プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

都市問題とテレワークを絡めた卒業論文を書きたいのですが、何か良い案があればアドバイスください。

A 回答 (4件)

テレワークは、ホワイトカラーの従来の働き方であるオフィスワークという形態を打破する新たな働き方と言えるでしょう。


それを人の生き方にうまく組み入れると、従来にはないライフスタイルが生まれることは今回のコロナ禍が示してくれていると思います。

これまでのオフィスワークという働き方の場合、人はオフィスのある所から物理的・地理的に近いところに暮さざるを得ませんでした。
それをテレワークと言う新形態で変えることが出来るわけですが、本当にそれだけで変わるでしょうか?

人が地方でも暮らせるようになるかもしれませんが、都会を好む人にとって郊外や地方はその人たちの希望をかなえるものでしょうか?

『これまでの人々が《都市》に求めていたものは何か』を明らかにし、そのうちの何かを地方に移さないと人々は地方には行きませんん。
それが成功しないとテレワークが生きないのです。

それが何かを考えることは、シャッター街と揶揄される地方の活性化にもつながると思います。

今の日本の『首都圏のような大都会』と『過疎化が進んだり、発展が遅々として進まない地方都市』の問題を『テレワークが出来る人が都会を離れてまで移住したくなる要素とは何か』の観点で考えてみるのはいかがでしょう。



私はプロファイルに記したような在米の隠居爺です。
日本の東北の山合の名も無い寂れた寒村の生まれ育ちです。
お決まりのように大学で首都圏に出て来て、社会人の初期の数年までそこで過ごしました。
その後、考えるところがあってアメリカに渡って来ました。

幸い、当地に来て直にいい仕事が出来る機会に恵まれ、そこそこの実績を出せたことが評価されて、その後の当地での生活を安定させることが出来て今に至ります。

私の仕事は専門の世界での設計や、シミュレーションなどを駆使したその解析などですから、正にテレワークで出来るものでした。
テレワークはコロナ禍の今でこそにわかに流行りましたが、私の場合はネットが普及し出した 20 年以上前から仕事に組み入れてきました。
ほとんどは自宅で仕事をし、必要に応じてオンライン会議をしたりします。
今ではテレビ通話が当たり前ですが、大昔は電話会議がせいぜいでしたが、それでも十分機能し、私が家を離れるのは、実物を見ながら話し合う必要がある時や、日頃付き合いの深くない仲間とコミュニケーションをとったり、新しい取引先とつなぎをとるぐらいでした。

そういう生活をしながら考えたのは、どこに住むのが良いんだろうと言う事でした。
なので、私はテレのいい点を使い、実際にいろいろなところに暮らしてみると言うことをしてみました。

日本に生まれ育った身でアメリカの暮らしに入ってみると、アメリカの暮らしはとても快適でした。
しかし、仕事で色々なところにある取引先に行く経験をするうち、同じアメリカの中でも地方色が結構あることに気づきました。
なので、アメリカのいろいろなところに暮らしてみました。

具体的に言えば、ニューヨークの大都会、全米一貧しいミシシッピの小さな町、バーモントの山の中、ユタの高地、大平原のカンザス、テキサスの砂漠、極寒のアラスカ、豪雪の五大湖岸、ハリケーンの通り道のルイジアナ、庭にワニの出るフロリダ、温暖なハワイ、若々しく活気のあるカリフォルニア、歴史が香るカロライナなどなど・・・

仕事で取引先に深く入り込んで3~4か月長逗留したようなところも入れれば、北米のほとんどの地域、日本、北欧、西欧、南欧、東南アジア、大洋州、中南米の各地にも暮らしました。

そんな経験を通し、カミさんと私は私たちが永遠の住処にしたいと考える町に求めることをあげつらい、それを満たすところをいくつか候補に挙げ、実際にそこに行き、しばらく暮してみるなどの評価をし、最終的に今暮す町にたどり着きました。
その町に越してきてからでさえ住んでみると色々わかるもので、その経験から、この町の中でも住み替えをしてきました。
今住むのはその3度目の住宅地であり家です。

ここは本当に満足しており、たぶんここで我々は生涯を閉じることになるでしょう。
また、子どもたちはここを自分の故郷として受け入れてくれています。

そんな町がどんな所かを少しだけ紹介しましょう。

ここを端的に言い表すなら、以下のような事でしょうか。

①いろいろな意味でのゆとりと落ち着きのある田舎の風情がある
②若々しく躍動感に満ち溢れた都会のいい雰囲気がある
③長期にわたって安定したインテリ度と成長性がある

ここはアメリカ東海岸で南北方向の真ん中あたり、日本の関東・東海地方とほぼ同じ緯度にある四季がはっきりあるところです。
町は、約 300 キロ四方の広大な森に覆われた低くなだらかな丘がちの平野の真ん中にあり、大都会からははるかに離れています。
どっちの方向にも隣町までは 50 キロ以上離れており、その間に人は住んでいませんから、文字通りに森の中にポツンとあります。
そう聞けば日本なら間違いなく過疎の町と言われるでしょうが、ここは違います。

