エジプトの砂はどこから来ましたか？黒い色の土とは明らかに違いますよね？

エジプトの砂はどこから来ましたか？黒い色の土とは明らかに違いますよね？

No.3 ベストアンサー 回答者： yhr2 回答日時： 2022/10/14 13:04

サハラ砂漠～エジプト～アラビア半島～イラン・イラク～アフガニスタンあたりは、地球規模の大気循環の中で「中緯度高圧帯」と呼ばれ、赤道付近で太陽光によって温められて上昇した大気が下降してくる地域です。

下降気流は「高気圧」を形成して「好天、少雨」になりますから、砂漠ができやすいです。
同じ緯度には、アメリカにはネヴァダ砂漠、南半球ではオーストラリアのヴィクトリア砂漠などがあります。
↓
地球の大気循環
https://blog.goo.ne.jp/morinoizumi33/e/714342dec …
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%B0%97 …

これらの砂漠は、乾燥気候で地表に植物が生えず、岩石が太陽熱で膨張・収縮することで砂になります。
「土」とは基本的に「植物が枯れて腐食してできたもの」ですから、他の土地からばれてこなければ砂漠には土はありません。
エジプトのナイル川流域の農耕地帯は、ナイル川が上流から運び、定期的に氾濫することでできた土壌です。（川の氾濫を予測するために、暦やそのもとになる天文学が発達した）

No.5 回答者： GOMΛFU 回答日時： 2022/10/15 00:23

ナイル川の上流

No.4 回答者： yos1912 回答日時： 2022/10/14 21:17

風化作用に２種類あるのを覚えていますか。

物理的風化作用と化学的風化作用です。物理的風化作用は雨が少ないところで顕著に起こります。特に砂漠地帯では空気が乾燥しているので１日の温度差が大きくなります。そうなるとどういうことなるかわかりますね。岩石が粉々に粉砕されていきます。このようにしてできたのが砂です。
　逆に雨が多くなれば、化学的風化作用が起こります。一番代表的な者は、長石が雨水などによってカオリンという鉱物に変化します。カオリンは陶器を作る粘土の主成分です。このように化学的風化作用によってできるものは基本的には粘土ができます。これに変質しなかった石英粒子などの破片とあわさって泥が作られます。この泥と植物などのかけらがミミズなどの生物によってかき混ぜられてできたのが土(土壌)です。

　土の色ですが基本的には茶色い色をしているのが普通です。ところが国内では関東地方や九州、東北地方では、黒い土が見られることがあります。ちょっとさらさらしている感じがします。このような土はクロボク(黒ボク)と呼ばれていて、火山噴火で飛ばされてきた火山灰と植物片とが反応することによって作られたものとされています。また、北海道では有機物が寒くて分解されにくいので泥炭と呼ばれる黒っぽい土のようなものができます。

No.2 回答者： taunamlz 回答日時： 2022/10/14 11:50

エジプトと言うか、サハラ砂漠の砂は岩が風化することによりできた砂です。

https://www.yumeginga.jp/720_directors_room/mono …

そのため、どこから来たか？という疑問に対しては、そこら中にある岩の破片が積もり積もったということになるでしょうか。


土と言うのは、砂と有機物が混ざったもののことです。
有機物と言うのは植物が枯れたもののことです。
そして、有機物はいずれ微生物に分解されてしまいます。
そのため、土があり続けるには植物がある必要があります。

サハラ砂漠は非常に乾燥しており、ほとんど雨が振りません。
雨がふらないということは植物が育たないということです。
植物が育たないのですから、土の元が供給されません。
そして、有機物は微生物に分解されるので、どんどん減っていきます。
そうすると、土の状態を維持することができず、砂になっていきます。
そして、一度砂になると保水力がなくなってしまうため、更に植物が育ちにくくなるという循環で砂漠化が進みます。


そんなサハラ砂漠でも、ナイル川が有機物を運んできてくれます。
そのため、ナイル川の周辺にだけは土が存在します。
その土のお陰でエジプト文明が誕生しました。

No.1 回答者： kantansi 回答日時： 2022/10/14 11:03

エジプトの砂漠の砂は、豊かな森林資源が枯渇して、大地が乾燥してできたものです。

　

かつてエジプトの地には世界でも有数な農業国家が栄えていました。

それを破壊したのは、古代エジプトのピラミッド建設だと言われています。

ピラミッドの建設には、とにかく膨大な木材が必要となります。

石を切り出すために、まず岩の上で木を燃やして岩を熱し、そこに水をかけて急速に冷やします。ヒビを入れるためです。

さらに岩の運搬にも、木材をテコにして使ったり、岩の下に敷いて転がしたと言われます。

その結果、豊かな森林資源も枯渇してしまい、雨が降っても地中に水分をためこむことができなったため、急速に大地は乾燥していったのです。　その結果、広大な砂漠になりました。