日本経済はこのままであと50年もつのでしょうか

日本経済はこのままであと50年もつのでしょうか
日本が大丈夫だという根拠と可能なら文献お教えください。

1）家計は実質所得減が続いています。

2）企業は、一見増収増益で株高ですが、別に日本で経済改革があったわけでも、イノベーションが発生して新たな成長分野が生まれたわけでも会いません。法人税減税と、円安による海外資産や海外生産分の簿価の上昇とと五輪バブルや株高による資産効果により好景気に見えるだけです。将来の成長につながる、R&D費は大幅に減少していますし、国内投資も減少しています。

3）後半世紀で人口半減が予想されるほどの少子高齢化の進行により、将来の税収の減少と福祉費の増大、成長率の低下が見込まれます。それにもかかわらず、例えば伝統的家族制度を放棄するというような少子化対策や移民国家への転換などの抜本的な対策は取られません。

4）例えばドイツはITを軸にした国造りを全国家で推進し教育・法制まで変えました。中国は新産業と地政学位置を活用した生き残り計画を推進しています。ところが日本は、高等教育費はリストラ対象になっていますし、痛みを伴う成長戦略は取られません。現政権がやっているのは、国債を増発し既に世界一の財政赤字をさらに積み上げ、株を買い支えと公共工事で目先の景気を維持しているだけに見えます。
　なお、現在のところ、対外資産や国内資産が財政赤字を上回っているために、問題は生じないそうです。

　さて、これが民間企業なら相当危ないと思います。（すでに大赤字で、今後の売り上げ増は見込めず、将来には労働コストの激増と労働者の質の低下が見込まれる。現在は過去に積み上げた資産を売り食いしてしのいでいる。）
　しかし、日本は将来もずっと大丈夫だという意見が多いのです。なぜでしょうか。私には理解できません。例えば、対外資産の黒字や、家計の資産も、永遠に現在のままであるとは思えません。日本政府の政策の財政均衡主義を求めない政策を支持する学説がアメリカのほうで登場したようですが、そこでも野放図な財政赤字と国債増発はハイパーインフレを招くとされているようです。

日本が大丈夫だという根拠と可能なら文献お教えください。

実践的にいえば、もし日本が大丈夫とはんだんするなら海外投資を減少させ、危ないと判断すれば大量の海外投資を行いたいと考えています。

No.1 回答者： mabuterol 回答日時： 2019/10/25 00:49

質問が曖昧です。

『大丈夫』という言葉それ自体がフィーリングであって、回答できません。
大丈夫の基準は何ですか？


> 家計は実質所得減が続いています。

家計所得で判断するべきでしょうか？
この数十年、日本では婚姻世帯が減少し、単身世帯が増加しています。
それでも世帯の家計所得で判断すべきなの？


> 企業は、一見増収増益で株高ですが、（中略）円安による海外資産や海外生産分の簿価の上昇とと五輪バブルや株高による資産効果により好景気に見えるだけです。

仮に円安で海外資産価値が上昇したとしても、増収増益とは関係ありません。
資産はストック、売上や利益はフローです。

そもそも法人税を減税したとは言え、去年度の歳入は過去最高額を記録しました。
それだけの経済活動があったという事です。


> 財政均衡主義を求めない政策を支持する学説がアメリカのほうで登場したようですが、そこでも野放図な財政赤字と国債増発はハイパーインフレを招くとされている

これは明確に間違いですね。
米国の累積赤字を見てみたら、どうですか？
あるいは PIIGS と呼ばれている諸国でハイパーインフレが起きたでしょうか？

この近年ハイパーインフレが起きたのは、ジンバブエとエクアドルぐらいじゃないの？
じゃぁ世界で財政赤字に苦しんでいる国家は、ジンバブエとエクアドルと日本しかないの？


あなたの質問は全体的に、フィーリングで構成されていると思います。
高校や大学の経済学の教科書から勉強しなおして、きちんと学問をして、データで検証して、判断すべきだと思います。

この回答へのお礼

日本の将来について学問的ではなくフィーリングで話せるのは、重要です。日本人は日本に投資済みなわけで、経済学の知識があろうとなかろうと国民は自国の将来を理解できないといけないというのが一つ。将来のことですから、厳密な定量化や定式化になじまないというのがもう一つ。諸リスクを指摘はできるのですが、実際に半世紀の間に何がどう炸裂するか・それともしないのか、わからないのが正直なところ。

　長期的な未来ですから、絶対にハイパーインフレが発生しないなんて言えるものではありません。歴史上数倍のインフレは何度も発生しています。それは日本のクラウディングアウトや政府の破綻や南海トラフ地震や、あるいは米か中の経済破綻や中国の台湾進攻や北の日本攻撃にともなう日本経済の苦境についても同じです。（ハイパーインフレや国債の利子払い不能やバブル崩壊や核戦争や壊滅的な自然災害は、いつか発生する可能性があると思います。）

　それでもなお、日本がいいほうに向かっているという論点をききたいのです。国債の利子払いや財政赤字は貨幣を刷って払えばいいという現政権の錬金術が、永遠に通用するかどうかという点についても聞きたいです。

　なお、私が指摘した論点は、たぶん厳密ではないのでしょう。私は法学部出身者ですから。が、こないだみずほ銀行の営業マンがあまりに景気のいい将来予測をだすので、これらについてどう考えるか聞いたところ「その通りだ」とのことでした。

お礼日時：2019/10/25 21:11