世界のあちこちでガソリン自動車を禁止し EV のみを使用しようとする動きがあるようです。
竹田恒泰氏が Youtube で述べられていますが、航空機燃料や、船舶のC重油などを置き換えることは困難であり、原油を精製してこれらの燃料を作り続ける必要はなくならない。
その過程でガソリン(あるいはナフサ?)がどうしてもできてしまうので、ガソリンを使う必要は決してなくならないとのことです。
世界中のアチコチでガソリン車禁止の動きは広まっているようですが、そうした国ではこの余剰になったガソリンの使用法についてはどう考えられているのでしょう。
このことに関してあまりまとまった記事や解説を見たことがありません。
お詳しい方がいらっしゃったらよろしくお願いします。
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
石油というのは製油所で精製するとガソリンや灯油、軽油、重油などが一定の割合でできてしまって、その割合は変更することができないと思っている人が多いようですが、違います。
実際には重油分解装置(FCCほか)という設備が日本(および世界)の製油所にはほとんど設置されていて、余剰気味の重油を分解装置で分解してガソリンや灯油や軽油を作って製品の量を調整しています。つまり、重油をどれだけ分解するかによって製品の量は調整可能です。
実際、日本で売られているガソリンの半分くらいは重油を分解して作ったものです。
ですからガソリンが余れば重油を分解しなければいいのです。そうすると重油が余るので、その分、余った重油を分解して灯油や軽油にしてやればいい。さらに重油が余れば原油の輸入を減らせばいい。原油の輸入が減れば、産油国は原油の産出量を減らすことになります。メデタシメデタシ
ただし、意外かもしれませんが、日本は実はレジ袋などの原料となるナフサが足りなくて韓国などから大量に輸入しているのが現実です。(どこぞの大学教授が言っている「プラスチックはナフサというは余りものから作られている」は間違い)
だから、日本の場合、ガソリンが余れば、まずナフサの輸入を減らしてガソリンでプラスチックを作ることになるでしょう。
このあたりの話は、原油 連産品 で検索すればでてきます。(相変わらず、石油製品の量を調整することはできないと間違った記事もあるようですが)
詳しい説明ありがとうございます。
まあ色々加工というか改変する手段はあるとは思ってましたが、
>日本で売られているガソリンの半分くらいは重油を分解して作った
というのはあまりにも意外でした。
ガソリン余りを心配する必要はなさそうですね。
とはいえEVで使用する電気をどうやって作るのがいいかとか、よく言われる集合住宅での充電、寒冷地対策などとにかく総合的な計画はあまり聞いたことがないのが実情です。
あと連産品という言葉は初めて聞きました。
ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
No4.です。
>こういう動きはないように報道されますけど、どうなんでしょう。
太陽光・風力発電は不安定な為に、夜や凪になると発電できません。
その時に急遽電力を補う為には、火力発電は欠かせません。
「電力足りない~直ぐに作れ~」と言う時には火力しか頼れません。
太陽光・風力が大々的に報道され日々増加しているので、そのバランスの崩れは大きくなり火力の増強は必須となります。
火力発電を増設しなければ、停電になります。簡単な話です。
<下記に詳しい説明>
www.youtube.com/watch?v=RiAqSh-RgnE
(先頭URL省略 https://)
No.5
- 回答日時:
仮にガソリン車が無くなってもガソリンが余る訳ではない。
需要が無くなったら石油精製の工程でガソリンを無理やり抽出しないだけの話なので。ガソリンは必然的に発生する副産物というイメージで捉えると間違いなのです。No.4
- 回答日時:
EV車のリチュームイオン電池は不安定で危ない様ですよ。
私は買わない・・・www.youtube.com/watch?v=HixRB4VMDoo
EV車自体が本当にエコなのか疑問がある様ですよ。
www.youtube.com/watch?v=pDCuhq4Qikw
(先頭URL削除 https://)
EV車より水素燃料電池車(FCV)の方が将来性あるかも・・・
トラック・バス・重機のEV化は絶対に無理!
https://bestcarweb.jp/feature/column/213660
不安定な自然エネルギーの増加で、火力発電所も必要になり増加するし、ガソリン余剰は全く心配ないと思います。
No.3
- 回答日時:
ガソリンは自動車燃料以外にいろいろな用途があります。
ナフサと呼ばれるホワイトガソリンは合成樹脂の原料だし、ナフサやガソリンを脱硫して精製した工業ガソリンは、燃料以外の用途に使用され、1号から5号の5種類に分類されます。・1号:ベンジン、主に洗浄用
・2号:ゴム揮発油、ゴム用の溶剤、塗料用
・3号:大豆揮発油、工業的な目的で大豆油の抽出用
・4号:ミネラルスピリット、塗料用
・5号:クリーニングソルベント、ドライクリーニング用や塗料用
ユーグレナ(ミドリムシ)からジェット燃料を作る技術はすでに開発されており、近い将来商業化されます。 また、船舶の電動化も進みつつあります。
詳しい回答ありがとうございます。
ユーグレナからのジェット燃料って面白いですね。
こういう技術で問題となるのは採算性だと思いますが、どの程度のものなのでしょうか。
あとエネルギーの保存性で船舶の電動化はまだまだ期待できないように思いますがどうなのでしょうか。
エネルギーの補給しやすそうな自動車でも問題とされているようですし、何か月もの航海には困難が大きそうに思います。
あと(余るとして)ガソリンの転用の道はいろいろありそうですね。
ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
トータルの産油量が変わらなければ、燃やす量は同じという考え方だと思います。
それはその通りだと思います。ガソリンはとても需要が多いので、従来、ガソリンにならなかった成分も加工してガソリンにしているので、短期的に見れば需要に合わせて二次的な加工が減るのかな、と思います。
ただ、竹田氏も解説している通り、電気も水素も、産油に頼っているため、総量を減らすにはもっと工夫が必要で、今の政策のままではあまり変わらない気がします。長い目で見たときの、第一歩、という感じだと思います。
回答ありがとうございます。
>ガソリンはとても需要が多いので、
>従来、ガソリンにならなかった成分も加工してガソリンにしている
そうなんですか。
少なくともその分のガソリンが余ることはないということですね。
あるいはガソリンが余りだしたらほかのものにも加工できるという期待もできますね。
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