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『◯◯そうです』の用法のうち、物の見た目から推量する表現についてお伺いします。
外国語としての日本語の品詞で分類して例を書かせてください。

1.「この料理はおいしそうですね」   (い形容詞)
2.「あの人は楽しそうですね」     (い形容詞) 
3.「このシステム手帳は便利そうですね」(な形容詞)
4.「あの靴はぴったりそうですね」   (な形容詞)

4の「ぴったり+そう」はコーパスで検索しても0件でした。
場面としては、靴屋である靴を見かけました。それが自分の足のサイズに
「ぴったりな靴だろう」と思ったとき、「ぴったりそうです」と言えるでしょうか。

どなたか「ぴったりそう」が言えるかどうかと、その根拠をお示しくださいませんか。

なお、「ぴったり合いそうですね」は「動詞+そう」の用法に分類できるので除外させてください。

どうか皆様のお力を貸してください。

A 回答 (15件中1~10件)

使えないことはありません。


ただし、ぴったり、とは誤差がないという意味です、推量とは相いれない意味のため違和感を生じます、丁度よさそう、とか丁度合いそう、とか。
推量で、ぴったり、はあり得ません、じっさいに、やってみて「ピッタリ」です。
日本語に限りません文法だけでは言葉は完全ではありません、言葉が先で、文法は後から・・・です。
>「動詞+そう」
この勉強の仕方は言葉(日本語)の感性をまったく無視した、言葉の表面上をコピペ丸投げ形式で記憶するやり方です
個人的には、あまり利口なやり方とは思いません
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非常に違和感がありますね。



「そうだ」は体言化した用言につきます。
形容詞の語幹は、形容詞語尾がついていないという点で、用言になりきれていない。
(語幹が単音節なら「さ」を付けて名詞化する)
動詞連用形は名詞的性質を持つ(たとえば、「飲み食い」)。

ただし本物の体言は不可。
「×彼は学生そうだ」


ところで、「ぴったり」は副詞です。
「ぴったりな」は副詞を「な形容詞」型に使ったもの、つまり副詞と形容詞の中間です。
「そうだ」が使いにくいのはそのためでしょう。
しかし、「な形容詞」としても使えるから、「ぴったりそうだ」は違和感は強いけれども、全くダメとも言いがたい。
「ありよりのなし」ってとこですかね。

「あいにく」というのも、基本は副詞ですが、「あいにくなことに」のように「な形容詞」としても使える。
これも「天気はあいにくそうだ」とは極めていいにくいが、「×彼は学生そうだ」に比べれば少しだけましだ。


文法はある。
文法は単なる習慣ではない。
習慣を後からまとめたものが文法だなんて、50年以上も前に否定されている。
ただ、学者がまだ「正しい」つまり、母語話者の脳の中にある文法を発見できていないだけ。
まだ研究途中だから、穴がある。


文法があるからこそ、
「×彼は学生そうだ」
「??靴がぴったりそうだ」
「ぴったり合いそうだ」
という順位付けができる。

感性や意味で言葉を語っていては、日本語教師に対する冒涜だ。
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この回答へのお礼

強い違和感があるものの、全くダメとも言いがたいとのご回答をありがとうございました。
過去に「ぴったりそうです」という表現を耳にした記憶はないのですが、誤った表現だと
言い切れる根拠が見つからず困っていました。
Syntactic-Structures様の記述を読んで、少しずつ霧が晴れてきました。
もう一度、感謝申し上げます。

お礼日時:2019/04/13 00:45

日本語文法について書かれた有力なサイトが、皆どこかにいってわからなくなってしまいました。


「ぴったりそうです」という日本語は聞いたことがありません。「ぴったりです」はあります。「ぴったりです」とまでは言えない場合は、「ぴったり合いそうです。」「ぴったりしそうです。」「ぴったり」は副詞ですが、「副詞+の」形で修飾語となります。「ぴったりのサイズ(大きさ)」
 「おいしそうです。」「楽しそうです。」「便利そうです。」という言い方はあります。日本語文法ではほんとうに、これらを一語と考え、形容詞と考えるのですか。と言うことで上記のように「日本語文法概説」「日本語教師のページ」を探したが、見つかりませんでした。
 「国文法」の立場から言えば、「そうだ」という助動詞があり、それが「おいしい」「楽しい」という形容詞の語幹に接続し、「おいしそうだ」「楽しそうだ」となり、その「だ」が(丁寧語の)「です」に変化することはあり得ます。

