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哲学方面の日本語訳書物を読んでいて、ピンとこないものは数多御座いますが、趣味という訳語に違和感を覚えます。

元はドイツ語のGeschmackらしいのですが、だったら嗜好と言う適訳があります。
なのに態々、趣味(ドイツ語ではdas Hobby)と言う訳をするのでしょうか?

哲学分野には怖い大先生がおって、その大先生が誤って嗜好と訳すところで趣味と訳してしまった、あるいはその大先生の下請けの書生が誤訳した物が大先生の名前で出版されてしまったので、平目系の門下生が大先生に恥を書かせてはならんとばかりに皆さんで嗜好と訳さずに趣味と訳すことになったのでしょうか。

嗜好判断で何も問題ないし、当然こちらの方がわかりやすいのに、なぜか皆さん趣味判断などと難解な言葉をお使いになります。

哲学カテゴリーでご活躍の哲学教師や哲学愛好家の諸先輩方、哲学系の「術語」に関して、疑問、反論、びっくり仰天なケースをご教示いただけるか、又は趣味という訳語に関する妥当性批判など、お聞かせ願えれば幸いです。

A 回答 (4件)

Mokuzo100nenさん こんにちは



日本語の趣味に好きや嫌いという意味だけでなくて、物事に対する愛着や情緒という意味が含まれているのが問題なのは理解できました。
カントが言った、嗜好には哲学的な意味がある事とは、違うという事ですね。

私の推測では、カントの著書を和訳した人が勘違いしただけではないかと思います。
嗜好判断でいいと思いますよ。

哲学の先生は、自分の意見が反映されていないのなら、知らないのではないかと思います。
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この回答へのお礼

有難うございます。

てふてふさん、お久しぶりです。
「あの人はいつも趣味の良いネクタイをされています」というときに使われる趣味は、当然hobbyではなくて「good taste」のtasteの意味であるから、趣味という日本語にもカントが言いたかったGeschmack(taste)の意味がかすっているとは思うのですが、わざわざ微かにかすっている部分を利用せずとも、Geschmackには嗜好という訳語があるのでこちらを使わない意図が理解できなくて、、、、。

お礼日時:2020/08/14 16:19

独和辞書で読んだ所、Geschmackは感覚を示唆する言葉なのかなと言う印象を受けました。


私の趣味はプラモデル(プラモデルと言う一般的なジャンル)です。と言う時にはGeschmackは使わない。
だけれど、このプラモデル(個別具体な商品モデル)の風合いは彼の趣味である、と言う時はGeschmackを使う。

問題は、日本語の趣味と言う言葉の、一般にも個別にも使い分ける多用途性にあるのではないかと思います。嗜好の方が、感覚を示唆するのにより限定的な用途で使えるけれど、趣味でも言えてしまう上に、漢字を見ると、むしろ趣味を採用する方が適切に思えてしまう節もある。

的外れならごめんやで^_^
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この回答へのお礼

有難うございます。

>漢字を見ると、むしろ趣味を採用する方が適切に思えてしまう節もある。

はて? その心は?

お礼日時:2020/08/14 19:52

おもむき(方向性?)とか、あじとかって、感覚的な事じゃないですか。


一方でたしなみってのは、ある種の具体な技能や行為を示唆しているように思います。

だから、プラモデルをチクチク作る事にはむしろ嗜好を当て嵌め、帆船の航海を繰り返した古びた感じを示唆するのには趣味を当て嵌めた方が、字面には合ってるかと思いました。
ここまで日本語の話。
で、Geschmackが趣味、Hobbyが嗜好ってのが妥当なんじゃないかなと。
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この回答へのお礼

なるほど。

お礼日時:2020/08/25 19:27

もくぞーさんおはようございます。

 右を押すと pdf が落ちてきますhttps://core.ac.uk/download/pdf/96963739.pdf。そのp121に「 趣味(taste, Geschmack)は、「味覚」、「味」、「好み」といった意味を備える多義的な語だが、カントの、そしてアーレントの文脈ではどのような事態を趣味の比喩で指示しているのだろうか。」とありました。発するのではなく受ける方に重きを置いているので味わうを選んで趣味です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2020/08/25 19:27

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