にありがとうございました(^-^)!!

お礼日時:2019/03/18 21:50

恐らく36万円が原因かと。


360万円くらいあると、気軽に面白いビジネスモデルの企業に投資できます。

それと、初心者の頃は百発百中を狙いがちです。百発百中を狙ってはいけない。

安いところで買うとか、良いタイミングで買うとか、株式投資の永遠のテーマでしょうか。
これからも安いところで買う方法とか、良いタイミングで買う方法の本が続々と出版されるはずです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。やはりもっと資金を貯めていくべきですね。なかなか貯まらないので36万円を1万円ずつミニ株で36銘柄に分散投資しようかと考えていました(^-^;)笑
百発百中を狙わないようにします。これから多くの本を読んでみます。どうもありがとうございました。

お礼日時:2019/03/18 21:55

テクニカルと言ってもトレンド系とオシレータ系があるし、ファンダメンタルと言ってもヴァリュー派とグロース派では正反対みたいなところがあるし、そう簡単に割り切れるものではないと思います。



私個人の意見としては、何を指標にするにせよ、「自分のスタイル(考え)」を確立することが重要だと思います。その時々でスタンスを変えてしまうのが一番いけません。ヴァリュー投資をやっていてもさっぱり株価が動かず、ついつい急騰している株に手を出してしまう・・・言うのが良くある失敗パターンです。私も株式投資を初めて20年、為替取引を初めて16年になりますが、その中で得た最大の教訓がこれです。

私は、株式ではファンダメンタル重視のバリュー投資が主体です。長期保有が中心で、大失敗する確率が低いので。あまりテクニカル指標は参考にしません。一方で、為替は、数日~数週間の取引が主体で、そこではトレンド系のテクニカル指標(移動平均線や一目均衡表など)を結構参考にします。別にこれが正解と言う訳ではなく、この組み合わせで投資しているのが、なんとなく私の性に合っていて、結果も良いので、このスタイルに落ち着きました。

一つだけアドバイス的なことを言わせていただければ、「どれくらいのスパンで売買をするつもりか?」と言うのが結構自分の投資スタイルを決める要素として大きいと思います。為替なら「数分」と言う人も居ますし、株の長期投資なら「数十年」と言う人も居るでしょう。ここは、最初の時点で、自分なりのポリシーを持っておいた方が良いと思いますよ。ここがぐらつくとあまり良い結果にならないように思います。
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この回答へのお礼

貴重なアドバイス、本当にありがとうございます。投資スパンを決めて、そこから投資のスタイルを確立して、それを守ろうと思います。ベテランの方のご意見を聞くことが出来て嬉しいです。ありがとうございました(^-^)

お礼日時:2019/03/19 22:27

株価が「いまどんな状況にあるのか」を読み取ることは大事だとわたしも思いますが、私の場合、それはチャートの形状を分類することではなく、チャートと過去のIRニュースなどを照らし合わせながら、どういう経緯を経て今の株価に至ったのかを理解することだと思っています。

つまり値動きの理由を探るということです。ファンダメンタルズについても同様で、割安ならなぜ割安になっているのか、その理由を理解するのが大事だと思います。
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この回答へのお礼

貴重なアドバイスありがとうございます。「なぜ、そうなっているのか?」を理解することが大切なのですね。とても勉強になりました。ありがとうございました(^-^)

お礼日時:2019/03/19 22:29

私も実は、投資経験が浅くて、参考になるかどうか分からず申し訳ありませんが、中長期をベースにされたいのであれば、ファンダメンタル重視(投資企業を取り巻く周辺の経済やマクロ経済)しつつ、テクニカルは中長期チャートをみて、割安なら買うなどの判断がいいのではないかと思います。

以前私も同じようなことで悩んでおり、「投資とトレード」の考えの違いがそういった悩みを生むことが分かるに至りました。テクニカルに傾きすぎれば当然、短期売買がしたくなり、手法や読む本、考え方、パソコンの画面の仕様、すべてトレーダーのそれになってなってきます。そして、他人からのアドバイスが投資向きなのか、トレード向きなのかも分からなくなります。「損切りを2%で!」などと知人に話したことがありましたが、知人はもっとあがるまで持つべきだ。大底・暴落したら俺は買う。と言われ、実際数字を伸ばしていたります。私は最初それが自分自身トレードと投資の違いが良く分からずにした質問であり、他人の回答に素直に耳を傾けられませんでした。
 おそらくバフェット氏の企業もトレード(オプションやカラー取引などのヘッジや空売りなどの投機)をまったくしていないことはないでしょうし、ジム・ロジャーズやソロス氏も長期で保有している投資資産【莫大な安定資産】を保有しているでしょうし、初めどれが正解か分からなくなりますよね。
 質問者様が、利ざやを稼ぐ考え方を重視されるのであれば、トレードのような考えが良いでしょうし、利殖をお考えなら、中長期でいいとも思います。損切り重要なのでそれだけ守ればいいと思います。
 最後に楽天証券のサイト内に「トウシル」というのがあり、そこで足立先生という公認会計士さんが書いたコラムが、ためになります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。経験者の方のアドバイスは、とてもためになります。まずは、「自分がトレードと投資のどちらをするのか」をしっかり決めて、それに合った勉強をして行こうと思います。損切りもしっかり守りたいと思います。
おすすめのコラムを教えて頂きありがとうございます。早速これから読みたいと思います。どうもありがとうございました(^-^)

お礼日時:2019/03/19 22:37

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