
今さっき、羽田空港で旅客機に乗っている時にふと疑問に思ったのですが、
旅客機というのは、どうやって地面を進んでいるのでしょうか?
いえ、滑走路上ではなく、搭乗口から滑走路のトッカカリまでの間の話です。
空の上ならば「ベルヌーイの法則が云々で...」と、なんとなく理解できるのですが、
「地面の上」では旅客機はどうやって進むのでしょう?
タイヤが回っているいるのでしょうか?<動力は何処?
誰かが曳いているのでしょうか?<誰やねん!
ジェットエンジンやプロペラが機体を前に押しているのでしょうか?
それに、「地面の上」での方向転換はどうしているんでしょうか?
方向舵を振っている?<そんなんで曲がるか?
実はタイヤが左右に振れる構造になっている?
いやいや、左右のエンジンの推力を調節している?<ならば単発機はどうしている?
そして、ブレーキってどうしているんでしょうか?
あのタイヤにブレーキがついているんでしょうか?(大丈夫?)
後ろに滑走路にワイヤが張ってあり,機体の尻のフックで引っ掛けている?<どこの話だ?
誰かが後ろに引っ張っている?<無いことを言うな!
どなたかご存知の方、お暇なときによろしくどうぞ。
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
ご回答ありがとうございます
なるほどー、よくわかりました。
やっぱエンジンで機体を押して(引っ張って?)るんですねー。
なんか、飛んでる時よりも地上の方が運転するのキンチョーしそうですね。
(実際にはそれほどでもないのかしらん?)
No.6
- 回答日時:
>確かにあそこの空港に降りた時は逆噴射を思いっきり効かせて
富山空港で逆噴射(リバーススラスト)を体験してるんですね。 ならば今度はエンジンの後ろの部分がよく見える席に座って、逆噴射の様子を観察してみましょう。 別に炎が出るわけじゃなく、カバーが動いて噴射口が開くだけです。(後ろの方の席はエンジン音がうるさいけど)
プロペラ機では、プロペラの羽の傾き(ピッチ)を逆にして、同じ回転方向でも空気を前に押し出すようにします。 これをリバースピッチといいますが、構造が難しいので小型機には使われないようです。(飛行艇には、これくらい付いているでしょう)
>逆噴射の様子を観察してみましょう
見ました!逆噴射!なんかエンジンがバラバラになるのかと思いました!
なるほどなー。
あ、それから飛行艇問題ですが、ちょっと調べて見ましたが。なかなか見つかりませんねー。
ただ、2~3年後に東京にも飛行艇の定期航路が開設されるそうで、その暁にはきっと見に行こうと思います。
そうそう、飛行艇といえばアニメ「紅の豚」!宮崎駿カントクは飛行機にはウルサイヒトなので、停止時の描写があるかと思ったのですが..特に無かったです。残念です。映画では人ががんばって手で止めているようでした。
No.5
- 回答日時:
専門家です。
ほんの少しだけ訂正があります。やや重箱の隅系ですが、ご勘弁を。
1)逆噴射によるバックは可能です。
ボーイング767、ボーイング747-400の場合、その気になれば逆噴射でバックすることは可能です。それくらいのパワーは十分あります。他の大部分の機種でもジェット機ならおそらく可能だとは思います。でも、通常これをやることは禁止です。なぜなら、理由は簡単、自動車と違い、操縦士は後方の安全確認の手段が無いからです。牽引用のタグ車の運転手は、後ろ向きに座ってますから大丈夫です。もうひとつ、これをやらない理由は、エンジンに異物を吸い込んでファンやコンプレッサーを損傷する可能性が高いからです。あと、バック中に急ブレーキを踏むと、機首が上がってしまったりしてしまうので、通常やらない操縦操作は、やはり危険です。
これら理由にも関わらず、一部の外国ではセルフ・プッシュバックと言って、逆噴射を使って飛行機が自分でバックしていくやり方をやってるところもありますが、あまりそういう国の飛行機には個人的には乗りたくありません。危ないですからね。
ただし、緊急時は否応なくこういうことをしなければならないこともあります。以前、JALのDC-8がハイジャックに遭いダッカに着陸した際、細かい状況は忘れましたが逆噴射でバックしたことがあります。
2)着陸後はタイヤのブレーキだけでも止まれます。
主翼上面のスポイラーとエンジンの逆噴射を併用するのはブレーキの補助的な役割で、着陸時の性能計算ではタイヤブレーキだけで止まれることになっています。
飛行機のブレーキは、ディスクブレーキですが、物凄く強力です。ゆっくり地上走行している場合でも、ブレーキをクルマの急ブレーキのような踏み方をすると、ベルトをしていない人は全員前に吹っ飛んでいくことでしょう。
通常の着陸時は、ブレーキは本来の能力の50%以下で使っていることが多いです。言い換えると、最大のブレーキ力を使えば、普段ご覧になっている距離よりもかなり短い距離で停止することができるのです。逆噴射とスポイラー併用で停止距離はさらに短縮されます。
ただ、ブレーキを最大に使うと、ブレーキディスクからかなりの量の煙がその後30分以上にわたって噴出しつづけるような状況になりますから、あまり気持ちのよいものではありません。
おまけ
>>後ろに滑走路にワイヤが張ってあり,機体の尻のフックで引っ掛けている?<どこの話だ?
>空母の甲板ではこれをやってますね(^_^;)
クイズ
空母着艦の時、操縦士はどのような操作をするでしょう?
