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大日本帝国海軍とイギリスの王立海軍、どちらが強かったでしょうか?

A 回答 (3件)

太平洋戦争で日英海軍直接対決で有名なのは、英戦艦「プリンス オブ ウェールズ」「レパルス」VS 日本海軍航空隊の対決ですね。



「マレー沖海戦」と呼ばれた史上初の戦艦と航空機の対決、知っていると思いますが、あっけなく日本海軍の勝ち。

「セイロン沖海戦」では、英空母「ハーミーズ」が日本海軍の艦爆の攻撃を受け撃沈、他巡洋艦二隻撃沈。

他の海戦で巡洋艦一隻撃沈。

一方、日本海軍の英国海軍による喪失は、戦艦、空母については全くありません。

日本海軍巡洋艦三隻が英軍艦艇によって撃沈されています。

現実の戦闘では、イギリス海軍の損失の方が大きく、大日本帝国海軍の方が強かったと言えると思います。

仮に空母対決になったら、あのソードフィッシュで攻撃に向かう、守るは零戦、結果は.....もう見え見えですね。
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どっちもどっちではないでしょうか。



イギリス東洋艦隊のプリンス・オブ・ウェールズとレパルスが大日本帝国海軍航空隊の中攻機によって撃沈されたことをもって英海軍が弱かったという主張があるようですが、それは一面しか見ていない偏った判断であろうと思います。

味方航空機による上空援護なく、敵の航空機による一方的な攻撃を受け続けたならば、どれほど強力な戦艦であろうとも耐えられるものではありません。それはレイテ沖海戦における戦艦武蔵しかり、沖縄特攻における戦艦大和しかりです。

また、どこで戦うことになるかも無視できない条件です。イギリス東洋艦隊は本国を遠く離れてはるばるシンガポールまで遠征して来て戦いました。日露戦争におけるバルチック艦隊の例を見るまでもなく、本拠地を遠く離れて戦うことの不利は明らかです。

逆の立場で、帝国海軍の艦隊がはるばる大西洋まで遠征して戦ったとしたならば、果たしてどれだけ戦えたであろうかと考えてしまいます。

真に実力を比較しようとするのであれば、南方に於ける帝国海軍の実力と、北大西洋における英海軍の実力とを比較しなければ正確とは言えないでしょう。

「大日本帝国海軍とイギリスの王立海軍、どちらが強かったでしょうか?」というご質問なので、戦争前半は帝国海軍の方が強かったが、後半は徐々に英米の海軍が強くなったと申し上げておきます。

帝国海軍は軍縮条約のトン数制限を克服するために、乗員の居住性や航続能力や耐靭性を犠牲にしてでも大口径の砲や魚雷発射管を搭載し、猛訓練によって攻撃力を高める運用をしました。

他方イギリスは、アメリカに劣らぬ程高度なレーダーの技術を持っていました。レーダーに写っている飛行機や船が敵なのか味方なのかを、信号電波で自動的に識別する IFF (Identification Friend or Foe) というシステムを、1941年の時点で既に実用化していました。このシステムは、80年後の今日でも世界の主要国において防空管制の基幹システムとして採用されています。

戦争の末期になると、海戦も単に大砲の口径の大きさや防弾鋼板の厚さではなく、レーダーや通信機器の性能が戦いの趨勢を決するようになっていきました。帝国海軍に関して言えば、レイテ沖海戦こそがそのような時代の変化を象徴していたと考えられます。

ソロモン海戦当時の夜戦では米海軍のレーダーよりも早く敵を発見して勝利を収めていた帝国海軍も、レイテ沖海戦の頃には飛躍的に性能を向上させた米海軍のレーダー射撃に完膚なきまでに破れていますし、栗田艦隊のレイテ湾突入前には、通信の混乱で勝機を逸しています。これらは対米海軍の戦いですが、レーダーや通信の技術に関してはイギリスはアメリカと同等か一部優れていた部分もあります。

以上が戦いの趨勢の流れになりますが、お分かりいただけたでしょうか。
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No.2です。

質問者さんが書かれている「どちらが強かったでしょうか?」というご質問が具体的に何を意味しているかイマイチ不明確ですが、実際の戦史にもとづいていますこし書かせて頂きます。

どなたかが書かれていますが、「仮に空母対決になったら、あのソードフィッシュで攻撃に向かう、守るは零戦、結果は.....もう見え見えですね。」というのを読んで、はて? どこかでそのような状況の戦いがあったなと思って考えてみたら、ミッドウェー海戦を思い出しました。

ミッドウェー海戦の時、アメリカ海軍は速度の遅いTBD デヴァステイター雷撃機で南雲機動部隊に攻撃をかけました。護るは当時世界最高の格闘性能を誇る上空直援の零戦、結果は.....もう見え見えで、デヴァステイター雷撃機はほんの数機を除いてほとんど零戦に撃墜されてしまいました。


で...日本海軍はこの海戦で勝ったでしょうか??????


実際の戦史では、南雲機動部隊は空母三隻を大火災で喪失し、その後の戦況は一気に不利になってしまいました。

「結果は.....もう見え見えですね」と書いた人は、ミッドウェー海戦当時の連合艦隊の将兵と全く同じ考え方の過ちを犯しています。それまでの連戦連勝におごり高ぶって敵を侮り、自らの力を過大に評価し、クールな判断ができなくなってしまっているのです。


先の回答で、「真に実力を比較しようとするのであれば、南方に於ける帝国海軍の実力と、北大西洋における英海軍の実力とを比較しなければ正確とは言えない」と書きました。

第二次世界大戦におけるイギリス海軍の主立った作戦としては、ドイツの主力戦艦ビスマルクとの決戦もありましたし、ポケット戦艦グラフシュペーの追撃戦もありましたが、やはり最大のものはUボートとの戦いでしょう。

イギリスは独力ではナチスドイツの猛攻を防ぎきる事ができなかったため、同盟国アメリカからの膨大な軍事援助物資に頼っていましたが、ドイツはこの援助物資のイギリスへの輸送を阻害してイギリスの継戦能力を奪うために、大西洋に展開したUボートによる群狼作戦で輸送船団を襲う無制限潜水艦戦を展開してイギリスを窮地に追い込みました。

イギリス海軍は大規模なUボート狩りを行い、航空機によるUボート狩りが力を発揮した面はあるものの、最終的にUボートの活動を押さえ込んでシーレーン防衛に成功し、戦争を勝利に導きました。

日本の場合、資源が乏しいので南方から石油や天然ゴムやボーキサイトやレアメタル等を内地の工業地帯に大量に輸送し続けなければ継戦能力を維持できなかったのですが、アメリカは潜水艦による通商破壊で日本の輸送船を次々に撃沈して日本を窮地に追い込みました。

大日本帝国海軍は米潜水艦の活動を抑止する事がどうしてもできず、南方資源の輸送が止まって軍需生産に支障を来すのみならず、陸軍部隊の移送すらまともに出来ないありさまになってしまいました。

空母の不足に悩む日本海軍は大和型三番艦を空母に改装した巨大空母「信濃」に期待していましたが、横須賀の造船所から作戦地の呉軍港に回送する途中で米潜水艦により撃沈されてしまいました。もはや自軍の主力艦すら護衛できなくなってしまったのです。

一国の海軍の使命が、海の戦いによって祖国を救い戦争の勝利に貢献することであるならば、イギリス海軍はそれを成し遂げ、大日本帝国海軍はそれができなかったというのが、歴史的事実であったと言わざるを得ません。
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