ギリギリ行けるお一人様のライン

添削をお願いします

授業が終わってからの少しのまとめ

中古語のテンスの場合

[き•けり]は過去助動詞である(過去は時間上の概念)に対して、[つ•ぬ]は完了助動詞です。(完了は段階上の概念)

そして、[き•けり]はテンス体系に属します。[つ•ぬ]はテンスを表す形式ではないです。アスペクト体系に属します。

ここまでの部分はわかりますが、‎[つ•ぬ]は過去の出来事として表すこともあれば、未来の出来事として表すこともあるという部分にちょっと自分の理解に不自信です。

例を挙げると、
思ひのほかに、御髪おろし給うてけり。(過去の出来事)

とまれかうまれ、とく破りてむ(未来の出来事?)

よくも心得ぬことを、あしざまに難じつれば(未来の出来事?)

負けじ魂に怒りなば、せぬわざわざもしてむ。(未来の出来事?)

A 回答 (3件)

アスペクトというのは動作の開始、継続・進行、完了という相を表し、動作自体の時制とは相対的に独立なが概念です。



したがって、いわゆる過去完了、未来完了もあるということです。

英語の場合ですが、時制とアスペクトの認識過程の下記の図を参照下さい。

英語時称の言語過程
―レールカメラ図による図示の試み―
http://elib.bliss.chubu.ac.jp/webopac/bdyview.do …
    • good
    • 0

#1です。


一部修正です。
すみません。

×
おそらくですが、「つ」は意志や推量の助動詞と共に用いられた場合、結果的に未来を表わすことになる、という意味ではないかと思われます。


おそらくですが、「つ」は意志や推量の助動詞(「む」)や、順接仮定条件を表わす助動詞(「ば」)などと共に用いられた場合、結果的に未来を表わすことになる、という意味ではないかと思われます。
    • good
    • 0

1.


・思ひのほかに、御髪おろし給うてけり。
思いがけず(親王は)ご剃髪なさってしまった。

「けり」⇒過去の助動詞

2.
・とまれかうまれ、とく破りてむ。
とにもかくにも、〔これを〕早く破いてしまおう。

「て」⇒強調の助動詞「つ」未然形
「む」⇒意志の助動詞

3.
・よくも心得ぬことを、あしざまに難じつれば
よく心得ていないことをいかにも悪いことのように非難してしまうと、

「つれ」⇒完了の助動詞「つ」已然形

4.
・負けじ魂に怒りなば、せぬわざわざもしてむ。
負けん気になって怒ってしまったら、どんなことでもしでかしてしまうだろう

「て」⇒強調の助動詞「つ」未然形
「む」⇒推量の助動詞

>未来の出来事として表すこともある

おそらくですが、「つ」は意志や推量の助動詞と共に用いられた場合、結果的に未来を表わすことになる、という意味ではないかと思われます。
ご質問の意図と違っていたらすみません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報