プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

注文住宅でホームインスペクションを実施した方のお話を聞きたいです。

価格や業者選びのポイント等…
実施して良かった、別にいらなかった等の感想も大歓迎です。

宜しくお願いします!

A 回答 (2件)

私はあまり意味は無いかと。


失礼を承知でそれで気が済めば、気休めになるなら。
インスペクションの手続きは医療におけるセカンドオピニオン制度とはかなり違いますからね。
以外に、ワタシなりに意味が無いのでは?と思う理由を。

・まず、インスペクションを行うインスペクターなる資格は民間資格。
これを受験する資格は、年齢や経験、現在の所持資格を問わない。
誰でも受験できる。
もちろん試験の出題は各分野から出されるのでコンビニの入口でウンコ座りしている中卒の暴走族が合格するとは思えないが。
じゃ、なぜ国家資格としないのか?は後述。

・施工の途中を見ることができない。
つまり仕上げの表面からしかわからない。
インスペクションは目視により行うものです。
見た目でズレや段差、色違い、腐食、ガタツキ、傾き等があれば指摘するだろう。
だが施工で大切なのは仕上げだけじゃない。
(もちろん仕上げも大切ではあるが)

一例として、木造軸組であれば基礎と柱を直接緊結するホールダウン金物があります。
これは金物を固定するホールダウンアンカーを、あらかじめコンクリート基礎へ埋めておくわけ。
だがアンカーの施工不良で、田植え(あらかじめアンカーを固定せず、稲の苗のように生コンの打設後に柔らかいコンクリートへ刺していく)、位置ズレのためアンカーを根元からグンニャリと曲げる、アンカーボルトの飲み込み不足、などがある。
これは施工の途中でしかわからない。
例を挙げればキリが無いですよ。
納めのため筋交いに欠き込みを入れた、コンクリートの打設ミスで「じゃんか」か出来たので早々に仕上げモルタルで隠した、ツーバイフォー工法で釘の本数誤り、長さの間違い、そうは無いと思うけど、釘の打設のピッチも要確認事項です。

建築士でも無い人間がインスペクターと言う民間資格を持ち、施工の途中がわからなくて竣工直前、あるいは竣工時にうわべだけを見る、何がわかります?
この報告で何を信じます?

医療のセカンドオピニオンなら主治医がセカンドオピニオンを行う医師へ、検査の結果やそれまでのカルテを開示してできるだけ正確なオピニオンを出せるよう、双方で努力しますよね。
建築ではあり得ない。

設計者が作成した設計図書って設計業務を委託契約した施主へしか出さない。
内容によってはパテントに関わる。
あと、医療のカルテに該当するものは工事監理の図書(記録)だろう。
これも出さない、絶対に。

つまり、元請けはインスペクションを行うとしても、
「どうぞ、当日は鍵を開けておきますので終わったら連絡をください」
程度の対応しかしない。

建築基準法では元請け(施工者)のセルフチェックを禁止している。
だが設計者は設計業務を終えて成果品を渡した時点で仕事を終えている。
じゃ、工事を始めてから現場をチェックするのは誰か?
工事監理者と言う建築士の資格を持つ者です。
工事の請負契約をした時点で必ず工事監理契約も交わしているはず。
(監理者無しに工事を開始するのは違法)
もちろん設計者が工事監理者を兼任するのは構わない。
竣工時には工事監理報告書を添付しないと完了検査が受けられないし、工事監理契約では監理業務の完了で施主へも監理報告書を渡すだろう。

本来ならこの工事監理が機能していればインスペクション含む第三者の目視のチェックなんて不要なわけ。

最初に「後述」としたのは、すでに建築士による工事監理が現場において、各工程でリアルタイムに行われることを義務付けている。
その前提で法律かできているので、竣工時に目視の検査などを導入する意味が無い。

インスペクションを否定はしない。
この制度が機能するのは中古物件たろう。
素人では何もわからない。
だが建築設計事務所に依頼するのは何となく気が引ける。
値段も高そうだし、インスペクターに相談してみよう、と。
どのみち見た目、外見の目視のチェックなのは同じですから。
雨漏りの痕跡や床下の腐食などは見付けてくれますよ。
建築士の受験では出題されないことをインスペクター資格の試験では出題しますので。
でも、雨漏り、傾き、漏水、腐食、ひび割れ、地盤沈下、等は新築では馴染まない項目でしょ。

このような懸念が起こる原因は、ハウスメーカーだと自社施工自社設計でしょ。
設計、工事監理、施工が同じ組織。
ヘタしたら同期、先輩後輩、恋人同士もあり得る。
「あれ、ダメだからね」
と言えるのか?
これが設計事務所に設計と監理を委託していれば、事務所は施工業者と利害関係はありませんので、ダメなものはダメと言う。
(そうでないと監理報告書で自らの首を締めることになる)
「あれ、ダメだからね。
戻ると工期が間に合わない?
それ、俺に関係無くね?
あんたら施工側の責任やん。
急ぎ代案を持って来い。
それで設計担当に確認して、変更の是非を施主とも話し合うから。」
って事務所所属の建築士なら言うよ。

皆さんハウスメーカーは信頼できると思うよね。
だが設計、監理、施工が一つの組織であるリスクに気付かない。
ほとんどは監理を丸投げにしていると思う。
本来これは建築士法違反だが検挙、立件は難しい。
(施工業者が工事監理者のハンコを持っているときは笑った)
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第三者の目線で見て貰うのは良いことだと思います。



実施しないからと言って手を抜くことはありませんが、同じような作業の繰り返しで「慣れ」や「気の緩み」などはありますからね。
HMに実施することを伝えておけば、気も引き締まって普段は気にしないところにも目を配ったり、なあなあで終われせることも少なくなると思います。

ただ、それ以外に価値があるかと言えば…無いと思います。

プロの第三者にチェックして貰う必要性なんてあまりないですし、そもそも信頼できないようなHMに依頼することが間違っていると思います。
またプロの第三者であっても見落としはありますからね。

これが注文住宅(新築)ではなく、中古物件なら十分に価値はあると思います。購入するかどうかの判断基準にもなるし、購入するにしても修繕の必要性も判断出来るので有効だと思います。

あくまでも個人的な見解です。
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