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外国の友人から日本語の使い方について質問があり
上手く答えられなく困っています。

「〜するの“が”便利だ」と「〜するの“に”便利だ」の
違いです。

例えば
A「このパソコンは高性能なので、調べものするの“が”
便利だ」

B「このパソコンは高性能なので、調べものするの“に”
便利だ」

A とBは個人的にはBを使うかなと思うのですが、
Aも大きい違和感はないかも、、


または
C 「そのビルは山奥にあるので、バスを使うの“が”
便利だ」

D 「そのビルは山奥にあるので、バスを使うの“に”
便利だ」

Dは変に感じます、、
 
E「ジムは家の近くにあるので、行くの“が”便利です」
F「ジムは家の近くにあるので、行くの“に”便利です」

個人的にはEもFも普通に聞こえます。

使うの動詞次第としか言えないでしょうか?

A 回答 (5件)

「が」を使う場合⇒「便利」の主格は何か? 何が便利なのか?


「に」を使う場合⇒どんな目的のために便利なのか?
という質問を想定した表現と言えます。

1.
A「このパソコンは高性能なので、調べものするの“が”
便利だ」

格助詞「が」は基本的に動作や状態の主格を表します。
「便利だ」という状態の主格が「調べ物をする」という動作であることを伝えようとする文。

a:パソコンの何が便利なのか、私にはまったくわからない。
b:このパソコンは高性能なので、調べものするの“が”
便利だ。

といった(どちらかと言えば稀な)会話の脈絡で使われる。

B「このパソコンは高性能なので、調べものするの“に”
便利だ」

この場合の格助詞「に」は「動作の目的・目標」を表します。
このパソコンは「調べものする」という目的のために便利だ、という意図がある。
A よりも使われる機会の多い一般的な表現と言える。

2.
C 「そのビルは山奥にあるので、バスを使うの“が”
便利だ」

「便利だ」という状態の主格が「バスを使う」という動作であることを伝えようとする文。

D 「そのビルは山奥にあるので、バスを使うの“に”
便利だ」

そのビルは山奥にあるので「バスを使う」という目的のために便利だ。
という意味不明の文になってしまう。
非文です。

3.
E「ジムは家の近くにあるので、行くの“が”便利です」

「便利だ」という状態の主格が「行く」という動作であることを伝えようとする文。
「何が便利か?」について言おうとしている。

F「ジムは家の近くにあるので、行くの“に”便利です」

ジムは家の近くにあるので、「行く」という目的のために便利だ、という意図がある。
自然な表現。
「どんな目的のために便利か?」について言おうとしている。
話者の意図からすれば E よりも自然な表現と言えるでしょう。
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格助詞「に」は空間的・時間的な位置付けの認識を表し、静的な対象認識を表します。



「が」は個別性の認識を表し、直接的な関係認識の表現で過程的な構造を短絡した表現のため主格との混同が起こる場合に違和感を感じます。■
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「が」や「に」を問題にする前に「の」が何かを問題する必要があります。



「の」は一般に言われる「準体助」です。
[準体助]
1 (体言に付いて)下の名詞を表現せず、「のもの」「のこと」の意を表す。「この本、君―だろう」「自分―には記名しておく」
「せめて、この樽も人―を借ってきた」〈虎明狂・樽聟〉2 (活用語に付いて)その語を名詞と同じ資格にすることを表す。「読む―が速い」「彼を行かせる―はまずい」「こんな―が欲しい」→のだ →のだろう →のです
「あんまり夫婦仲のいい―もこまったものだ」〈滑・浮世床・初〉
《一方、「の」は「形式名詞」で簡単に言えば「こと」に相当するという考えもあります。》

 すると「が」は格助詞になります。
「が」が格助詞であれば、「主格」を表すのが普通で、「上手だ」「巧い」などの形容語が来ます。
「に」という格助詞、だと(において)の意味になり、「便利だ」「役立つ」「使える」などが来ます。

C、Dの用例に入ると、CはそのままOK。しかし、Dの「バスを使うのに便利だ」バスを使うのが主目的になっていますので、×確かに変です。

E、Fの場合は、A、Bで言ったように、「が」の後に来る述語と「に」の後の述語には差があるので、「行くのが、便利だ」は?「行くのに、便利だ」◎
「行くのが楽だ」なら◎

「大変だ」、「便利だ」、「楽だ」、「役立つ」、「上手だ」、「巧い」、「使える」などの述語部分において差が出てくるようです。それが「が」と「に」との差です。
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その”が”や”に”の前にある”の”に,僕は着目しています。



AとBの「の」は,「ため」の意味になります。
「調べものするためが」では意味が通りませんので,「に」が適当になります。

CとDの「の」は,方法を指す意味の「の」です。
「バスを使う方に便利」では「山奥に行く方法」ではなく,手段であるバス利用のほうが目的の言葉になってしまうので,その前にある「ので」では意味が通らなくなります。そこで「が」が適当になります。

EとFの[の」は,…なんだろう。やっぱり「ため」かな。
となると「に」が適当になると思います。

ただ最近は,日本語もあまり正確ではなくなってきています。海外の,「言語の法則なんて言語学に任せておけばいいんだ。言葉なんて伝わればそれでいい」的な感覚(それが英会話等のポイントじゃなくて?)の影響なのか,けっこう「が」が使われているようです。最近のゲームは,外国制作の日本語訳が多いのか(それもどうやら,漢字があるために中国語を経由しているように思う),そこは違うだろと思うところで「が」が使われているのも,そんな感覚からきているのかもしれません。

だとすると,海外の人に「これが正しい」と教えても,あんまり効果がないような気が…。
#1の回答者が示したような回答を理解できる人ならわかってもらえるとは思いますけど。
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「が」も「に」もどちらも助詞で、たくさんの意味を持ってます。

詳しくはこちらをご覧ください。例文があるのでわかりやすいかと思います。
https://nihongonosensei.net/?p=6930

本題、AとBにおける「調べ物をする」と「便利」は主述関係にありませんので、「が」のAは不自然に感じます。ここにおける「に」は「動作の目的」の意味を持ちます。
CとDにおける「バスを使う(こと)」「便利」は主述関係にあるので「が」が適切です。
EとFにおいては「行く(こと)」「便利」は主述関係にありません。この文意でその関係が成り立つとしたら、家の近くにあることが便利、という場合じゃないでしょうか。「ジムが家に近い」ことは、「行く」という動作のために「便利」という関係になるので、ここにおいては「に」が適切です。
助詞を挟んだ前後の関係性で考えるとよいかと思いますよ
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