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No.3
- 回答日時:
サ変複合動詞の古語は他の語句に「す」(サ変)がつきます。
「接す」「関す」「感ず」「信ず」のように漢語にも「す」がつきます。しかし、ご覧のとおり、「感ず」「信ず」「減ず」のように、漢語に「ん」があると、「す」ではなく「ず」と濁りますが、「サ変」に入れます。(しかし、この濁ったものは現代語では、「感じる」「信じる」「減じる」のように「上一段活用」に変化します。ただ、「関す」は「関する」のまま濁らず、サ変複合動詞です。「我関せず」のような昔の言い方を取り込んで「関する」のままでサ変。古語でも「関ず」とならなかったからです。(現代では「関せず」「関する」「関して」以外の形はあまり使いません)
「出す(いだす)」は「自動詞」の「出(い)づ」に対する「他動詞」として発達したから、サ変では有りません。(現代語では「出る」と「出す」)
サ変か五段か分かりにくいのは、「愛する」(サ変)「愛す」(五段)
未然 愛せ(ない) 愛さ(ない)愛そ(う)
連用 愛し(ます) 愛し(ます)
終止 愛する。 愛す。
連体 愛する(時) 愛す(時)
仮定 愛すれ(ば) 愛せ(ば)
命令 愛せよ。 愛せ。
No.1
- 回答日時:
「す」(口語では「する」)はサ行変格活用ですが、
未然形 せ(し-ない)
連用形 し(し-ます)
終止形 す(する)
連体形 する(する-とき)
已然形 すれ(仮定形 すれ-ば)
命令形 せよ(しろ)と変化します。
一方、「いだす」(だす)はサ行四段活用で、
未然形 いださ(ださ-ない)
連用形 いだし(だし-ます)
終止形 いだす(だす)
連体形 いだす(だす-とき)
已然形 いだせ(だせ-ば)
命令形 いだせ(だせ)と変化します。
ところで、複合動詞とは、二つ以上の単語から成る複合語で、構成する単語の後部の単語が動詞であり、全体として動詞となるものです。
前の単語は、名詞(腰かける)・動詞(走り出す)・副詞(いらいらする)の例があります。
「す」だけが複合動詞を作るわけではありませんが、名詞と付いて複合動詞を構成するケースは多いと思います(奏す・恋す・念ず・信ず)。
複合動詞の見分け方は、二つ以上の単語に分けられるかで判断してはいかがかと思います。ただ、「信ず」は現代語では「信じる」という単語で複合語ではありませんので、難しいと思います。
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えっと、つまり元がサ行変格活用ではなく他動詞や自動詞が作れるものはサ行変格活用ではないという認識ですか、、?