そう‐だ[さう‥]
〔助動〕
(活用は「そうだろ・そうだっ そうに そうで・そうだ・そうな・そうなら・〇」)

〔一〕(様態)状態や性質などに関してそうであろうと推察し、判断される様子であることを表わす。…らしい。
  (イ)体言につけて用いる。→語誌(6)。

  (ロ)形容詞、形容動詞の語幹につけて用いる。→語誌(4)。

  (ハ)動詞、動詞型の助動詞の連用形につけて用いる。→語誌(5)。

  (ニ)動詞、形容詞、助動詞の終止形、連体形につけて用いる。→語誌(6)。

〔二〕(伝聞)そのことが他人からの伝聞によって知られたものであることを表わす。…
  *ヰタ・セクスアリス〔1909〕〈森鴎外〉「新聞の雑報のやうな世間話を材料帳に留めて置いて、自己の哲学の材料にしたさうだが」

【語誌】
(1)「そう」は「様(さま)」の変化したものとも、「相」の字音ともいう。
(2)室町以降用いられた助動詞で、はじめ終止形は「そうな」であったが、近世中期ごろから「そうだ」の形も使われるようになった。
(3)終止形に「そうなり」、連体形に「そうなる」、已然形として「そうなれ」など、文語的な例も見られる。「幸若・烏帽子折」の「やぶさめとやらんはやすさうなる事にて候」、「浄瑠璃・心中二枚絵草紙‐上」の「あの人とわしと訳ある様に見さんしたそうなれ共、みぢんそんなるではない」、「当世書生気質〈坪内逍遙〉一」の「かはうその帽子を眉深にいただきたるは、時節柄些(すこ)し暖(あつ)さうなり」など。
(4)〔一〕(ロ)の形容詞に接続する場合、語幹が一音節の形容詞では間に「さ」が挿入されることが多い。「四河入海‐一〇・三」の「花たち花ではなささうなぞ」、「歌舞伎・傾城壬生大念仏‐上」の「酒を好いて飲まふならば、あのやうに酔ふたがよささふな」、「杜子春〈芥川龍之介〉三」の「始めお前の顔を見た時、どこか物わかりが好ささうだったから」など。
(5)〔一〕(ハ)で、形容詞型の助動詞「ない」「たい」の場合は、語幹相当の「な」「た」につけて用いる。「腕くらべ〈永井荷風〉一三」の「どうも、うまく折合がつかなさうなんですよ」、「湯島詣〈泉鏡花〉四六」の「蝶吉は笑ひたさうにして押耐(おしこら)へる」など。
(6)〔一〕(イ)の体言につく「そうだ」、〔一〕(ニ)の終止・連体形につく「そうだ」は現代語においてはふつうには行なわれていない。
(7){丁寧体としては「そうです」が使われる。}また、語幹相当の「そう」だけで文を終止したり、その下に助詞「さ」「よ」「ね」を添えて用いたり、「そな」の形をとったりもする。「洒落本・孔雀そめき‐草庵晒落」の「伯父の所があの近所だそうさ」、「滑稽本・浮世風呂‐四・中」の「もちっと御勘弁がありそな事(こっ)ちゃぞや」、「滑稽本・八笑人‐五・中」の「跡で何所の人だと聞いたら、十返舎一九先生ださうよ」、「小公子〈若松賤子訳〉六」の「ドウソンは〈略〉可愛らしい姫君のお世話をして居たのださうでした」、「草枕〈夏目漱石〉九」の「成程面白さうね」、「婦系図〈泉鏡花〉前・四八」の「天窓(あたま)から爪尖まで、其日の扮装(いでたち)想ふべしで、髪から油がとろけさう」など。
(8)〔一〕で動詞につく場合の打消表現には、「行かなそうだ」「行きそうでない」「行きそうにない」「行きそうもない」などがある。前の二例は、単なる否定的判断であるが、後の二例では、期待に反して実在、実現の困難なことが強調される。→そもない。「洒落本・美地の蛎殻」の「『八どん降りそうだによ。笘(とま)をもって行かねへか』『西だから降りそふもねへ』」、「浮雲〈二葉亭四迷〉一・五」の「迚(とて)も鎮火しさうも無かったのも」、「高瀬舟〈森鴎外〉」の「どうも喜助のやうな心持にはなられさうにない」など。
(9)〔一〕の「そうだ」を様態の助動詞、〔二〕の「そうだ」を伝聞の助動詞ということがある。また、「そうだ」を一語の助動詞と認めず、形式名詞または接尾語の「そう」に断定の助動詞「だ」がついたものとする考え方もある。

