プロが教えるわが家の防犯対策術!

借地借家法の勉強をしています。
問題集にこんな例題がありますが理解できない点があるのでどなたか教えてください。
【設問】
AさんはBさんから家を借りて住んでいましたが、BさんはCさんに家を売ってしまいました。
賃借権の登記をしていなかったので、AさんはCさんから立ち退きを請求されました。
Aさんは立ち退かなければならないのでしょうか?
【回答】
Aさんは家に住んでいる以上、引き渡しありといえるので賃借権をCさんに主張できます。
よってAさんは立ち退く必要はありません。

建物の引き渡しが対抗要件になるとの事ですが、引き渡しと立ち退きとは同じではないですか?
「引き渡し」と「立ち退き」の違いを教えてください。

A 回答 (3件)

法律の事は詳しくありませんが、


文章だけ読んでみるとこういうことではという説明します


Aさんは、Bさんに借家として、「家を引き渡した」
Bさんは、借りてある身分であるにも関わらず、不徳にも家を売りに出した。

Cさんは、住むのに邪魔なので、Aさんに「立ち退き」を訴えた。


この関係で、単に回答は
「引き渡しあり」と簡易な説明をしてますが

要は、(貸すために)引き渡す権利をAさんが有していた為 とか、Bさんよりも、正当な権利を有しているという事を(やや謙譲語気味に)表現しているだけではないかと思います。


一応 補足。
長年その土地に住み着いていたBさんとかでもない限りは、正当な所有権をAさんが有しているという話ではないでしょうか

たぶん!
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条文で言うと借地借家法31条(建物賃貸借の対抗力)についてですね。



設問で言うと「CからAに明渡しを請求された」とした方が良いかも知れませんね。
「立ち退きのうえ、引き渡す」または「残置物などなく、引渡しを受けた時の状態に復したうえで引き渡す」事を「明渡す」と考えても良いでしょう。

質問文に即して言うと、BC間の売買契約によってCはBからAの住む家を現状のまま引渡しを受け、所有権を得た事になります。この事により、CはAに対してAB間で締結された賃貸借契約の貸主の地位を継承した事を主張する事はできます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます!
2点質問させてください
1.この場合の引き渡しとは、BからCへAの住む家をそのまま引き渡したの意味ですか
 ⇒そうだとすると、質問文で「Aさんは家に住んでいる以上、引き渡しありといえるので賃借権をCさんに主張できる」の部分が理解できません。
2.貸主の地位を継承したCが立ち退きを求めているのにAは対抗できますか

お礼日時:2020/01/05 16:27

AさんがBさんから家を借りて住んでいました。

→コレが引き渡しね。BさんがAさんに貸すために家を引き渡した、ということ。AさんがCさんに立ち退きを請求されました。→コレはCさんがAさんに家から出て行って下さい。ということ、これが立ち退きです。
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この回答へのお礼

前向きさん
早速の回答ありがとうございます!
なるほど、そういうことだったんですね。なーんとなく理解できてきました(^.^)
立場が弱い借家人を守るためには、現に住んでいる(引き渡された)事実があれば対抗できるんですね

お礼日時:2020/01/05 15:36

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