アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

昔から、『王族・皇族が増えたら、国中が王族・皇族だらけになってしまいそうだけど、実際はそうなっていない。となれば、後継者になれなかった次男・三男の一族は消え去るしかないが、いったいどこへ消えたんだ?』と疑問でした。
そこでとりあえずネットで調べたのですが、天皇家の次男・三男は臣籍降下や出家、ヨーロッパの王族も修道院入りが多いということは分かりました。
しかし、他の地域はよく分かりませんでした。
例えば中国なんかは、皇帝の子が『○○王』となって各地を支配していることがあると分かりましたが、それだとやっぱり国中が王族になってしまいそうです。まあ、皇帝の子はともかくとして、皇帝の三男の三男の三男……などとなれば、さすがに王族扱いされなくなりそうと思うのですが、実際はどうなっているのでしょう?
また、できればオスマン帝国やエジプト、インドなど世界各国の事情も知りたいと思ったのですが、さすがにマニアック過ぎてネットにはそれらしい情報は見つけられませんでした。
なので、質問です。
特定の地域、特定の時代の話でも良いので、『王族・皇族で後継者になれなかった次男・三男、そしてその一族はどうなるのか』をご存知であれば教えて下さい。

A 回答 (4件)

中国やイスラム圏、インドなどでは後宮が設けられたため、ヨーロッパとは異なり、皇太子の兄弟は同じ母親でない場合も多く、皇帝位を巡って兄弟同士(また妻の姻戚同士)で相争うことがよく起こりました。

中国の場合、外戚の存在が皇帝位を巡る争い(皇太子兄弟の抹殺)をよく引き起こしています。

皇太子の兄弟が有力者の娘と結婚し、その有力者の後ろ盾で反乱を起こして皇帝位を簒奪しようとすることはよくあり、それを防ぐために機先を制して皇太子が皇帝に就いた途端に兄弟を処刑するようなこともありました。
こうした抗争が起こった場合、相手兄弟の一族皆殺しは当たり前でした。

皇帝に権力が集中しているため、その権力を得ることが魅力的であると同時に、周囲の者たちにとっては、いつ皇帝から粛正されるか分からないという恐怖を抱かせ、その結果として骨肉相食む権力争いを引き起こし、皇族数の減少を引き起こしているのです。

後宮が存在した国では、皇帝になれなかった異母の次男や三男、そしてその一族は皆殺しにされることが多いのです。もちろん同母の兄弟間でも皇帝位を巡る争いは起こりますから、皇族が増えすぎるようなことにはなりにくいのです。例えば唐の太宗、李世民は同父同母の兄と弟を二人とも殺しています。
オスマン・トルコの場合などは、第七代のメフメト二世が即位すると同時に、まだ乳児だった弟を処刑し、更に、皇帝が兄弟を殺すことは許されるという法律規定まで作ってしまいます。

オスマン帝国の皇帝が「兄弟殺し」をする理由
https://rekishi.sseikatsu.net/ottamanbk/#:~:text …

ムガル帝国でも皇帝位を巡る内戦が何度も起こっています。アジア的専制君主が支配する体制では骨肉の争いが起こりやすいのです。

ちなみに「○○王」として皇帝の兄弟が地方に封じられたのは漢代の郡国制をとっていた時代の話ですが、彼らの子孫(全員が劉氏一族)にしても後に皇帝が直轄地を増やそうとしたために反乱(呉楚七国の乱)を起こして鎮圧されています。後の時代の皇帝によって排除されているのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

後宮は、後継者候補を安定して増やすのに適した仕組みと思っていたのですが、それが血生臭い事態を招く一因にもなっていたのですね。
中国、インド、オスマンと各地域にわたる詳しいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2021/05/01 23:55

昔から、『王族・皇族が増えたら、国中が王族・皇族だらけになって


しまいそうだけど、実際はそうなっていない。
となれば、後継者になれなかった次男・三男の一族は
消え去るしかないが、いったいどこへ消えたんだ?』と疑問でした。
 ↑
だから、日本人の祖先を辿れば
総て天皇に行き着く、という神話が
作られたのです。



特定の地域、特定の時代の話でも良いので、
 ↑
王族ではありませんが、論語の孔子。

中国大陸だけでも、孔という姓の人は少なくとも20数万人はおり、
そのほとんどが孔子の子孫を自称しています。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

私の質問文が長ったらしく分かりにくかったならば申し訳ありませんが、今回のご回答は、私の質問の趣旨とは異なるものです。
というのも……

>総て天皇に行き着く、という神話が
天皇家についてはすでに調べたと書いてあるとおり、とりあえずは分かっております。

>王族ではありませんが、論語の孔子。
私が知りたいのはあくまで王族・皇族なのです。

せっかくご回答いただいたのにすみません。

お礼日時:2021/05/01 12:42

徳川家の場合、後継ぎのいない名家へ養子。


松平定信が、養子に行かされて次期将軍の可能性が無くなった。その恨みで田沼意次を狙って蹴落としたと。
家康の実子でも、結城秀康とか武田信吉というように苗字が違うのがいるのもそのため。
毛利元就の三本の矢の遺訓の対象になった3人兄弟も、毛利本家に小早川家、吉川家と、
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
しかし今回の質問は、海外の王族・皇族についての話のつもりでした。
前フリで皇族の話をしたり、『特定の地域、特定の時代の話でも良いので』という文が、ややこしくしたのでしょうか?申し訳ありません。
ただ、松平定信の話は初耳で、面白いと思いました。

お礼日時:2021/04/30 22:00

オスマン帝国は帝位についた者がライバルであった兄弟を殺害したとか。


「オスマン帝国 兄弟殺し」で検索すると、色々情報が出てきます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございます。
そして思った以上におぞましい内容で驚いています。
これからじっくり読んでみます。

お礼日時:2021/04/30 21:38

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!