
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
最初にお詫びします。
わたしの変な発言がもとで、回答の一部が削除されたので、改めて回答します。動詞に「使役」の意味と「受身」の意味が加えられたとき、このような問題が起きる可能性がありますね。
A.歩かせられる
「歩く」(動詞の未然形)+「せ」(使役の助動詞未然形)+「られる」(受身の助動詞終止形)
B.歩かされる
「歩かす」(使役の意味を持った動詞の未然形)+「れる」(受身の助動詞終止形)
語調的には、明らかにBだと思いますし、他にも「行かされる」「泳がされる」「走らされる」など類例は多いのです(使用例=朝3キロも走らされた)。これらは古語の「四段活用動詞・未然形」+「す」(使役の助動詞)から来たものが現代語の中で使役の意味を持った動詞となったと考えられます。
わたしはこれを「使役動詞」と名付けましたが、そのような名称を使っている例も見当りませんし、それに「未然形」の「歩かさ」以外には「歩かし(た)」「歩かす(時)」「歩かせ(ば)」「歩かせ」など、使われなくもないが、関西方面では比較的受け入れてはいる(それは関西語が昔の共通語であったから)ものの、現在の共通語(特に東京語)では「歩かせ(た)」「歩かせる」「歩かせる(時)」「歩かせれ(ば)」「歩かせよ」と言うのが明らかに主流で、未然形も「歩かそ(う)」でなく「歩かせ(よう)」が普通です。
したがって、この質問も文法上は「歩かせられる」が本来の言い方だと答えるべきでしょう。しかし、語感では「歩かされる」という変則的な言い方が普通と答えたいのです。
他にも「べき」などという古語の一部が、現代語の中に残っていて、実際に使われていますから、「歩かされる」も是とすべきではないでしょうか。
偶然か、承知の上でか、このような質問をなさったstorebrorさんにポイントを差し上げたいくらいです。
No.2
- 回答日時:
#1 さんに賛成です。
文法的には
「歩く+せる+られる」
「歩かす+れる」
と解釈するのが普通だと思いますが、活用させると……
「歩かせられる・歩かせます・歩かせる・歩かせれば・歩かせよ」
「歩かされる・歩かします・歩かす・歩かす時・歩かせば・歩かせ」
……となって、現代日本語としての一般性は前者の方が高いと言えます。
No.1
- 回答日時:
ともに「歩く+使役助動詞+受身助動詞」から成り立っていて,意味は同じです.
歩かせられるは「長形」,歩かされるは「短形」という形の違いがあります.
本来正しいのは「歩かせられる」です.
参考URL:http://homepage3.nifty.com/taketoki/asusieki.html
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