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様態につかう「~そう」と、自分の五感から主観的に判断し、推測する表現の「~みたい」の違いがうまく説明できません。
例文
ここには誰も住んでいなさそうだ。
ここには誰も住んでいないみたいだ。

そのかばんは重そうだ。
そのかばんは重たいみたいだ。

二つの文の意味は同じではないんですか?

質問者からの補足コメント

  • すみません、最初の例文は「いなそうだ」です。

      補足日時:2020/06/20 23:09

A 回答 (3件)

「そうだ」は、客観的な状況を強めの根拠とした、軽めの主観的判断。


「みたいだ」は、客観的状況を弱めの根拠とした、強めの主観的判断。

といった微妙な違いがあるように思います。
後者のほうが客観性に頼っている程度が弱く、あくまで主観的な判断であることを言いたい場合の表現かと。

1.
a.ここには誰も住んでいなそうだ。(「いなさそうだ」は間違い)
⇒ここには誰も住んでいない様子だ。

b.ここには誰も住んでいないみたいだ。
⇒ここには誰も住んでいないと判断してよさそうだ。

2.
c.そのかばんは重そうだ。
⇒そのかばんは重そうな様子だ。(重そうに見える)

d.そのかばんは重たいみたいだ。
⇒そのかばんは重たいと判断してよさそうだ。
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この回答へのお礼

とても簡潔に説明していただいてありがとうございます!

お礼日時:2020/06/23 16:08

いろいろ例を考えてみました。



◇「~そう」が言えて、「~みたい」が言いにくい/不自然な例

わー、おいしそうだなー         わー、おいしいみたいだ

あの岩、落ちそうだね。         落ちるみたいだ
大変! ロープが切れそう!        切れるみたいだ 
眠い、眠い。このまま寝ちゃいそうだ。  寝ちゃうみたいだ
気持悪。吐きそう。           吐くみたいだ

疲れた。死にそうだ。          死ぬみたいだ 
もう、気が狂いそうだ。         気が狂うみたいだ

◇「~みたい」が言えて、「~そう」が言いにくい/言えない例
現在
  となりの部屋に誰かいるみたいだ(音がする)  誰かいそうだ
  彼は部屋にいるみたいだ(灯りがついている)  部屋にいそうだ

未来
  彼女は結婚するみたいだ           結婚しそうだ
  隣の空き家に誰か引っ越して来るみたいだ   引っ越してきそうだ

過去
  実験は失敗したみたいだ
  誰か来たみたいだ

名詞
  馬鹿みたい          
  子供みたい

さて、どう説明したらいいのでしょうか。難しそう。(難しいみたい?)

saburoo
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この回答へのお礼

いろいろな例文、ありがとうございます!
考え始めるとこんがらがってしまうんですが、直前の様態の「(今にも)~そうです」は「~みたい」に言い換えることができないことは分かっています。様態を表す「~そうです」と「~みたい」の違いが分からないんですよね。
近い未来の予想の「~そうです」に関しても、例えば 電車に間に合いそうです と 電車に間に合うみたいです は両方とも言えますか?間に合うみたいですは不自然でしょうか?

お礼日時:2020/06/23 16:07

よう‐だ[ヤウ‥]


【様─】

解説・用例
〔助動〕
(活用は「ようだろ・ようだっ、ようで、ように・ようだ・ような・ようなら・〇」用言・助動詞の連体形、「この・その・こんな・同じ」などの連体詞、および体言に連体助詞の付いたもの、「の」で受けられる連体句などに付く)比況の助動詞。

(1)述語として、不確実な断定、断言することを避ける気持を表わす。語調を和らげるのに用いる。
*洒落本・郭中奇譚〔1769〕舩窓笑語「さし汐がだいぶはやいやうだ」

