一回も披露したことのない豆知識

反応速度は濃度に関係します。
しかし、反応速度定数には濃度は関係しません(依存性がない)。
なぜ、関係がないのでしょうか?
できれば、詳しくお願いします。

A 回答 (3件)

n次反応を反応速度が反応の出発物質Aの濃度のn乗に


比例する反応とする。
この反応を記述する微分方程式は
-d[A]/dt = K[A]^n         (1)
となる。
ここでKは反応速度定数と呼ばれる定数である。

-d[A]/dtは物質Aの減少速度で、次元は[濃度]/[時間]である。

ここでKの次元を(1)式から考えると
([濃度]/[時間])/[濃度]^n → [濃度]^(1-n)/[時間]
となる。

反応の次数に応じたKの次元を見ると、
1次反応(n=1)では、Kの次元は[濃度]^0/[時間]→1/[時間]
となり、Kは[濃度]を含まない(に依らない)。
2次反応以上(n≧2)では、Kは[濃度]を含む(に依る)。

<反応速度は濃度に関係します。
しかし、反応速度定数には濃度は関係しません>は
間違いです。

(1) 式の左辺の次元と右辺の次元を合わせるために、反応速度
定数は[濃度]を含まない場合も含む場合もあるのです。

次数の異なる反応を一緒に議論すると混乱します。
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「定数」だからです。


変化したら「変数」です。

原因・要因となる変数(濃度、温度など)と結果(反応速度など)との関係が「比例」関係にあるとき、その「比例定数」を「○○」定数と呼びます。
「y = ax」の「a」が比例定数です。「x に比例して y が変化する」ときに「a は一定」の定数です。
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速度定数k の次元および単位は速度式に依存する。

n 次反応に対して速度定数の次元は、
[濃度]^1-n [時間]^-1
一次反応では濃度に依存しないが、二次反応以上は濃度に依存します。
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