プロが教えるわが家の防犯対策術!

なぜイタリア等ヨーロッパのバイクメーカーは大排気量ばかりで250ccのバイクを作らないのでしょうか?モトグッツィ、アプリリア、MVアグスタ、DUCATIはまずもって250ccのバイクを作っていませんよね?(ベスパはスクーターを作っていますが)
モトグッツィやドカやアグスタは大型専門なので除外するとしてもアプリリアはなぜ125ccと1100ccとラインナップが極端なのでしょうか?やはりピアッジオグループのエンジン的な問題でしょうか?
イタリア等ヨーロッパ国内では250ccは人気ないのでしょうか?それとも日本車の250がが売れすぎて撤退しているのでしょうか?

A 回答 (4件)

>モトグッツィやドカやアグスタは大型専門なので除外するとしても



 その3社も、昔は小排気量車も作っていたんですけどね。MVアグスタは125㏄クラス最速だった時代があるし、モトグッチやドゥカティは250㏄の単気筒を(正規輸入ではありませんが)日本でも売っていました。またモトグッチは、400㏄のVツインを日本向けに作ったり、欧州ではベスパと市場がマル被りする小排気量スクーターまで作っていたこともあります。

 しかしやがてどこも会社が傾いて、儲けが出ないクラスをやめて今日に至ります。(MVアグスタに至っては、社名が『ブランド名』として売買されてしまい、現在のMVアグスタは往年の『レースで日本車と対等以上に戦っていた』名門MVアグスタとは全くの別会社です。元々アグスタは航空機産業の企業で、『本物の』アグスタの方は航空機産業に戻りました。MVアグスタはバイク屋の屋号ですが、アグスタはヒコーキ屋です。)

>それとも日本車の250がが売れすぎて撤退しているのでしょうか?

 現在のEUになってから作られた免許制度では、馬力規制があるだけで排気量は関係ありません。故に300㏄など日本では見られない排気量も多く、単純に排気量で区分け出来ませんが・・・とりあえず、『比較的小排気量のクラス』ということで話を進めますと。

 欧州メーカーが小排気量車の製造をやめた当時の理由は日本車の進出だったでしょうが、今は日本製でなく中国や台湾、タイなどのアジア製ですね。
 現在では、安い人件費の中国や台湾で製造された低価格の小排気量クラスのバイクが欧州で売られており、人件費の高い先進国のバイクメーカーでは、価格競争力がありません。またBMWは、台湾製のスクーターにBMWマークを付けて売っています。英国のダグラスに至っては、中国製のエンジンを使ってイタリアで組立て、英車として販売するなどと言う複雑なことをやってます。
 更に言うと、例えば・・・・世界戦略車としてホンダが世界中で販売しているPCXはタイ・ホンダ製、ヤマハ・トリシティはタイ・ヤマハ製で、タイから世界中に『輸出』されています。PCXもトリシティも、日本車ではありません。BMWはこの手法をまねただけです。

 今後、アジア製の低価格小排気量バイクにモトグッチやドゥカティのネームを付けたモデルが出る可能性はゼロではありません。アジアのメーカーと製造契約を結ぶだけだし、既に持っている販売網を使えばよいので投資も不要です。更に中国のバイクメーカーは、自社ブランドで販売した場合のイメージの悪さをよく認識しており、この様な『海外有名メーカーの製造委託ビジネス』を積極的に誘致しています。
 ただ・・・それはモトグッチやドゥカティの様なメーカーでは、確実にブランドイメージの低下を生みます。瞬間的には売上が伸びても、将来的にはよい方向には発展しないと考えているんでしょう。

 また仮に、ブランドイメージの維持の為に、小排気量クラスを自社開発したとしても。
 日本車が世界のバイク市場を征服するまで、世界のバイク市場はイタリア車でなく英国車の独占状態でした。(アメリカでさえ、家にあるハーレーを売ってトライアンフやBSA、ノートンやマチレスを買ったほどの人気ぶりでした。)
 しかし英国バイク産業は、殆ど一夜にして、日本車の進出で一度完全に滅びました。(現在のトライアンフやノートンは、当時の同名企業とは別の組織です。)
 現在では『ホンダが「ナナハン」=CB750K0を出して以来、大型車市場を日本のメーカーが独占した為に英車は滅んだ』と言われていますが、それ以前に英国バイク産業は、高級な大型車を売っているだけでは会社が維持出来ないほど肥大化し、しかし低価格の小排気量市場は日本車に浸食され、会社の基盤を失っていました。
 今日、モトグッチやドゥカティが企業の拡大を目指して小排気量クラスに進出しても、今度は日本以外のアジア製メーカーによって、かつての英車以上に『返り討ち』に合う可能性が高いです。

>(ベスパはスクーターを作っていますが)

 ベスパを作ってるピアジオ社は(ベスパとは社名ではなく、ピアジオ社が作っているスクーターの車名です)、世界第四位のバイクメーカーで(世界4大バイクメーカーには、カワサキは入らないんですね)、『日本的な』大量生産によるコストダウンが図れる規模を持つ、欧州で唯一のバイクメーカーです。(他の欧州バイクメーカーでは出来ないコストダウンが、ピアジオなら出来るということ。)
 まぁピアジオの場合は、欧州で最初にスクーターを作って輸出し、『世界のスクーター市場を作った』張本人です。アジア製バイクどころか日本車が進出する以前に、既に大規模な量産体制を構築していて、一種の『既得権益』『デファクトスタンダード』的な面もあったと思います。

>アプリリアはなぜ125ccと1100ccとラインナップが極端なのでしょうか?

 アプリリアは、何種類ものバイクが製造出来るほど大きな会社ではありません。元々小排気量クラスのレーサーレプリカで売り上げを伸ばしたメーカーなので、125㏄クラスだけは何を作っても『売り易い』(アプリリアが掌握している元々のシェアが大きい)ということがあるんでしょう。
 実際には125㏄はオーストリアのロータックス社製エンジンを買ってきて載せているだけです。(欧米にはエンジン専業メーカーがあり、エンジンを買ってきてバイクやクルマを作ることは戦前から行われてきた『フツーのこと』です。)
 レースの『スーパーバイク』に参戦して以来、実質、リッタークラスに会社のリソースの多くが振られている様です。中間排気量や小排気量のクラスのバイクを(例えエンジンだけは他所から買ってくるとしても)新たに開発・製造するチカラは、アプリリアには残っていないでしょう。
    • good
    • 2

日本で250ccが存在するのは、排気量によって車検の有無、税金など維持費が大きく変わると言う特殊な事情があるからです。

    • good
    • 0

ヨーロッパなどは地下鉄網が非常に発展していて


ですが大陸は陸続きでとても広い
それでシティバイク専用でベスパのようなミニサイズ
長距離専用として大排気量バイクと
分けてあると思います
よって中途半端な250とか需要が少ないと見込んでるんだと思います
    • good
    • 1

子供らが乗る免許に排気量と馬力規制があるから


18歳くらい子でも35kW馬力までとかね

大人は制限がない。
馬力の無い低排気量かハイパワーのみ 

250CC だれが買うていう事だ
    • good
    • 2

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!