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電気分解の電極

前に、金メッキの飾り物と鉛筆の芯で
食塩水を電気分解してみたのですが、
金メッキが剥がれ鉛筆の芯も少し溶けていました。
鉛筆の芯は、色々混ぜてあるらしいので
溶けてもしょうがないかな、と思っていたのですが、なぜ金メッキが剥がれたのでしょうか

A 回答 (1件)

電極が金メッキの飾り物 と 鉛筆の芯 でNaCl水溶液の電気分解



鉛筆の芯 側では
2Cl- → Cl2↑ + 2e- ① の反応が起こります。

金メッキの飾り物 側では
2H+ + 2e- → H2↑ ➁ の反応が起こります。

この時、金メッキは完全ではないので、金メッキと飾り物本体の隙間に浸透した食塩水溶液の中で、➁の反応が起こることがあります。
そうなると金メッキと飾り物本体の隙間に水素ガスH2が溜まり、その力で金メッキが剥離することになります。

電気防食下で水素の発生による防食塗装の剥離の現象(バブリング?だったかな)は、私の学生時代(数十年前)でも知られていて、腐食の教科書には乗っていると思います。

電気防食や防食塗装をしたのは良いけれど、迷走電流や塗装の劣化によって、塗装中でカソード反応➁が起こってしまい、内部で水素ガスが発生して、塗装やメッキを剥がしていく現象と同じことが起こったのだと推測します。

専門の学術文献を調べるとものすごい数、出てきますよ。
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この回答へのお礼

助かりました

回答ありがとうございます。
水素ガスが原因だったんですね
文献も調べてみます!

お礼日時:2021/01/06 21:38

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