性格いい人が優勝

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/11471806.html
の続きです。

No.2で、当方の考えを回答致しましたが、この視点から他の回答の問題点を指摘し諸賢のご意見を伺えればと考えます。

この、助詞「は」と「が」は日本語学習者のアキレス腱でもあり、適切な説明が為されるべきものと考えており、現状の誤りを正し少しでも理解が深まればとの念からの問いです。

No.1で、
>まあ、どういう分類をしようと、水掛け論に終わるものです。
こっちがいい、いやあっちがいい、どっちにしても、根拠があるような、無いような。
で、決着は付かない。

とされるのは、当方の指摘する<働きについて>考えるかぎり、「決着は付かない」ことになります。

自動車を移動、物を運ぶという「働き(機能)」について考えるかぎり、馬も馬車も車も飛行機も二輪車も区別することはできません。その本質を明らかにしなければなりません。

助詞「は」の本質は、特殊性の認識を表わす副助詞と普遍性の認識を表わす係助詞の二種類ということになります。

質問者の提示する、

1)主題
2)対比
3)限度・強調
4)その他

は正に、文での機能でしかなく見方により種々解釈ができ、「その他」を入れれば何でも有りで、発話者がこのような機能を規範として認識し文を生み出すことなどありえません。

No.10
① 主題は(ふつう)文頭におかれる「名詞(+は)」である。
② 主題は「聞き手にとって関心がありそうな名詞」である。    
③ 文の、主題以外の部分は、その主題について「何をしているのか」
   「どうしたのか」などを知らせようとするものである。
④ 主題となる名詞は「主格」「対象格」などである。

 私がよく言ってるように、「は」がつく語は「~が」(主格)や「~を」(対象格)
である事が裏付けられています。(それぞれ「が」や「を」の代わりに「は」が置かれるということ、「など」という語が何を表しているかは分かりません)//

では、結局「主題」は「名詞(+は)」であると言っているだけです。それゆえ、

③ 文の、主題以外の部分は、その主題について「何をしているのか」「どうしたのか」などを知らせようとするものである。/

と言うのであれば、「~が」(主格)がつく語もまた主題となり、何ら「は」の本質は明らかになりません。単なるトートロジーに過ぎません。

それゆえ、「何を表しているかは分かりません」ということになります。なお、「~を」(対象格)は「目的格」の誤りではと思われます。

>「は」がつく語は「~が」(主格)や「~を」(対象格)である事が裏付けられて

というのは、語が置き替えられたものという形式の変化を言っているだけで、何ら話者の認識に触れるところがありません。

このように、形式や機能を問題にしている限り何ら問題の解決にはならないと考えます。

当方の誤読、理解の誤り等のご指摘をいただければ幸いです。■

質問者からの補足コメント

  • 今日【は】寝過ぎて遅刻した。

    の「は」特殊判断に使われています。「今日【は】遅刻した。」というときには、遅刻しないのが当然のあり方で昨日や一昨日は遅刻しなかったという観念的な前提が存在し、そこから「今日【は】」という特殊な在り方の意識が出てきます。

    これに対し、

    これ【は】平らの宗盛【なり】。

    のような【普遍判断】の場合は判断辞として「なり」「たり」が使われ係助詞としての呼応があります。

    字数制限もありこの辺の詳細は別途説明、紹介させていただきます。
    詳しくは、三浦つとむ『認識と言語の理論 第二部』『日本語の文法』(勁草書房)他を参照下さい。■

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2020/02/10 01:14

A 回答 (1件)

考えが違う以上、用語などが異なっても仕方がありません。

昔から「対格」という言葉がつかわれており、それは「対象格」のことだと理解しています。間違いであればご指摘ください。
 それとは別に、一つお聞きしたいのですが、あなたは表現は話者の認識によるものだとおっしゃいますが、その話者が使った「は」が特殊性の認識か、普遍性の認識かが、使った本人に分かっていて、使っていると言うことですか。あなたがご自分でこれは「特殊性の認識」だ、「普遍性の認識」だ判断しているのではありませんか。しかも、係助詞と副助詞と助詞の種類まで違うのは、どうしてですか。「は」以外にどういう助詞が「係助詞」にはいるのか、それぞれいくつか例を挙げてください。副助詞についても同様に例を挙げてください。すべての助詞をなどという野暮は申しません。いくつかあげていただければ結構です。
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

早速の応答を有難うございます。

>>「対象格」のことだと理解しています。間違いであればご指摘ください。

対格
対格(たいかく、英: accusative case 、羅: casus accusativus 。略号ACC)は、名詞がもつ格のひとつで、主格対格型言語の場合、他動詞の直接目的語を標識する場合に用いられる。目的格・業格と呼ばれることもある。ドイツ語では4格(der vierte Fall)ということもある。
【ウィキペディア】

で、これを「対象格」とは呼ばず、「対象格」と呼ぶ場合は時枝誠記が『国語学原論』の「第三章 文法論」「二 文に於ける格」の「(二) 主語格と対象語格」〔岩波文庫版 (下)76p〕で云う、「対象語格」の意味になります。いわゆる、「水が飲みたい」の「が」に当たります。

>>その話者が使った「は」が特殊性の認識か、普遍性の認識かが、使った本人に分かっていて、使っていると言うことですか。

勿論です。間違っても、「は」の規範的意義を、

1)主題
2)対比
3)限度・強調
4)その他

などと認識し使用などはしてはいません。

>>係助詞と副助詞と助詞の種類まで違うのは、どうしてですか。

副助詞とは、話者の観念的な前提が存在し、語と語の関係を表わす助詞です。
たとえば、「彼の【のみ】が握っている。」という場合には、それ以外の人間は握っていなかったという事実認識やそれ以外の人間は握れなかったはずだという推理などが前提され、そこから「彼【のみ】」という対象の限定が生まれたのであって、観念的前提なしに「のみ」という語は使われません。それゆえ、「のみ」は形式としては「彼」に結びついていますが、【内容としてはこの観念的な前提に結びついていて、聞き手・読み手はこの語からその観念的な前提を読み取ることになります。観念的な前提を理解しなければ、この文を理解したことにはなりません。また、「花【など】ががふさわしい」と表現する場合も、ふさわしいものがいろいろあるという事実認識や推理が前提されていて、そこから「花【など】」という対象の例示が生まれてきます。ふさわしいいろいろなものについての観念的な前提がなければ、それらの中から一つを例としてあげることはできません。
→以下補足

お礼日時:2020/02/10 01:10

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