日本は社会主義なので、夫婦も世帯年収の考え方ではなく、個人の年収という概念になるのですか？

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質問者：bsybk
質問日時：2021/02/25 05:02
回答数：5件

なぜ社会主義では全員労働者にならなければならないのですか？社会主義の国では、専業主婦はいてはならないのだそうです。戦後、日本の社会は社会主義で築かれてきたそうですが、男女平等も騒がれている中でもあり、これから専業主婦は労働者にならざる得ないということですか？

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回答 (5件)

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No.5

回答者： fumidera2
回答日時：2021/02/27 16:58

日本は社会主義ではないですし、専業主婦はいても全然問題ないです。

夫婦ともに働いた方が経済的には余裕が生まれるというだけで、それより時間的余裕や子育てを優先して専業主婦を選ぶ女性も沢山います。

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No.4

回答者： puyo3155
回答日時：2021/02/27 07:20

いろんな話がごっちゃになっていますね。

＞なぜ社会主義では全員労働者にならなければならないのですか？社会主義の国では、専業主婦はいてはならないのだそうです

たとえば、ロシア革命以後のソ連をみれば、たしかに女性の社会労働への参加が促されますが、それは、専業主婦はいてはならない・・・という単純な話ではありません。それ以前のロシアにおいては、女性は家庭内においても奴隷のように扱われ、専業主婦どころか、教育も受けず、地位が低かったのを、に女性解放運動としてなされたことです。

日本だって、江戸時代にしろ明治にしろ、近代以前の農業社会では、男性も女性もなく全員が労働しているのはあたりまえの話ですね。

＞戦後、日本の社会は社会主義で築かれてきたそうですが、

日本は、自由主義・資本主義を建前としながら、特に戦後の復興から高度経済成長までは、まるで社会主義国家のように、国家手動官僚主導でいろいろな政策が行われてきたことは確かです。しかし、ロシアのような、社会主義思想として、女性の社会労働への参加政策なんてしていません。社会主義的政治や共産主義における女性開放と、日本の女性の問題は別の話です。

民主主義の中で、女性の選挙権、教育機会は増え、世界の情勢と連動して、社会が農業一辺倒から、工業やサービス型社会になるにつれ、労働などの機会が増えていったってことです。ただ、わずかここ５０年においては、

夫婦＋子供２人、
女性は結婚までは働くが、
その後は男が稼いで、
女性は家庭を守る・・・

という典型的モデルが想定されたってだけのことです。
今は、いろいろな事情で、そのモデルは崩れています。

・　女性が家庭に入っても、子育てが落ちつくとアルバイトはあたりまえ。
・　女性の教育機会も増え、男性と対等に働けるようになった。
・　結婚しない人、結婚しても子供を産まない人も多い。
・　結婚して子供を産んでも、子供を預けながら働く人も多い。
・　男性の働きだけで、家庭を維持する経済力が保てない。共働きは必然。
・　ジェンダー差別撤廃で、管理職などの割合も、目標管理し、女性の地位向上がされている。

など、いろいろなことが起こっています。

＞男女平等も騒がれている中でもあり、これから専業主婦は労働者にならざる得ないということですか？

男女平等、ジェンダー差別撤廃はそのとおりですが、専業主婦が批判されるのはもっと現実的な問題です。

従来の夫婦＋子供２人モデルは崩れているのに、年金、健康保険、税金などの制度はそのままなのです。なので、専業主婦は、保険料を負担しないのに、年金や健康保険の恩恵が受けられたり、一定以上働くと、税金で損するから、その制限までしか働かない・・・というのが当たりまえになっています。

・年金も健康保険も破綻し
・ジェンダー・フリーが叫ばれ
・労働力も不足しているのに、

です。制度が働くことのメリットと矛盾したままになっている。それを専業主婦は利用して甘い汁をすっている・・・というのが、批判のもとであり、社会主義、共産主義とはまったく別問題ですね。

まあ、自民党は都合のいいときだけ家族主義を持ち出します。欧州などの成熟近代自由主義国家では、子供は社会で育てるのがあたりまえになり、親の経済力と、子供の教育機会が連動しないようにして、社会で才能を育てるのが一般的です。

ところが、自民党はなにかといえば、家族、親と離れていても生活保護の前に家族が支援、介護も家族・・・と、ノスタルジー的保守主義に毒されています。民主党の子供手当てを、似て非なる児童手当にしてしまうのが典型です。親が生活保護を申請すると、まず家族の支援ができないかを問い、できるなら保護は受けられない・・・のも同じです。すべて、ありもしない、典型的家族像で、制度設計がされている。その発想は、すでに世界では周回遅れなのです。

その割に、菅首相の息子の問題が出ると、独立した子供は関係ない・・・と主張していたので、笑ってしまいましたが。

この辺の制度は、ヨーロッパのモデルが参考になり、女性の社会進出とともに、産む子供も増える施策として大いに学ぶところです。