 というわけで、「副詞」に直接「そうだ」「そうです」がつく例(ぴったりそうです)は無かったようです。

 日本語文法と国文法では、考え方に違いはあるでしょうが、過去から現在にまで使われた、あるいは使われる例に違いは無いので参考になると思います。
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この回答へのお礼

>日本語文法ではほんとうに、これらを一語と考え、形容詞と考えるのですか。
いいえ、そうではありません。
1.「この料理はおいしそうですね」(い形容詞)
上の文の最後に記載した「(い形容詞)」とは、い形容詞に「そう」が接続した場合であることを明示したつもりでした。説明が不十分で大変しつれいしました。
OKAT様のご回答を後ほどゆっくり読ませていただきます。
お知恵を貸してくださってありがとうございます。

お礼日時:2019/04/12 20:57

違和感はあるものの、文法的にも間違いではないでしょうし、言えると思います。



「そう(だ)」
接続は大辞泉によると下記のとおり。
㋐動詞・助動詞などの連用形、形容詞・形容動詞などの語幹に付き、語幹が1音節の形容詞には「さそうだ」、また助動詞「たい」「ない」に付くときは「たそうだ」「なそうだ」の形をとる。
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/129024/meaning/m …

同じく大辞泉によると、
「ぴったり(する)」の品詞としては、
・副詞ー「窓をぴったり(と)閉める」
・複合動詞ー「ぴったりする言葉が出てこない」
・形容動詞ー「足にぴったりな靴」
の3種類かと。
https://dictionary.goo.ne.jp/jn/185509/meaning/m …

よって、接続は下記のようになるかと。
・副詞ー×
・複合動詞ー「あの靴はぴったりしそうですね」
・形容動詞ー「あの靴はぴったりそうですね」

「ぴったり」は形容動詞よりも副詞で使われる場合がほとんどでしょう。
そのため、「ぴったりそう」というフレーズを聞くと、「形容動詞ー〇」よりも「副詞ー×」という約束事のほうが無意識的に強く想起され、これが違和感を覚えてしまう原因ではないか、という気がします。
「足にぴったりな靴」と30回ぐらい唱えてから、「あの靴はぴったりそうですね」と言うと違和感は和らぐ(かも)。
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この回答へのお礼

文法的に言えるが違和感ありとのご回答をありがとうございました。

確かに副詞としての「ぴったり」+動詞や、「ぴったりと」+動詞のほうがよく耳にするように思います。
実は、「ぴったりそう、、ぴったりそうな、、ぴったりそうかも、、ぴったりそうだな」などと
念仏のように唱え続けてしまいました。hakobulu様がおっしゃったとおり、最初に感じた強い違和感が
徐々に揺らいできて、更に迷路に迷い込んでいます。

お礼日時:2019/04/13 00:32

「ぴったり」を「広辞苑」以外の辞書が形容動詞と認めています。

(広辞苑はもともと形容動詞を認めていません)そうすると、形容動詞の語幹に接続するという「そうだ(そうです)」が接続することになります。しかし、私の語感からは許容しがたいですね。「あの人はぼくにぴったりそうだな」という人もあるのかなあ。
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この回答へのお礼

文法的には言えるが許容しがたい表現であるとのご回答をありがとうございました。
「あの人はぼくにぴったりそうだな」が「あの靴はぴったりそうですね」よりも
若干言えそうな表現に聞こえるのはなぜなのか、、少しだけ時間を置いて、もう一度
読ませていただこうと思います。OKAT様が私の質問の趣旨を理解してくださったこと、
そして一緒に考えてくださったことにも重ねて感謝申し上げます。

お礼日時:2019/04/13 01:04

副詞は品詞の掃きだめ(吹きだまり)という言葉があります。

品詞の決定に迷ったら「副詞」にしておけば間違いないと言うことを言っています。「でれでれ・ふらふら・ガタガタ」のように、擬態語、擬声語と呼ばれるものも副詞以外に持って行きようがない、ということです。「形容動詞」がまた曲者で、「だ」を付けて成立させてしまえば、それは形容動詞。「でれでれだ」という形容動詞もある。
 古く四大文法などと呼ばれた人たちの考え方の中で、「形容動詞」をはっきり認めたのは、「橋本文法」(学校文法)、松下大三郎氏はそれに近い考えを持つが、山田文法、時枝文法ははっきり認めていない。「広辞苑」の新村出氏も認めなかった。しかし、彼は後「日本国語大辞典」の編者に加わったのでしかたなく従ったが、もちろん認めなかった。
 それはともかく、大抵の副詞は下に「だ」を加えて、形容動詞になることが多い。「ピカピカ」「ごろごろ」という擬声語・擬態語(副詞)に「だ」を付けて「ピカピカだ」「ごろごろだ」という形容動詞ができるのかどうか、「あの人の靴はピカピカだ」は成立するが、「あのゴロゴロな音は何だ」は?そして、その語幹「ぴかぴか」や「ごろごろ」は(元は副詞だったのにかかわらず)「ピカピカそうだ」「ごろごろそうだ」と使えるものかどうか。これは、個人の語感次第だとなるのでしょう。
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この回答へのお礼

