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皆様、こんにちは、

中納言というデータベースで後述の文章を見つけましたが、よく理解できなくて、現代語訳で手伝ってもらえると、助かります。(延喜式祝詞:大殿祭)

漢文:汝屋船命爾天津奇護言乎古語云久須志伊波比己止以天言壽鎭白久此乃敷坐大宮地底津磐根乃極美下津綱根古語番鼠之類謂之綱根波府虫乃禂无久高天原波靑雲乃靄久極美天乃血垂飛鳥乃禍无久堀堅多留柱桁梁戸牖乃錯比古語云伎加比動鳴事无久引結幣魯葛目乃緩比取葺計留草乃噪伎古語云藉〈蘇〉蘇伎

古文:汝屋船命に、天つ奇し護言を古語に、くすしいはひごとと云ふ。以ちて、言壽き鎭め白さく、此の敷き坐す大宮地は、底つ磐根の極み、下つ綱根、古語に、番繩の類之を綱根と謂ふ。はふ虫の禍无く、高天の原は、靑雲の靄く極み、天の血垂、飛ぶ鳥の禍无く、掘り堅めたる柱・桁・梁・戸・牖の錯ひ古語に、きかひと云ふ。動き鳴る事无く、引き結べる葛目の緩ひ、取り葺ける草の噪き古語に、そそきと云ふ。

ネットで見つけた現代語訳:この家に悪いことを起させなさらず、地の底の方は磐根の極みまで、木の根や地中の虫の災いがなく、天の方は青雲のたなびく極みまで、太陽の光による災いや飛ぶ鳥による災いがなく、地を掘り堅めて立てた柱、桁、梁、戸や窓の継目がきしきし動くことなく、葺いた甍の瓦が乱れ、床ががたがたいうことがないようになさって下さいと恐れながら申し上げます。

https://ameblo.jp/shinkawa-koutai/entry-10201334 …

ネットの翻訳は合っているのでしょうか。

A 回答 (3件)

(延喜式祝詞:大殿祭<おおとのほがひ>)は宣命体で語られ、記された国文で、お祓いの祝詞(のりと)です、漢文ではありません。



『日本古典文学大系 古事記・祝詞』(岩波書店)に原文と書き下し文、注があります。図書館にはあると思います。

目的が不明ですが、上記の書にある「六月の晦の大祓<十二月はこれに准へ>」がベースになっているので、まずこの意味を正しく理解することが必要です。

これについては、古田武彦『古代史の実像を追う まぼろしの祝詞誕生』(新泉社)が詳しく、丁寧に解明しています。

まず両書を合わせ読む必要があります。口語訳はかなり大変です。

ネットの翻訳はいい加減で、横目でにらむ程度のものです。

なお、挙げられた部分は最初からではなく途中からです。

 汝屋船命爾天津奇護言乎古語云久須志伊波比己止以天言壽鎭白久
は、
 汝屋船(いましやふね)の命(みこと)に、天つ奇(くす)し護言(いはひごと){古語にくすしいはひごとといふ}をもちて言壽(ことほ)き鎭(しず)め白(まを)さく

となります。■
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「万葉仮名」は間違いでした。

「祝詞」の文体の起源は、「古事記」の文体を踏襲したものです。古事記の文体は「漢文」と全く違います。返り点が全く使われていないのです。言葉の順序(語序)が日本語の順番です。中国から入った漢字はそれぞれ意味は少しずつ分かったが、どうやって文にしたらよいかわから無かったので、日本語で読むのだから日本語と同じ順序で書けばいいと、考えたのは当然です。仮名文字はまだできていなかったから、しかたがないというより、どうしていいか分からなかった。漢字だけしか無いから日本語の順番に漢字を書きました。「祝詞」は神式の行事で神官(神主)が朗読するものです。ところが、なぜかところどころ、漢文の順序を入れています。こうせいには漢文の順序をすでに知っていたためつい使ってしまったのです。
  汝屋船命爾天津奇護言乎古語<云>久須志伊波比己止。
  汝屋船命に、天つ奇し護言を古語に、くすしいはひごとと<云ふ>。
後生に祝詞を書く人は漢文を知っていたためにこういう間違いしたのです。
 まあ、祝詞とはこんな風にして作られたものです。
これにはパターンができてしまって、そのパターンを覚えれば次第に分かるようになり、また作れるようになります。
 質問者は何のためにこのような文章を質問しているのか分かりませんが、古文、漢文を学んでしまえばよく分かる事です。
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「漢文」というのは、「万葉仮名」で書かれた「祝詞」の言葉。


それを読んだのが、「古文」となります。

汝屋船命爾天津奇護言乎古語……(中略)古語に、云藉〈蘇〉蘇伎
汝屋船命に、天つ奇し護言を古語に、……(中略)古語に、そそきと云ふ。

訳の「ことがないようになさって下さいと恐れながら申し上げます。」
の部分は上の2文では切れています。

こんな祝詞を中途半端に調べても役に立つことはないでしょう。
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