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韓国が(真偽に関わらず)日本は自国を支配した悪い国と教えているのは有名ですが、イギリスやフランスなどに支配されていた国は、支配国をどう教えていますか?
ベトナムはアメリカとの戦争はそのまま教えているんですか?
アメリカもイギリスの植民地で独立日は偉大な記念日になっていますが、やはり歴史でも独立戦争の勝利はアメリカの誇りとして教えていますか?

A 回答 (2件)

まず、歴史教育はさておき、今の韓国人の大半は日本に対して好意的ですよね。

韓国に遊びに行くと、日本を訪れた時の楽しい思い出などを身振り手振りで教えてくれる人が多く、軍服を着た人たちも私たちを日本人として歓迎してくれますし、映画でも日本は好意的に描かれていることが多いです。

さて、ベトナムはアメリカとの戦争について事実を教えていますが、事実は、ホーおじさん(ホーチミン)の指揮のもと、庶民らの努力で勝利を勝ち取ったことですよね。撤退した米国や、国としては米国を応援していた日本でも、戦時中から反戦の機運が庶民のあいだで高まっていて、今もベトナム戦争は無益な泥沼の戦争だったという認識が日米では濃いと思います。ハリウッドから入ってくるベトナム戦争映画もほとんどがそんな感じですよね。

一方で、ベトナムでは、ホーチミンの偉大さや庶民性が主軸となっていて、戦争も勝利の戦争という位置づけです。とはいえ、ホーチミン市の中心には、サイゴン陥落の大舞台となった統一会堂のそばに「戦争証跡博物館」(英語名:War Remnants Museum、ベトナム語名:Bảo tàng chứng tích chiến tranh)というものがあり、日本を初めとする西側諸国ではなかなかお目にかかれない、ベトナムの被害の様子が写真や英文の説明でよくわかるようになっています。

感覚的には日本の原爆資料館に似ていると感じました。つまり、元の敵を戒めるためのものではなく、よそでは伝わらない事実を伝えることで、戦争の悲惨さを知ってほしいのだと思います。日米でも日本人を初めとする戦場カメラマンが撮ったベトナム戦争の被害の様子は目にすることができますが、それはあくまでも米軍と行動を共にした人たちが撮った写真です。戦争証跡博物館は違う視点でものを見られるので、とても興味深いです。また、「クチトンネル」という、大半が一般庶民を占めるゲリラが戦ったトンネル跡もありすが、そこを見学すると、なぜ大国アメリカが撤退を強いられたのかが一発で伝わります。

なお、ベトナムでは34年前から「ドイモイ政策」を通じて米国との協調姿勢を示していて、それ以降に学校に行った人たちは英語を習っています。ちなみに、ベトナム戦争以前の世代はフランス語が流暢ですね。

ただ、そもそもアメリカはベトナム国内の市民戦争に介入しただけです。ベトナムに行きますと、北軍のグッズがお土産としてたくさん売られていてピンバッジなどは特にカッコいいのですが、そういうのをベトナム南部から日本や米国に逃れてきて暮らしている元ボートピープルに見せるのはタブーです。悲しい思い出しか蘇りませんので。

次に、米国における教育ですが、イギリスからの独立戦争の勝利は、歴史的にも文化的にも米国の誇りです。その後の開拓や南北戦争に関しては、かつての歴史教育にはなかった加害がたくさんあったことがわかってきて、近年では開拓者や、南北戦争に勝利した北軍側の加害を浮き彫りにしたハリウッド映画もたくさん作られてきましたが、不思議とイギリスからの独立戦争を否定的にとらえる作品は少なくとも目立ちません。

ちなみに、ほぼすべての戦争は経済の低迷が発端ですよね。アメリカでは独立戦争の悲惨さこそあまり描かれないものの、さまざまな国が飢饉に苦しんで戦争へと迷走していく様子を、フィクション/ノンフィクション両方の映画作品で描いてきましたので、「そこはどんな戦争でも同じだってわかって」的なメッセージを伝えようとはしているのかもしれません。

いずれにしても、どこの国でも、歴史の教科書をまじめに読んでいる生徒は少数派だと思います。大半の若者は、家族から聞く話や、テレビや映画やインターネットなどのメディアを通じて、各戦争のイメージを持つようになるのではないでしょうか。なお、私はベトナム戦争中に米国の小学校にかよっていた日本人です。
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韓国が(真偽に関わらず)日本は自国を支配した悪い国と教えているのは有名ですが、


イギリスやフランスなどに支配されていた国は、支配国をどう教えていますか?
 ↑
インドやインドネシアは、日本軍がいたので
独立出来た、と教えているらしいです。
NHK高校講座でそう言っていました。



ベトナムはアメリカとの戦争はそのまま教えているんですか?
  ↑
ベトナムはわかりませんが、あそこは社会主義
ですから、米国を悪く教えているんじゃないですか。



アメリカもイギリスの植民地で独立日は偉大な記念日になっていますが、
やはり歴史でも独立戦争の勝利はアメリカの誇りとして教えていますか?
 ↑
ハイ、その通りで、ワシントンは建国の英雄
とされています。
面白いのですが、米国と兄妹国である英国では
ワシントンは反逆者と教えています。
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