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紫外線と赤外線
赤外線は良く熱を伝えるため、熱線と言われますが、紫外線は熱を伝えないのでしょうか?紫外線の方がエネルギーを持っているからエネルギー(熱?)を多く伝えそうな気がします。
詳しい方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいです。

A 回答 (7件)

>赤外線は良く熱を伝える


赤外線はよく熱を伝えるのではなく、物質に吸収されて熱になりやすいという事です。
熱は、物質の分子の振動(熱振動)なのですが、赤外線の振動数は分子を振動させるのに、ほどよい振動数になっているという事です。
一方、紫外線は赤外線より振動数が高く、光子としてのエネルギーは大きいのですが、振動数が大きいために、赤外線ほど熱にはならないという事です。
例え話風でもし訳ありませんが、紫外線は振動数が大きすぎて、紫外線の振動に分子がついていけないため熱にはなりにくい訳です。
しかし、振動数が大きいために、原子・分子の電子にエネルギーを与えて、化学反応を引き起こします。
これも例え話で申し訳ありませんが、電子は原子・分子より遙かに軽く動きやすいので、紫外線の振動のエネルギーを吸収しやすいと思って下さい。
それから、熱はエネルギーなのですが、エネルギーは熱だけではありません。
つまり、外から加えたエネルギーが全て熱になるわけではなく、
条件によって、加えたエネルギーは、いろいろなエネルギーに変わってしまいます。
例として適当かどうかは分かりませんが、
X線の発生装置(X線管)では、装置に加えたエネルギーは、X線のエネルギーと装置の温度上昇(熱)になってしまいます。
光の場合は、振動数が条件になって、光のエネルギーが熱になったり、化学変化を引き起こすエネルギーになったりするんですね。
ちなみに、日焼けは、紫外線の影響で、皮膚の物質が化学反応を起こす事により生じます。
皮膚が黒くなるので、一見、皮膚が焼けたように見えますが、光が熱になって皮膚が焼けている訳ではありません。
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伝えますよ。

ただ、普通の温度で物から放射される電磁波は赤外線だけです。
これが熱線と呼ばれる所以です。
ストーブ程度の高温でも赤い光が出るだけ。
温度と輻射の関係はこれ(プランクの法則)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83% …
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熱は分子の運動エネルギーです。

温度はそのマクロな状況を表す指標です。熱・・・という物質があるわけではありません。

電磁波はエネルギーを伝えますが、その波長に応じた性質によって、分子の運動である熱を、伝搬する場合に、熱を伝えるとか、熱を放射する・・・と言っているだけです。したがって、波長が違えば、熱は伝わりません。
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「熱を伝える」の意味は、生物の主要な構成要素である「水分子」や物質を構成する分子に振動エネルギーを与えるからです。


分子の振動エネルギーが「熱」と呼ばれます。
赤外線の波長が、ちょうどそういった「分子」を共鳴させて振動させる長さになっているわけです。

「可視光線」(つまりふつうの「光」)は、赤外線と紫外線の間の波長で、目の神経細胞を振動させて人間や動物の「視力」として知覚できます。

紫外線は、皮膚や目の視覚神経細胞を振動させるには波長が短く、逆にもっと小さな「原子」レベルで振動を起こして「分子」をバラバラにして破壊する作用があり、冷蔵庫などで「細菌を死滅」させたり、人間の皮膚や視覚細胞を死滅させてにダメージを与えます。なので人間の皮膚は「日焼け」して紫外線の侵入を防ごうとします。紫外線が強い季節や場所では、サングラスや「紫外線防止」をする必要があるわけです。皮膚がんの原因にもなります。

さらに波長の短い「X線」や「ガンマ線」は、原子の中の電子と相互作用するほど「短い」波長であり、電子を跳ね飛ばして「電離」を起こし、細胞を死滅させて「放射線障害」を引き起こします。「遺伝情報」を含んだ「DNA」が死滅・破壊されれば「異常細胞(つまりガン)」や「遺伝障害」が起こります。

こういったように、電磁波は、その「波長」に応じてどんな相手と相互作用するのかが変わります。
「赤外線」は、ちょうど「分子レベル」と反応して「振動エネルギー」を与えるので「熱を伝える」ことになります。これも度を過ぎれば「やけど」として分子・細胞にダメージを与えます。
電子レンジに使われるのは、「赤外線」よりも波長の長い「マイクロ波」と呼ばれる「電波」の領域の電磁波です。これも「水分子」に熱を発生させます。

↓ 電磁波。下の方に「波長(振動数)」と「名称」のリストがあります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E7%A3%81 …
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波長の違う電磁波が様々な分子に対して何をどのように振動させる特性があるかって話ですよね。

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光の波長が違えば作用も違います。


赤外線は、そのエネルギーによって分子の運動を引き起こすので、それが熱として感知されます。
紫外線は、化学反応を引き起こすので熱としては感知されにくいです。

大雑把な言い方をすれば、紫外線では日焼けをしますが、赤外線では火傷をします。火傷をする時には熱いと感じますが、日焼けをする時には感じません。紫外線は熱を与えるわけではなく、皮膚での化学反応を引き起こし、それが日焼けになるからです。
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紫外線は、日焼けするので、



熱は伝えます。
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