再度のご説明をありがとうございます。
とても勉強になります。

お礼日時:2019/04/14 19:23

赤い、大きい、臭い、やかましい、おいしい、硬い・・・形容詞、気づきますか、五感(視覚、嗅覚、聴覚、味覚、触覚)で即感じる情報の表現。


視覚に限定していえば、静止画像で表現できます。
一方、きれい、好き・嫌い、速やか・・・ピッタリ、等の形容動詞は視覚情報にかかるものでいえば動画で表現可能な内容(色、形、大きさ。ではなく、立ち居振る舞い)?。
形容動詞+そうだ、がどうも不似合なように感じます。
「そうだ」→言い換え表現として、・・・に似ている(・・のようだ)とすれば、五感で得られる情報(形容詞)については客観的な数値化も可能なように感じますが、形容動詞で表現される情報については主観による判断が多くを占め、客観的な数値化が困難なのでは・・、と思っています。
したがって、形容動詞+そう、は違和感が出るのでは。
でも現実には、好きそう・・なんてのはよく聞くようにも思います
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この回答へのお礼

再度のご説明をありがとうございます。
勉強になりました。

お礼日時:2019/04/14 19:25

#4です。


若干補足させていただきます。
微妙な表現については、およそ下記のような分類が可能かと。

1.文法的に間違っておらず、違和感があるとすれば、それは単なる勘違いであり、普通に使用できる表現。
2.文法的には間違っていないが、違和感があり、推奨できない表現。
3.文法的には間違っているが、人口に膾炙していて違和感もなく、普通に使用できる表現。
4.文法的に間違っており、使うべきではない表現。

それぞれの例をランダムに挙げてみると以下のように。
1.みなさまにご確認いたします。
2.お憧れ申し上げておりました。⇒憧れておりました。
3.拝見させていただきます。今から陛下がお話しになられる。
4.もう桜は拝見されましたか?⇒もう桜はご覧になりましたか?

個人的に、「あの靴はぴったりそうですね」は 2 に分類されます。
せめて「あの靴はぴったりしそうですね」。
理想は「あの靴はぴったり合いそうですね」。
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この回答へのお礼

再度のご説明をありがとうございます。
微妙な表現を4つに分類してくださったことは、自分の中で考えを整理する助けになりました。
「このバッグは買い物にぴったりそうですね」のように、何にとってぴったりと思うのか(この場合は使用目的)が文脈に加わると、違和感が緩和するものなのか、、もしお時間がありましたらご意見をいただけないでしょうか。

お礼日時:2019/04/14 19:40

ピッタリだろうと感じたり、判断したのであれば、「あの靴ならぴったりそうだ」と言います。

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この回答へのお礼

アスナロウ様
ご回答をありがとうございます。
「あの靴はぴったりそうですね」も自然な表現と思われますか?
他の靴ではなく「あの靴なら」と限定する文脈の場合は違和感のない表現になるということでしょうか。

お礼日時:2019/04/14 19:45

おそらく、質問者と同じコーパス(KOTONOHA・少納言)で検索するとこうなります。


「ぴったり」という言葉は、「そうだ」や「ようだ」と相性のよくない、むしろ強調気味の言い方が向いているのでしょう。これも感覚的なことでしょうが。

ぴったりだ  93件
ぴったりです 79件
ぴったりする 25件
ぴったりしている 2件
ぴったりなようです 0件
ぴったりそうです 0件
ぴったりしそうだ 0件
ぴったりしそうです0件

ぴったりしない 3件
ぴったりしていない 1件

これまで使ってきた「日本語用例」検索サイトは、現在閉じられています。
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この回答へのお礼

更にご説明してくださってありがとうございます。
ぴったりという言葉自体が断定的な意味合いを持っているから、見た目からの推量の表現とは相性が良くないというお話ですね。勉強になります。

お礼日時:2019/04/14 19:50

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