(2)ある事物を示して、それと同じ性質、状態であることを表わす。

(イ)比喩として用いる。同類のものをあげて、性質・状態を説明する。
*夏の靴〔1926〕〈川端康成〉「馬は海の鴎を追ふかのやうに尻尾を振り振り走った」

(ロ)一類、同類に属することを表わす。同類のものの中から一つを取り上げて例示とし、代表させる。同類中の一例として扱い、そのものだけを問題にすることを避ける気持を表わすことが多い。
*洒落本・道中粋語録〔1779~80頃〕「それにハア、お前がたの様(ヤウ)な江戸衆にゃア」

(3)主として連用形「ように」の形で用いる。→語誌(4)。

(イ)行動の基準となる方法、状態、形や目的を表わす。
*和解〔1917〕〈志賀直哉〉一四「自分は終列車に間に合ふやうに皆と別れて上野へ向かった」

(ロ)あとの述語の部分を省略して、その部分の受持つべき願望、他人への希望、勧奨、命令、依頼などの意を和らげて表わす。
*狂言記・羯鼓炮碌〔1660〕「すゑずゑは、金銀などをあきなうやうにとぞんずる」
*山椒大夫〔1915〕〈森鴎外〉「安寿は守本尊の地蔵様を大切におし。厨子王はお父様の下さった護刀を大切におし。どうぞ二人が離れぬやうに」
*腕くらべ〔1916~17〕〈永井荷風〉一「お帰りに是非一寸でいいからお寄り下さるやうにといふ事です」




語誌
(1)「ようだ」は、形式名詞の「よう(様)」に断定の助動詞「だ」の結合したものであるが、その活用は、形容動詞に等しい。ただし、連体助詞「の」や「が」を受ける点では、一語の助動詞としてよいか、文法上の取扱いに問題はある。
(2)「だ」の語尾は「じゃ」をとることがある。
(3)中世から近世にかけては、「ような」の形で終止法として使われる例も多い。「中華若木詩抄‐上」の「其竹の翠が、天をも掃ふやうなぞ」、「寛永刊本蒙求抄‐一」の「我に孔明あるは、魚の、水あるやうなぞ」、「虎寛本狂言・鈍太郎」の「久々で参たれば、よ所へ来た様な」、「歌舞伎・一谷坂落‐二」の「わしもこなたをみたやうな」など。
(4)(3)の用法については、語尾の「に」を切りすて、語幹相当の「よう」だけを用いることがしばしばある。「古道大意‐下」の「彼等が目に物見するやう、何分よろしく頼むと申した所が」など。
(5)丁寧体としては「ようです」が使われる。「ようです」の活用は、形容動詞の丁寧体の場合と同じく、「でしょ・でし・です」の三形を用いる。そのほか、形容動詞と同様、文終止の表現として、「ようである」「ようでございます」「ようね」「ようよ」などの形が用いられる。「人情本・春色江戸紫‐初・三回」の「身につまさるるやうですねへ」、「評判記・嗚久者評判記」の「ヲヤヲヤ、夫ではよしだやの様ですね」、「出家とその弟子〈倉田百三〉一・二」の「さながら忘れてゐたものを思ひ出したやうでした」、「好人物の夫婦〈志賀直哉〉一」の「何だか段々嫉妬が烈しくなるやうよ」、「藪の中〈芥川龍之介〉」の「胸もとの突き傷でございますから、死骸のまはりの竹の落葉は、蘇芳に滲みたやうでございます」、「菜穂子〈堀辰雄〉一七」の「明さんは羨ましいほど、昔と変らないやうね」など。
(6)江戸時代に「(を)見るようだ」「(を)見たようだ」の表現が比喩に用いられ、その「見たようだ」から現代の「みたいだ」を生じた。「洒落本・辰巳之園」の「何だか、雨落のきしゃご、見たやうに、しゃれのめすよ」、「洒落本・角卵‐後夜の手管」の「さる所に佐八をみた様(ヤウ)なとふしても色の出来ないといふぶ男があった所が」など。
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