ここは州立大の旗艦校を中心にした町で、その大学は学生数が約3万と言うマンモス大学です。
町は約 50 年前に、それまでは小さな大学だったこの大学を活性化させることで町興しをすることにし、『世界中から学生や研究者が来たくなる町にする』という遠大な目標に向かっていろいろな施策を打ってきたと言います。
そして今はその言葉通りに成長し、日本には知名度こそありませんが、権威あるイギリスの世界大学ランキングでは東大に比肩するレベルになり、現役のノーベル賞学者も居るほどです。
その町の人口は6万弱ですから、町がいかに若々しく活気があるか、想像に難くないと思います。

町は田舎であることを生かして『来たくなる』『住みたくなる』『離れたくなくなる』余裕のある都市計画を立てて町を作ってきました。
その一例が商業地とエンタメやスポーツなどのレクリエーション施設です。
ただ箱モノを作るだけでなく、実際にそこに有力なものを引き込んできています。
商業地で言えば大都会の有名ブランド店などを展開させたり、レクリアーエーションでは大リーグやプロチームのゲームの定期戦を誘致したり、芸術学部の劇場にブロードウェイの定期地方公演を誘致するなどしています。
町には強力なパークアンドライド制を敷き、市内を縦横・頻繁に走るバスを市が早朝から深夜まで無料で運行することで市内に一般車の渋滞を無くす施策も打っています。
都市計画も万全で、キャンパス、住宅地、商業地などは完全に分離されて余裕をもって整備され、たとえば住宅地で言えば、平均的なアメリカの静かで広々した住宅地が提供された居ます。
また、これは賛否両論ありますが、固定資産税などの税率を上げることでスラム化のもとになる人々の侵入を防ぎ、高いインテリ度の人を住まわせることで治安と風紀がアメリカとは思えないほどのレベルで実現できています。
町の外縁には、大学の研究成果や卒業生の獲得をもくろむ世界的な企業の研究機関が進出してきているほか、大学出身者の企業を支援するインキュベータも完備され、その外側には北米主要都市の他、欧州主要都市にまで毎日定期便を飛ばすほどの大規模な空港も設けました。

都市問題への対応とは、日本のB級グルメを起爆剤になどと言うレベルではなく、このレベルまで徹底してやるべきものでしょう。
このレベルで展開するには、時間がかかりますから、計画はそれなりに長期にわたる検討に検討をしつくしたものにする必要があるでしょう。
それが出来ないのが今の日本の都市問題ではないかと私は思います。

この町は本当に快適です。
リタイアした私にとっては日々散歩が日課ですが、バスがタダで頻繁に来るので、町の中のいろいろなところに簡単に行けます。
散歩の途中で気が向いてダウンタウンでお茶や食事をしたり、週末の夕方は気心の知れた仲間とバーでのハッピーアワーを楽しむなんて言うのも簡単です。

子どもたちもここで育ち、ここの大学を出て、今はそこの研究者をしています。
近所付き合いには世界中から来ている人がおり、子どもたちはその中で育ったので、日本語・英語の他、スペイン語、フランス語、中国語もほぼネイティブです。
研究仲間との付き合いや学会活動で北米内や欧州各地を飛び回るにも困ることはないようにしてやることが出来ました。

こんな感じで、したい暮らしのスタイルをイメージし、それに対する障壁は何かを考えてみるのもいいかもしれませんね。

年寄りの言いたい放題、お耳汚し(お目汚し)で失礼しました。
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おはようございます。



No.2さんと同意見になるかもしれませんが、この前テレビで「障がい
者など事情がある人が、ロボットの操作や会話を外部から行い、軽食
屋のウェイターを行う」なんて番組をやっていました。

新コロナの対策で「企業側からは仕方がなく運用されてきた」、新コロ
ナが落ち着いたら衰退しかねないテレマワークを一歩進ませる、仕事と
人をネットワークで結びつける面白いアイデアだなぁ、と思いました。

ぶっちゃけた話、ネットゲームが出来るくらいの力量とネット環境を
もつ、暇な人は沢山いるでしょう。。
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過疎の地方自治体で都会からの移住支援をやっていると聞くので、その調査をしてみたらどうでしょう。

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書きたいなら、


案はあるでしょッ!
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