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室町時代は、日本は銅産国として銅を輸出していたのだそうですね。
一方、明の銅銭が大量に入ってきたのだそうですね。
質問は、当時の日本は銅銭を鋳造する技術力に欠けていたのですか?

A 回答 (5件)

銅や鉄のような鉱物は、掘り出した鉱石には様々な成分が入っていて、精製によって目的の金属を取り出さないといけません。


室町時代の日本では、銅(鉱石)を産出しても、それを精製する技術がまだなかったのです。でも、中国には精製の技術がありました。その中国は当時、銅不足で、銅を輸入する必要があった。
つまり、銅精製の技術が無かった日本は銅を中国に輸出して、精製された(=価値の高い)銅銭を輸入した。銅が欲しかった中国は日本から輸入して、中国の技術で精製し、銅銭が欲しかった日本に輸出した。
金貨・銀貨・銅貨といったものは、純度が低ければ価値が下がり、信用度も下がります。
日本で銅精製ができるようになるのは戦国時代以降の話で、それで江戸時代になると国内で銅銭が鋳造されるようになるのです。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
日本は<精製する技術がまだなかったのです。>ね。
<金貨・銀貨・銅貨といったものは、純度が低ければ価値が下がり、信用度も下がります。>ですね。
ところで、この室町時代、日本刀の鍛造は有名ですね。日本刀と銅銭とは技術上別のものでしょうか?

お礼日時:2020/06/27 19:21

米が経済の基本で有る事と、商業が発展途上だったので、必要性を感じなかったのです。


鋳造の技術は、一応、有ったようです。

日野富子は明で使用されなくなった、銅銭を2足3文で輸入して、財を成しました。
賢さと先見の明が有った、富子様は凄いですね。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<商業が発展途上だったので、必要性を感じなかったのです。>ですね。
<鋳造の技術は、一応、有ったようです。>
<富子様は><銅銭を2足3文で輸入して>なのですね。

お礼日時:2020/06/28 08:41

No.2です。


日本では古代から銅を産出していますが、古代においては自然銅や酸化銅だったのが、採掘が進んでこれを採り尽くし、精製が難しい硫化銅になっていきました。硫化銅鉱は硫化鉄鉱を伴っており、銅と硫黄、鉄を分離する工程が必要です。
室町時代に銅精製の技術がまだ無かった、と書いたのは、この「硫化銅」から銅を取り出す精製技術が無かった、という意味です。

日本刀に使われた玉鋼は「たたら製鉄」という技術で作られていますが、砂鉄(主な成分は酸化鉄)を木炭を使って還元する方法で、硫化銅の精製とは異なる技術です。
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この回答へのお礼

再度のgと回答ありがとうございました。
1.<「硫化銅」から銅を取り出す精製技術が無かった>ということなのですね。
2.<日本刀に使われた玉鋼は「たたら製鉄」>なのですね。材料も製法も全然異なっているのですね。

お礼日時:2020/06/28 08:36

通貨を発行するには需要つまり通貨の流通が基本となる経済体制がなければならないけど、


日本は農本国家。
ほぼすべての日本人が物々交換の時代。
通貨を使うとしてもせいぜい貴族などの特権階級だけだった。
なにしろ租税からして物納だった時代。

ならばわざわざ諸制度を制定改革し無理して通貨を作るより、輸入してしまった方が効率がよい。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございました。
<ほぼすべての日本人が物々交換の時代。>では
<ならばわざわざ諸制度を制定改革し無理して通貨を作るより、輸入してしまった方が効率がよい。>のですね。

お礼日時:2020/06/28 08:27

お金に対する信用度の差でしょうか。

通貨の価値を保証できるほど、中央政府=幕府の信用なかったようですし。
終戦後の日本、それまでの日本紙幣が紙切れ同然にまで信用が無くなり、価値が安定したドル紙幣が重宝されたのと同じ現象。
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この回答へのお礼

早速の御回答ありがとうございます。
<幕府の信用なかった>のですね。
今でも、新興国では、ちょっとした有事の際でも自国の貨幣から<ドル紙幣>への交換がよくみられますね。

お礼日時:2020/06/27 19:14

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