1. 着艦と同時に最大のブレーキをかける
2. 着艦と同時にエンジンをフルパワーにする
3. 着艦の時はブレーキをかけず、フックとワイヤーだけで停止する。
答は
↓
↓
↓
2.です。
普通に考えると、なんで? と思いたくなりますが、
フックがワイヤに万一引っかからなかった場合、
エンジンを最大にして着艦のやり直し(再離陸)を
すかさず行わないと、フック無しでは停止できず海に
突っ込んでしまうからだそうです。
エンジンを全開にしても、フックがワイヤを捕らえることができさえすれば停止できるのです。
いろいろ深いですね。飛行機は。
ご回答ありがとうございます
>着艦と同時にエンジンをフルパワーにする
なるほどー。言われてみればそうですねー。
確か艦載機って、離陸時にはカタパルトでパチンコ玉みたいに
ブッとばされる事もあるようですね。
それで、着艦時は甲板を全速力で走り抜けなきゃならんのですか....
人間の乗る乗り物じゃぁないですね。艦載機って。兵隊さんもたいへんだぁ。
No.4
- 回答日時:
ほとんど完璧とも思えるsesame様の御回答に、更に補足です。
>搭乗ビルを後退で離れるときだけは牽引車に押してもらいます。
トーイング・トラクタとゆぅ、サンダーバードの秘密救助車みたいなすごいヤツがあります。これは、飛行機は前進出来ますがバックで走れない(プロペラ機では)為にどぅしても必要なモノです(尚、ジェットエンジンの場合も、ターミナルに向かって逆噴射をカマすワケにはいかないのでやはりバックは出来ません)。
以下参考URLを御覧下さい。他にもいろいろな『空港で働くクルマ』が出ています。
>>あのタイヤにブレーキがついているんでしょうか?(大丈夫?)
>ついてます。
すごいブレーキが付いてます。
今やF1を始めとするレーシングカーで常識となったカーボン・カーボンブレーキ(釣竿やゴルフクラブなど世間によくあるCFRP=カーボンファイバとは違います。カーボンをマトリックスとしてカーボン繊維をまとめた構成で、現物は石かガラスの様なカチカチです)は、元は飛行機用のブレーキでした。
飛行機用ブレーキは乾式多板構造で、如何なるクルマよりも進歩した構造と材質、そして性能を持つブレーキと言えます。
参考URL:http://www.iau.co.jp/
ご回答ありがとうございます
さて、も一つ疑問が湧いたのですが...
飛行艇ってありますよね。あれってどうやって止まるのでしょう?
ブレーキも利かせようがないし..そうだ、方向転換は?<いいかげんにしろって?
No.3
- 回答日時:
>>ジェットエンジンやプロペラが機体を前に押しているのでしょうか?
これが正解。誘導路から滑走路までの走行(タキシング)も、飛行用と同じジェットやプロペラの推力でおこなっています。
(その証拠にタキシング中からもうエンジンが轟々とうるさいでしょ?)
ただ、この方法ではバックはできないので(逆噴射装置を吹かしても後退するほどの推力は出ない)、搭乗ビルを後退で離れるときだけは牽引車に押してもらいます。
よく巨大なタイヤと低い車高の、特異な箱形をした車が空港内を走ってますよね。アレです。
>>実はタイヤが左右に振れる構造になっている?
これが正解。普通の旅客機では前輪に操向装置がついています。
セスナなどの軽飛行機も同様。
最近ではもうほとんど見かけなくなりましたが、尾輪式(尻尾の小さな車輪1つと主翼下の大きなタイヤ2つの3点で支持する、第二次大戦中までは主流だった形式)では、前2輪を左右どちらかのみブレーキでロックして旋回させてました。
>>あのタイヤにブレーキがついているんでしょうか?(大丈夫?)
ついてます。
ただ、着陸時の制動ではタイヤのブレーキだけに頼っては止まれないし、タイヤがバーストしてしまうので、主翼上面のスポイラーとエンジンの逆噴射を併用して強引に制動をかけてます。
>>後ろに滑走路にワイヤが張ってあり,機体の尻のフックで引っ掛けている?<どこの話だ?
空母の甲板ではこれをやってますね(^_^;)
参考URL:http://home4.highway.ne.jp/t-park/tp/q-a.html
ご回答ありがとうございます
実は羽田空港から行った先が富山空港でした。
あそこは神通川の川原に作られた空港で、なぜか橋(!)が滑走路のすぐそばに長々と
横たわっています。そのせいか着陸までにある程度高度をとっていなきゃ
いけないらしく(橋にぶつかると気まずいですからね)、飛行機はみんな
すんごいスピードで着陸してきます。
確かにあそこの空港に降りた時は逆噴射を思いっきり効かせて
むりくり機体を減速させているようでした。
着陸時の「つんのめり」方でなんとなく「主翼付近を支点に減速してたんだなー」と
納得しました。
No.2
- 回答日時:
そういや、昔、非日常研究社が「ジャンボジェットの飛ばし方」って本を出してましたね。
タイヤには自走機能がないので、エンジンの推力をつかって前に進みます。
飛ぶときの操舵綸とは別のステアリングレバーにて方向転換。
ブレーキは足元にブレーキレバーがあるようですが、どうやってブレーキかけてるのかは…忘れました。確かにあのタイヤにブレーキかけていいのか?と思いますね(笑)
ご回答ありがとうございます
>あのタイヤにブレーキかけていいのか?と思いますね(笑)
ですよねー!!
正解は、逆噴射との併用だそうで..なんとなく納得しました。(^_^)
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